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熱暴走

作者: 黒宮杳騏

眠れない夜は

長く伸びたコードが首に絡まるようで

君を探すみたいに腕を伸ばす

きっと隣に居てくれたなら

ぎこちない呼吸も少しは大人しくなるよ


酸素が足りないなんて錯覚は

君がいないから生まれた孤独なのに

欠けた部屋を満たす温度は

有り余る程に高過ぎて

まるで太陽を忘れられない依存性

意識も凍る熱暴走が始まるよ


本当に触れているような妄想が

あまりにも優しくて

その体温に恐怖する

脳内で笑う君は完璧に脚色されているから


今すぐにでも声を聞かせて

本物の君で全部塗り潰して欲しい


覚えてしまった数字達が無意識に

螺旋を描こうとして握り締める

深呼吸すら震えてるのは

多分嬉しくて虚しいから


それでも君と繋がりたくて

衝動のままに指先は一瞬の夢へ落ちる


もどかしくて遠い電波じゃ

会いに行けないと知っているのに

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― 新着の感想 ―
[良い点] 大人びたあなたに綺麗と言いたい。 [一言] 詩の世界観が好きです。タイトルに惹かれてやって来ました。
2020/08/12 00:21 退会済み
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