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エロースのいる日常は、赤に溢れてます

 エロースが来てからそろそろ1週間。彼女は、あっという間に溶け込んだ。


 しかも、イナホも含めた年少組の教師ポジションまで獲得した。


 彼女は、女子力高めで料理に裁縫、その上、農業すらもこなしてしまう。


 また、知識はルイさん並みに豊富なのだが、美少女が大好き過ぎて残念になる。本人が美少女なだけに余計そう思う。


 俺は、彼女の知識を活かせないかと考えた時、フッと言ってしまった。


「エロース!君の知識は立派だ!その知識で、淑女 (イナホたち)を育ててみないか!」


「全力でヤラせて頂きます!」


 以後、彼女たちの教育係になった。


 一般知識や魔法学だけでなく、保健体育……夜の知識も教えている様だ。


「何処でそんなの覚えてきたの?」


「エロース先生に教えて貰いました」


 イナホがそう言っていた。エロース、グッジョブ!!


 そして、空いた時間は、服を作っているみたいだ。


「私も彼女に教わりましたから」


 意外な事に、マリーに服作りを教えたのはエロースだった。


 彼女は、色々作っている。


 でも、夜の服や下着が多いのは気のせいかな?


 しかも、自分のサイズじゃないよね?


「女の子を着せ替えて遊ぶのよ!」


 だと言ったので、アイリスを呼ぶ。


「良い、凄く良い!考えた人は天才ね!!」


 童貞を殺す服シリーズをアイリスが再現して見せたら感動していた。


「清楚でありフェミニンでありながらも、セクシーを兼ね備えている!」


「やはり、分かるか!良いよな!!」


 エロースと熱弁してしまった。彼女の趣向は、俺に近い様だ。


 そして、彼女が来た日から屋敷の廊下や部屋である光景を見かける様になった。最初は誰もが驚いたものだが、今では見慣れて放置されている。


「お〜い、エロース。生きてるか?」


 血溜まりの中に倒れ伏したエロースをツンツンする。血溜まりの原因は、彼女の鼻血だ。


「………」


 反応がない。生きた屍のようだ。


「………よし」


 むにゅっ、むにゅっ。ふむ、なかなかの弾力で。


 好奇心が湧いて、エロースのおっぱいを突っついてみた。別に良いよね?俺のお嫁さんだし。


「うう……ユーリ君……」


「おっ、生きてるな」


「……川の向こうに美少女が沢山見えるよ」


「おいぃ!?それ超えたら死ぬからな!?」


「ねぇ、彼女たちの視線が冷たいのぉ……」


「よし、大丈夫そうだな」


 直ぐに復帰するだろう。


「で、今回は何が原因だ?」


「フランちゃんとユキちゃん、可愛い過ぎ。無邪気に抱き着いてきて昇天した」


「今朝もイナホで昇天してなかったか?」


「イナホちゃんは、上目遣いがヤバい」


「あっ、それ分かるわ。ついでに、服を掴んでいるとハートが撃ち抜かれるよな」


「そうよね!」


「鼻血。鼻血」


 興奮したらしく勢いよく吹き出し服が赤く染まる。コイツ、出血多量で死ぬのでは?


(ベルカナ)


 癒しのルーンで治療する。この程度なら即時、回復可能だ。


「血溜まりは、自分で片付けてね」


「うん。それと今日の相手は、イナホちゃんがいい」


 イナホとは、数日してなかったな。まぁ、イナホ次第だけど誘ってみるか。


「今日も混ざるの?」


「当然♪」


 夜はやる時は、絶対混ざってくる。アイリスとマリー以外は、全員経験した。


「今日は、気絶しない様に頑張る!」


「気絶するなら止めれば良いのに」


 エロースは、やってる際中に誰かが絡むと興奮して気絶するのだ。


 後、3ヶ月は待つ必要があるが、アイリスが参戦したらヤバそうだ。彼女のテクによりエロースはマジで死ぬのではないだろうか?


 ……あっ、今気付いた。皆が、エロースに抵抗が無かったのは、アイリスが原因か。


「でも、ユーリ君も嫌じゃないでしょ?」


「うん、嫌じゃない」


 そりゃ、男ですし、ヤッても良い美少女なら抱きますよ。


「しかし、ここは天国ね♪ご飯は、美味しいし、美少女とイチャイチャ出来る!しかも、おっぱいを揉み放題!!」


「それは、夜だけな」


「優良物件な旦那さんがいる」


「おい、最初ボロクソ言ってたよな?なっ?」


 3コンボ決められたぞ。なんて都合の良い頭をしているんだ。


「煩い同僚も書類の山もない!」


「それは、エロースの自業自得だろ?」


 セクハラし過ぎて、クビを回避する代わりに仕事を増やしたそうだ。


「恐怖の権化たるルイ様もいないから自由に出来る!」


「あっ…」


 コイツ、気付いてないわ。


「へぇ〜、貴方はそう思っていたのね」


「ひぃ!?」


 背後でルイさんがしっかり聞いていた。エロースの顔が青ざめる。


「るっ、ルイ様!?いっ、一体いつからいらしたのですか?」


「『ここは天国ね♪』からかしら?」


「最初から!?」


「うん」


「知っていたなら教えてよ!!」


「いや、気付くだろ。最初から居たんだし」


「怒らせたら羽根を毟られるのよ!!」


「貴方、私をどれだけ恐れているのよ。これくらいじゃ、毟らないわよ」


 これ以上なら毟るんだ……。


「怯えられるの慣れてますね」


 ルイさんは、全く気にしていない。


「竜種な時点で、良く怯えられるもの」


「そりゃあそうだ」


 半神なら、人要素があって親しみを持たれるが、竜種は、魔物だからな。基本、恐怖しかない。


「しかし、問題もなさそうね。2人は仲良くしているようだし」


「仲良くしています!」


 エロースは、俺の腕を取りルイさんに向けてアピールする。


「俺も彼女の扱いは慣れました」


「そう、良かったわ」


「それで、ルイさんは今日どうしたんですか?」


 彼女は、転移門を設置したのに来ていなかった。だから、設置してから初めてになるだろう。


「エロースに用があったの」


「私ですか?」


「貴方のしていた仕事がうまくいってないのよ。数日戻って手伝ってちょうだい。目処が付くまでで良いから」


「わっ、分かりました」


「よろしくね」


「頑張れよ。これ鍵な」


「うん。頑張る」


 エロースは、ルイさんに連れられて竜神殿に帰っていった。


 でも、夜にイナホと部屋に入ったら待っていた。ベットの上で待機中。


「帰ってたのか。飯にいないから向こうに泊まるのかと思った」


「ルイ様が来ないように、ご飯を我慢して終わらせてきた」


 そういえば、かなり優秀なんだった。


「なるほどね」


 それだけ、ルイさんが怖いのね。前に、色々やらかしたからだろうか?


 俺は、イナホと一緒にベットへ向かう。


「エロース先生。今、フッと思ったのですが、先生の下着って、赤か黒ばかりですよね?」


 エロいし、似合ってるから気にしなかったが確かに。


「これなら血がついても目立たないのよ! (ドヤ顔)」


「「あぁ〜」」


 納得した。納得したので、いつも通りお楽しみタイムに入る。


 結局、イナホが絡んだら気絶した。気持ち良さそうな顔しているので放置する事にした。

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