幕間03/市販薬乱用(+α)の薬効追記
○リーガルドラッグ(市販薬編)
(・商品名[乱用目的の主成分]ーー解説文)
・コンタックST(コンタックWまたはメジコン)[DXM]ーー幻覚作用を有する。ODする量によって、乱用したときの作用が変化していくのが特徴である。要は、アルコールや大麻のように摂取量によって体感する効果が変動するのだ。後述文は、あくまで参考である。
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60~120mg/緊張が解けて、心理的な理解力が上がる」
120~240mg/多幸感に似たマッタリ感や陶酔感、場合によっては吐き気が現れる」
240~360mg/泥酔に酷似した状態になる。また、時間や距離といった概念が一時損失してしまい、幻聴や、場合によっては幻覚が生じる。以降、嘔気が強く現れ始める。
360~510mg/独特なビジョンの幻視・錯視が始まる。無の理解、精神世界の探求がはじまる場合もある。
510~750mg/意識が完全に変容する。論理性皆無な、夢のような出来事を鮮明に体験する。深い精神世界への沈没。
760~900mg/自我の崩壊。酷い吐き気や目眩。嘔吐地獄が始まる。
・エスタロンモカ(エスタロンモカ12)[無水カフェイン]ーーアッパー作用。意外にバカにはできない除倦作用&覚醒作用がある。眠い的、無気力な時に二~三錠飲むと、幾分かは気分が楽になる。
・ウット[ブロムワレリル尿素]ーーダウナー作用。12錠で全身が暖かくなっていく。次第にハイテンション(脱抑制に似ている)へと進んでいく。やがて強い眠気が現れるが、この際、寝てしまっても構わないが、眠気を耐え抜くと、眠気の波を越えると、多幸に似た気分を味わえるらしい。
・新トニン咳止め液[ジヒドロコデイン]ーーダウナー作用。ほかの咳止めシロップより飲む量が少ないため、苦味を短縮できる。ブロンからメチルエフェドリンが覗かれ、一本ブロン24錠分のジヒドロコデインしか含まれていないが、マッタリ感のみを味わいたい場合は有用である。
・レスタミンコーワ[ジフェンヒドラミン]ーーダウナー作用。単品ではあまり乱用には向かないが、ブロンODと共に2、3錠飲むと、ブロンのマッタリとした薬効が少々底上げされる。また、60錠以上といった想像するだけでも吐き気がする量を飲むと、もれなくゴキブリやらの虫の幻覚が見れるらしい。
・ダン鼻炎錠[メチルエフェドリン・プソイドエフェドリン]ーーアッパー作用。眠気覚ましにはなかなか有効。
・煙草[ニコチン]ーー違法合法問わず、一番利益が実感できず、なおかつ依存性は覚せい剤に匹敵するという謎の毒物。一応アッパー作用を有している。