道中での出来事・中編
起承転結ってなんですか?食べられますか?美味しいですか?
「シシリー!何かくるぞ!」
「!?」
シシリーにセシリーを預けて2人を背に隠す。
すると森の中から大きな影が姿を現した。
「グレーターウルフ…なんでこんな村の近くに…」
シシリーの驚いた声が俺の危機感を煽る。パッと見ただけでもかなりの圧迫感がある。狼の身体なのに大きさが虎並みにあり、それでいてスリムなフォルムで銀色の体毛が強力かつ素早そうな印象を強くする。
「シシリー刃物を貸してくれ…セシリーを連れてゆっくりこの場から離れて村へ向かう、その後応援を呼んでくれ…」
狼を刺激しないように静かに伝えて、出発を促す。
「でも、セシリーを連れながらだとかなり時間がかかるし、イツキも危険よ!」
「どんな方法をとっても現状の危険は避けられない。それに、ここで3人固まっていてもジリ貧だ。」
「わ、わかりました。ですが村まではまだ距離があります。走ることが出来たとしても時間を要しますがなんとか時間を稼いでください。」
「わかった…なんとかしてみるよ…」
かなり絶望的な状況だがやるしかない。そう思うしかなかった。そして狼の方も動き出し標的を決めたようだ。
シシリーがゆっくり後退を始める。そして、狼が駆け出す。どうやらシシリーを狙っているのだろうが集中を始め、俺が狼の目に向かって刃を突きつける。
狼も流石にこれを嫌がり素早く後ろへ後退する。
俺は構え直して様子を窺う、狼も姿勢を低くして唸って威嚇する。
(グルウウゥゥゥゥ…)
デカイ狼の唸り声を聞き背中に嫌な汗が流れる。
そんなことを知ってか知らずか狼の方は犬歯をむき出しにして再び跳びかかって来た。
前足の爪をステップで回避しながら狼の脇腹に斬りつける。しかし、毛皮の影響であまり深くは切れなかった。狼は着地をしてからも何事もなかったかのように攻撃を仕掛けてくる。
今度は足元まで走ってきてから腹に向かって噛み付いてきた。集中によって時間がゆっくり流れ狼の鼻に向かって刃を突き立てる。嫌がった狼が顔を逸らした結果刃物が狼の口元を切るがそのままタックルを受ける形となり俺は吹っ飛ばされる。
「うごっ、ゲホッ…ゲホッ…」
吹き飛ばされた衝撃と地面に叩きつけられた衝撃が俺を襲う。身体のあちこちに傷がついているのだが痛みを感じない。興奮してるせいだろう。
狼の方は再びスッと立ち上がる。口元を切っているので血が少し出ているがまだまだ余裕なようだ。
「クソッ!こっちはボロボロだってのに割りに合わん。」
悪態を吐くが状況は変わらない。狼の方は観察をするかのように俺のことを眺めているが向こうは俺が弱っていることに気付いているだろう。
狼がゆっくり一歩を踏み出す。同時に俺も無意識に一歩引く。狼がゆっくりと駆け出し小さく跳びかかる。
俺も先程の轍を踏まないよう身体を大きく動かし避ける。狼も本気の攻撃ではなかったため素早く姿勢を整える俺に向かって噛み付いてくる。先程の回避で大きく姿勢を崩してしまったせいで今度は回避できない。
「チクショウ!」
回避は出来ないが刃物突き出さず置くイメージで狼の目の前に出す。すると、狼は刃物を回避できず目に突き刺さってしまう。
(ギャイン)
甲高い狼の悲鳴を聞く、しかし、姿勢を崩した身体ではふんばりが効かずに押し倒され狼が首元に向かって噛み付いてくる。
ダラダラ書いてる小説なんですが需要はないだろう( ^ω^ )




