1名様、ご案内です。
――
「ねえ、お兄ちゃん」
弟の叶大は、病で弱った声を俺にかけた。
その弟の結末を聞かされていた俺は、その声に涙ぐみそうになるが、それを抑えて応じる。
「なんだ、かなた」
「一つ、お願いごとをしてもいい?」
その瞬間、心が張り裂けそうであった。
家がそこまで裕福でないのに、高い入院費を払わせていることに罪悪感を覚えたのか、願いごとなんてしてこなかった叶大が、初めて俺にしてきたのだ。
それは、叶大自身が、自分のことをよく分かっているからこそのものなのだろうか、と考えてしまう。
もう、抑えられそうになかった。
「うん、いいよ」
「このおもちゃが、ほしいな」
叶大が指をさした先には、テレビがあった。
今やってる、仮面ライダーの変身ベルトのコマーシャルが流れている。
仮面ライダー自身、最後に見たのはいつだったかな、と思い返そうとするが、ふっと気付き、叶大の方を向く。
「だめ、かな」
元気を失ったように俯く叶大を見て、俺は首を振る。
「だめなもんか。兄ちゃんが、必ず買ってきてやるからな。だからな……」
パァ、と顔を明るくして、「ほんと?」と喜びに満ちた声を出す叶大を見て、俺は涙を拭くこともしないで、叶大の目を強く見つめた。
「これを手にするまで、元気でいるって、兄ちゃんに約束してくれないか?」
叶大は、日常的に俺の前で振る舞う、どこで覚えたかも知らない大人の仕草を捨て、年相応の子供らしい元気を見せて、頭を縦に振った。
「うん、約束っ!」
小指を交わした。
――
[限定販売!数量限定!アキバのプラモショップ『テバ』にて!]
こう、デカデカと流れた広告に、多数のコメントが付いた。
[これは何個ありますか?]
[一人何個までですか?]
[団体でもいいんですか?]
そのコメントに一つ一つ、丁寧に返信を送る。
[30個です!]
[1人につき、3個までです!]
[団体様の場合であっても、一人一人に販売を行います!]
返信を見て、そのコメント欄は賑わっていた。
[これって、あの時にめっちゃ売れたやつの再販じゃね?]
[じゃあ、大量に仕入れれば、また高く売れるじゃん!]
[他の奴らが情報を握らないように、今のうちに通報して、この広告消すぞ!]
広告は、30分も経たないうちに消された。
この一部始終を見終わると、スマホを暗くする。
部屋には、戦隊モノのおもちゃから、ロボットのプラモデルまでが大量に積まれている。
この全てが、俺の大事な商材だ。
「さあ、他の転売ヤーに先越されないように、早く寝なきゃな。明日も忙しくなるぞー!」
俺は、張り切ったまま寝た。
――
起きたのは、四時だ。
すぐに出掛ける準備をすると、家族に気付かれないように出て行こうとする。
だが、玄関に立った時に、気付かれてしまった。
「どこに行く、天羽」
父親だ。
厳格極まりなく、頑固者で、いつも俺を見ては見下すような表情をする父親。
俺は、一瞬は怖気付くが、気合を入れてそれを押し退ける。
「うるせえっ! 俺は、あんたより稼ぐんだ! 邪魔すんなっ」
飛ぶように出て行く俺を止めることなく、最後に見えた父親は仁王立ちをしていた。
始発の電車に乗り、目指すは秋葉原。
そう、俺は上司に頭をヘコヘコしなくたって稼げるんだ。これが新しいビジネスの形なんだ。水がない地域に水を売りに行くことは善行だ。ただ、こっちもボランティアでは続かないから、手間賃を少しばかり上乗せして売ってるんだ。
なにが悪い!
これが資本主義だ!
ネットで転売禁止を謳う馬鹿は、みんな共産主義者なんだ!
俺は、あの父親を見る度に、そういう怒りが沸き上がる。
俺の前では厳しそうに振る舞うが、どうせ会社ではそんな威厳も捨てて、上司に頭を下げて、なんなら土下座までしてるんだ。
そんな情けない父親に、毎日のように就活のことで怒られているのが馬鹿馬鹿しくなる!
「俺は、サラリーマンより稼げるんだ!」
電車内で、小さく呟いた。
――
「テバ、テバ……ここか?」
俺は、昨日の広告に貼られていた地図をもとに、店まで辿り着いた。
既に、店先には5人も並んでいた
だが、1人3個で30個なのだから、余裕で買える。
俺は、喜びながら列に並んだ。
朝の6時。
夏が近くなってきたか、もう外は明るくなっている。だが、そこまで暑さを感じない。
開店まであと4時間。
俺は、携帯ゲーム機で暇を潰していた。
思えばこれも、1つは自分用、3つは販売用で買ったものだった。
買った時は、一つで3万2千くらいだったが、4万にして売ったら全部売れたから、利益はガッポガッポだったことを思い出す。
そして、あの時から「手間賃」という便利な言葉を使い始めたな、と。
[朝早く起き、電車で1時間かけてヨドバシカメ
ラへ
行ってきました。
すぐに買える訳も無く並んで整理券
を貰い
駅を眺めたしながら
時間を潰して、やっと入場して
手に持ちレジへそこそこ並びました…
思いの外重くて手が疲れました…
駐輪場も安い時間超えてしまい
駐輪場代も掛かりました…
帰って来てもう疲れました…
出品価格高いですがお疲れ様代、駐輪場代
ご飯代位下さい…
コレから梱包もしてヤマト営業所に
待ち込みます。
梱包材もタダではありません。
ヤマト営業所行くのにも手間が
掛かります…意外にも手間掛かるんですよ…]
という文章の後に
[出品価格50000円
商品価格32000円
メルカリ手数料3300円
送料1100円
合計36400円]
とやったのが効いたのか、この値段でも完売した。
この「相手の情につけ込んで売る方法」というのをした時に、「これこそが商売だ」と強い感動や達成感を覚えた。
そんな思い返しをしていると、既に二時間が経っていた。
そんな時に、後ろから丸っと太って、顔から汗を流している、いかにもオタクっぽい男の人が現れた。
「皆さん、こんな朝早くから並んでおられたのですか!?」
驚いた様子で話しかける……というよりは、呼び掛ける様子は、まるで店員のようであった。
その人に対し、列にいた人みんなが首を振った。
その様子に、店員らしき人は笑顔を見せる。
「嬉しいですね、もう暑くなってくるのに……」
それを見て、列からも笑い声が漏れる。
そうだ、俺たちは店員さんすらも喜ばせている。
普通にプラモを買う人というのは、プラモが残ってる前提なのだから、朝早くからなんて並ばない。
熱意がない。努力もないのだ。
それに比べて俺は、いや、俺達は、努力をしているんだ。だから手に入れられる。
努力不足が嘆くなんて、引きこもりが社会人を貶すのと同じくらいに惨めなんだ!
そうやって、心を沸き立たせると、店員さんは店のシャッターを開けた。
「今日はこれから暑くなるらしいので、もう販売しちゃいましょうかね」
笑う店員さんに、こっちも「そっちの方が嬉しいです」なんて声が聞こえてくる。
このコミニュケーションというのがあるからこそ、店員さんも喜ぶんだ。
それからしばらくすると、店員さんが店の準備を終わらせたのか、外に出てきた。
「では、そうですね……1回につき、5名様までを店内にご案内しますね。それ以降のお客様は、すみませんがお外でお待ちください」
8時になった頃に、俺の前にいた5人が中に連れて行かれた。
嬉しそうに中に入っていく人を見て、俺はワクワクとしながら、その5人が出てくるのを待っていた。
童心に戻った気分とは正しくこのことだ。
それから10分ほど、浮いた気持ちで熱くなっていくアスファルトに座っていると、順番が回ってきた。
「お一人様、どうぞお入りください」
俺は、そのワクワク感を胸に、なんの疑いも持たないで入っていった。
店内には、何もなかった。
「すいません、商品は」
俺が聞いた時に、その店員は、笑顔で─
俺を突き飛ばした。
――
「いった……何すんだよっ!」
俺は、後ろから近寄ってくる店員に怒声を飛ばすと、店員はそれをものともせずに、ニッコリとしていた。
「いえいえ。地下室に商品があるので、早く見ていただこうと」
「地下室?」
「目の前をご覧ください」
店員に言われるがままに目の前を見ると、そこには、辺りに散らばった血や目玉、内蔵の一部らしきものすらあった。
よく見ると、前に並んでいた人らしきものもある。
「ひっ」
俺が引き下がろうとすると、奥からは騒ぎ声や、泣き声が聞こえてくる。
「ほら、お仲間さんも商品を手に入れられたようで、とても喜んでいますよ。一緒に喜びに行ったらどうでしょうか?」
店員は言うが、そんな声じゃない。もっと恐ろしい、そう、まるで拷問でも受けているかのような声だ。
「な、なんだよこれ、なんだよ」
いつの間にか、俺の耳元から顔を覗かせていた店員。
「私刑場、ですよ」
そう囁かれると、まるで背筋を刃物で撫でられたような、痛く怖い思いが生まれた。
「し、死刑!?」
「いえ、私の刑です」
「そ、そんなことが許されるわけ」
そう、言い返そうとした時に、声が一つ途絶えた。
先程から耳元にまで響く、情けない泣き声だ。
「ま、まさかっ」
「あれま、これから高く売ろうとしてたおもちゃが壊れちゃいましたね。まあ、いいか。脳に欠陥がある馬鹿なんて、誰も欲しがらないし」
横に立つ店員は、呆れたように声を出した。
この全てが怖くて、本能で逃げようとした時に、店員に足を掴まれ、俺は階段に顔を思い切りぶつけた。
「いっ」
「どこにも行かせないよ。ここで罪を晴らさなきゃ」
店員は、その掴んだ足を犬のリード代わりにして、引っ張りながら奥へと進んで行った。
顔が固い地面に当たり続け、既に血が出てるんじゃないかと思うくらいに痛かった。
「いいの持ってきたよ。まだ若い」
「俺たちとあんまり年齢差ないんじゃないか?」
「だからなに? 青年法で守られない範囲だから、もう大人だよ、こいつも」
そんな会話が聞こえてきた。
明らかに、今までの店員とは違う声に驚きたいが、そんな隙すらも与えてくれない。
「さて、まずは何をされるのかを、ちゃんと見なきゃ、ねっ!」
あの店員に、無理に体を捻らせられ、顔を上げさせられる。
俺の視線の先では、前から3番目辺りにいた、もう40超えてそうなくらいに老けてた人がいた。その口を、全身を黒で統一し、顔にレンジャー物の仮面を着けた奴が強引に開け、その中に同じ服装で、ロボット物の仮面を着けた奴が、歯医者で見るような歯を抜く器具を入れていた。
「転売を肯定するその汚い口を、洗って差し上げます、ねっ」
その台詞とともに、思い切り歯が引き抜かれた。
その歯は、俺の目の前に飛んできた。
まだ唾液のついた、臭い歯だ。
だが、そんなことよりも、目の前で口から血を出し、泣いている男の方に注目してしまう。
「こんなの、倫理的におかしい。間違ってるっ!」
俺は、思い浮かんだ唯一の言葉でそう放った。
それに対し、店員が俺の顔を覗いて、笑った。
「その通りだ。倫理的に間違ってる」
明らかに声を低くしていた。先程と全然違う。
「でも、先に倫理を反したのはそちらだろう? 転売ヤーさん」
言い返せなかった。
転売反対派に対し、毎日のように「じゃあ、転売が駄目な理由を言ってくださいよ。あ、倫理とかそういう、曖昧なのはナシでw」と言っては、言い返せない反対派を仲間内で笑い合っていたからだ。
「商品というのは、欲しい人に渡るべきだ、という理論を『倫理とかいいから』と嗤ってきたのは、誰だ?」
「そ、それとこれとは別だ! 転売で人は死なないけど、これは人を」
「死ねることは、幸せだよ」
店員は、より一層声を低くする。
「お前たちは、ただ商品を買い占めるだけだと思っているだろうけど、それを手に入れることを夢見て毎日を働いていたり、必死に生きている人だっているんだ。そういう人達が、お前たちのせいで欲しい物が買えなかった時に残る絶望というのは、一瞬で無に還れる死よりも長く、苦しいんだよ」
その、説教くさい言葉に反吐が出る思いで、俺は言い返す。
「そんなの、努力不足だ! 買えないのは全て、努力が足りないんだ! 朝から並べば買えるだろ、予約すれば買えるだろ! それすら怠っておいて、なにが苦しいだ!」
「努力、ねえ」
店員は、少し考えるように天井を見て、またニカッとした顔で俺を見る。
「並んでいる時しか努力しないお前たちと違って、こういう娯楽品を楽しむ人達は、日常のように努力をしているんだ。そして、その努力の息抜きをするために、娯楽品を買う。娯楽品というのは、本来なら努力しなくても手に入るものだ。だが、その努力を、お前たちという馬鹿が強いるようになった」
語る声は怒りに満ちているが、顔はまだ笑っている。
この奇妙さに、声が出なくなると、店員は急に立ち上がった。と、その瞬間に、俺の顔を思い切り蹴飛ばした。
「なにが努力だ! お前たちが勝手にやらせてるくせにっ! なにが、なにが努力だっ!」
力強く顔を蹴られる。
サッカーボールを抑えるように耳を踏まれたり、たまには首を強く踏まれた。
それが止み、俺は吐き気を催しながら咳をすると、店員は強く髪を掴み、俺の顔を上げさせた。
笑っている。
「じゃあ、あなたはこれから、痛くならないように努力してくださいね」
笑顔の店員はそのまま髪を引っ張って、俺の体を起こそうとする。
その痛さに抗うように立ち上がると、目の前には俺の前に並んでいた人の、首なしの体だけが、椅子に座っていた。
「1名様、ご案内です」
――
あれから、どれくらいが経っただろうか。
すり鉢によるキンタマ潰し、切れ味の悪い鋸によるチンコ切断、爪と指の間に竹串を刺され、果てには爪を剥がされる。そして、剥がされた指からナイフで切られた。もちろん、切れ味が悪い。
全ての痛みに、完全に虚無になっていた。
まだ痛みが残るが、もうなにも感じられない。
「リーダー、こいつ壊れましたよ」
キンタマを潰したであろう、ロボットのお面の奴が伝える。恐らく、それに答えているのは、あの店員なのだろう。
「じゃあ、床に置いといて。俺がやるから」
「あいあーい」
「じゃあ、そこにいるのを処分しといて」
「あーい」
俺は、椅子から下ろされ、地面に伏せることとなった。
「さて、遺言を聞こうか」
店員は、また髪を掴んで俺の顔を上げる。
「おれが、なにをしたって、いうんだ」
最後に出た言葉は、これだった。
もう分かっていたが、ここまでされるものではないと、そう考えていた。
店員は笑って言った。
「なにって、そりゃあ……」
先程から、地面と当たって金属の音を鳴らしている鉄パイプが見えていた。
店員は、髪を離す。重力に従って俺の頭が地に落ちるのと同時に、片手でパイプを持ち上げた。
まるで、勇者が剣を引き抜いたかのように。
「転売でしょ」
そのパイプは、俺の頭に
――
「これで全部か?」
「ああ、今日はこれで終わりだ」
辺りに広がる多くの死体を眺めながら、俺はマスクを剥ぐ。太った男の顔を模したマスクは、変装のためとはいえ蒸し暑くて嫌になる。
剥いだマスクを目の前の、受刑者が座る椅子で、背もたれまで使って寛ごうとしているのは、友人の前に投げた。
「今更だが、なんと惨いことか」
「重く考えるな。蟻を潰しているとでも思っておけ」
臓物や血に塗れた状態というのは、例え部屋が暗かろうが薄らと見えるだろうし、想像できてしまうのだろう。
それは、俺も同じだった。
「なあ、リーダー」
唐突に飛ばされた疑問符に、俺は、ん、と返した。
「これは、叶大が望んだことなのか?」
それには、簡単に答えられた。
「いいや。叶大は望まないよ、こんなこと」
それに対し、言い返そうとする友人を、俺の声で制止する。
「だけど、俺は叶大の最期を見て決意したんだ」
「なにを」
「世の中の子ども達が、自分の欲しいものを、欲しい時に買える世界を作る、って」
その、俺の決意に友人は黙ったまま、俯いていた。
「叶大は、人の幸せが好きだった。よく来てくれていた看護師さんにいいことがあった時には、喜んだ顔でご飯を頬張っていた」
叶大の優しさに溢れた顔を思い出しながら、話していた。
「だから、人の幸せを壊し、反省もせずに言い訳をし続けるこいつらが許せない」
目の前で寝ている、腹に穴の空いた死体をパイプで潰そうと、力を入れる。
「そして、その言い訳に力を与える馬鹿どもも」
ポケットに入れているライターを手で握る。
友人には、俺がなにを握っているのか、もう分かっているのだろう。
「家を燃やし、何人も殺して……こんなことばかりしていれば、いつかはバチが当たるよ」
「覚悟の上さ」
俯きながら言う友人に対し、俺は空を向いていた。
「だから、バチが当たる限界までこれを繰り返す。法律も、政府も動けないんだから、私刑を以て減らすしかないんだよ」
「……嫌いじゃないよ、お前のこと」
「だから、こうやって動いてくれるのかい?」
俺と友人は、二人で笑っていた。
どちらも、上を向いている。
――
[変身ベルト 20000円]
[変身ベルト 16000円]
[変身ベルト 10000円]
俺は、絶対に買ってやると叶大に約束した変身ベルトを買うために並んでいたが、結局は買えずに、最後の望みを賭けてフリマショップを覗いた。
本来の販売価格が約4000円に対し、何万と要求してくるこいつらを許せなかった。が、もうこれにでも縋り付く思いで買おうとした。
「大丈夫、届くまでの3日くらいなら、叶大だって……」
俺は、楽観的だった。
購入ボタンを押そうとした時に、電話が掛かってきた。
病院からだった。
「たった今、叶大くんが」
――
閃ハサを見たのに、ペーネロペーを買えない時点で怒りが溜まっていましたが、それを増幅させるかのように擁護する馬鹿どもや、自由経済や資本主義を盾に逃げ続けるゴミクズ共を見て、怒りが抑えきれなくなって書きました。
表では「暴力はいけない」と言い続けますが、創作の世界はなんでもありなので、暴力をし続けます。
もう疲れたので1話で終わらせたいですが、もし人気が出たのなら、1ヶ月後くらいに続きを出すと思います、多分。
「作者の妄想痛すぎ草」でもなんでもいいので感想ください、僕が喜びますので。
最後に一言だけ言わせてください。
ホビージャパンの馬鹿様と、池田〇夫様。
よろしければ、家を焼かせてはいただけないでしょうか?
ご連絡、いつでも待っております。