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24話 模擬戦の結果

聖女の攻撃は基本光剣ですが、光剣で切れば絶命してしまいますので今回が別の魔法で。

はい、今度も物理攻撃です。

「どうしました、これで終わりですか、情けないですね」


俺のバフ、レンゲのデバフ、リナのバフとデバフをフルに使用した。

使用後、勇者様御一行の様子がおかしかったが気にしない。

ステータスがC~Dランク冒険者程度に落ちてるとか知らないしね。

代わりにマロンのステータスは500倍。

うん、相手になるわけないよね。


マロンは勇者様御一行全員に『聖女の加護』をかけていた。

マロンのスキルで、一度だけどんな攻撃もHP1で耐える事が出来るらしい。

その状態で、マロンは全員に全力で腹パンをして回った。

HPは1残っているが、勇者以外は全員気絶している。

勇者はなんとか意識はあるみたいだね、意外とタフなんだな。


「これで分かりましらか?貴方たちは私たちより圧倒的に弱いのですよ。補助メインの聖女にワンパンされるほどにね」


「うぅっ、マロン貴様、何をやったんだ!いくらお前が特別職と言っても、俺たち戦闘職に勝てるはずなんてないだろ!」


「何と言われても、彼らの補助を受けて、私が聖魔法の『聖拳』で殴りつけただけですよ。少しだけ早く動きましたけど」


「バカな事を言うな!!聖女ごときに俺たちが負けるはずがない!!」


「いやいや、実際負けてるでしょ?バカなの?なんなら、後ろにいるリナちゃんでも貴方達なんて倒せちゃいますよ」


「ふざけるな!!あんな子供に負ける訳ないだろ!!」


「まあ、一回試してみたら良いんじゃないですか?ほら『聖女の息吹』」


マロンが回復魔法『聖女の息吹』を発動した。

その息吹を受けた勇者パーティーはHPやMP、外傷など全てを回復させていた。

元々のコンディションより、さらに良い状態になっている。


「リナちゃん、何か不満みたいなので、今度はリナちゃんが相手してやって下さい。あっ勇者パーティーの皆さん『聖女の加護』。はい、これで死にはしないので、どうぞリナちゃんに弄ばれて下さい」


「えー僕がやるのー?めんどくさいなー。とりあえず、どうやって弄べばいい?」


「そうですねー、とりあえず勇者に関しては立ち直れないぐらい辱めを与えても良いですよ」


「ふざけるんじゃねー!!俺がこんなガキに良いようにやられる訳がないだろ!!」


そう言うと、勇者は聖剣『エクスカリバー』を手に持ち、真直ぐにリナに対し剣を振り下ろす。

しかし、リナはその剣を簡単にかわし、勇者の懐に潜り込んだ。


「ふーん、じゃあちょっとお姉様が悪戯してあげるね」


リナが目にも止まらない速度で勇者のズボンをずり下げる。

ついでにパンツもずり下げ脱がせ、右手にズボン、左手にパンツをもって振り回している。

というか、その見た目でお姉様はないからねリナ。

絵面的には下半身丸出しの青年(勇者)とそのズボンとパンツを振り回す少女(実年齢25歳)って。


「貴様、返せ!!」


「返してほしかったら取り返してみたら?鈍間なお兄さん」


下半身丸出しで少女の方に全力で走り出す勇者。

うん、どう見ても犯罪者。アウトじゃない、この絵面は。


「五月蠅い、このクソガキが!!」


「さてと、もっと弄り倒してもいいけど、倫理的な危ないからそろそろ終わらせるね。じゃーね、お兄さん」


そう言って、リナは手に持っていたズボンとパンツを捨てて、勇者に腹パンをしようとする。

あっ、リナの伸長が低すぎて真直ぐ突き出した拳が、股間に一直線に突き刺さった。


「あっ、ごめんね、お兄さん」


その一撃で勇者のHPは1となり、生尻を突き出すような形に崩れ落ち、そのまま気絶してしまった。


「さてと、そっちにいる五人も僕とやる?僕はマロンみたいに優しくないし、人をいたぶったり弄ったりが大好きだから、このお兄さんみたいになっちゃうかもしれないけどね」


「「「「「お断りします、負けました」」」」」


大賢者:ゾラ

究極魔導士:ミラ

拳聖:ゴルゴン

竜騎士:ギル

剣王:メルス


唯一の女性であるミラは顔を真っ青にして首を横に振っている。

その他の四人の男性達は、全員が股間を抑えながら首を横に振っている。


うん、男ならわかる。HPが1になるほどの威力でそこを殴られるなんて…

お股がヒュンってなるね、怖い怖い。

読んで頂きありがとうございます。

拙い文章ですが見て頂ける事に感謝です。

もし、少しでも楽しいと思っていただけましたら、ブクマ・評価をお願いします。

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