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グレーターウルフ再び

遅れてサーセン。しばらく不安定な投稿になります。なるべく日曜投稿を心掛けますがダメな時もあるかも?たぶん後一ヶ月くらいこんな感じです。

「兄ちゃん居るか!?」


 おっさんがでかい声で尋ねてきた。シシリーがおっさんを中に入れる。


「どうかされましたリッパーさん?」


 シシリーが尋ねるとおっさんは眉を下げて言った。


「グレーターウルフが村を襲ってる!」


 おっさんがそう言うと俺は直ぐに立ち上がった。


「シシリー達は家の中で隠れてくれ! 俺とおっさんは直ぐにグレーターウルフの対処に向かう。」


 俺は家を飛び出しおっさんがそれに続く。


「兄ちゃん待て! 流石に丸腰はマズイまずは俺の家に行って装備を整えるぞ!」


 おっさんの最もな意見に俺は我に帰る。何を焦ってるんだ俺は……

 俺はおっさんの指示に従いおっさんの家に向かう。シシリーの家の中からは聞こえなかったが悲鳴が聞こえてきた。


「くそっ! グレーターウルフ!」


 悲鳴を聞いたおっさんが眉をしかめながら言った。

汗が流れ服が湿りを帯びる不快感が俺を襲う。何度か悲鳴や怒声を聞いてるうちにおっさんの家に着いた。


「兄ちゃんも中に入って武器を持っていけ!」


 おっさんは部屋の奥に入り俺もそれに続いた。おっさんは壁にかけている弓と矢筒を取りだし矢を入れている。俺は壁に立てかけてある剣を手に取り鞘から引き抜く。標準的な両手剣でズッシリとした確かな重みがある。


「おっさん!これ借りてくぞ!」


 俺はそれだけ言い軽く剣を振るう。


「おう、持ってけ持ってけ!そんじゃさっさと狼退治に行くぞ!」


 おっさんは自分の身長ほどあろう弓を担ぎ外に出て行った。俺は剣の腹を肩に乗せ後を追った。





 しばらく走るとグレーターウルフを見つけた。相変わらずの大きさで虎のような体に銀色の毛並みが光る。目は隻眼で以前戦ったものと同じ奴みたいだ。周囲には襲われたであろう村人や戦って無残に引き裂かれた死体が散乱している。10人前後やられたようだ。


         グルルルル


 グレーターウルフが低い声でこちらを威嚇し、姿勢を低くしてこちらにゆっくり近づいてくる。俺は剣を構えておっさんの前に出る。おっさんは弓を構えてジリジリと距離を取り始めた。


 もうすぐ間合いに入る。そう思った時グレーターウルフが先に動いた。グレーターウルフの爪が俺に向けられる。俺は剣を構えたまま横に避ける…… が躱しきれずに肩口を引き裂かれる。幸い傷は浅いが嫌な感じだ。


「大丈夫か!?」


 おっさんは声を上げると同時に弓を引き絞り狙いを定めているが俺が負傷すると同時にグレーターウルフは俺とおっさんの間に入る形となりおっさんは俺への誤射を恐れて矢を放てないようだ。

 それを知ってから知らずかグレーターウルフは攻撃してこないおっさんに向かって行く。


 俺はそれを追いかけながらおっさんの射線から離れるように位置をずらす。おっさんはそのまま矢を放つが厚い毛皮に阻まれて弾かれてしまった。


「っ!」


 グレーターウルフが前足を伸ばしおっさんに飛びかかる。おっさんはそれを避けれずに吹き飛ばされた。


「ぐっ……」


「大丈夫か?!」


 おっさんは吹き飛ばされて家屋にぶつかった。額から血が流れくぐもった声を上げる。俺は着地したグレーターウルフに向かって剣を思い切り突いた。刃が少しだけ後ろ足に食い込んだが致命傷には程遠かった。


「くそっ!」


 俺は悪態をつくと同時に刺さった剣を引き抜きそのままグレーターウルフに上段に構え迫撃を試みるがグレーターウルフは一度距離を取り再び唸りをあげた。

 俺はおっさんの方をチラリと見るとおっさんの脇の辺りからも出血していた。おそらく爪で切られたのだろう。おっさんは壁にもたれながらもゆっくりと立ち上がった。俺は視線をグレーターウルフに戻して再び構えを戻す。

 俺は集中してグレーターウルフの攻撃に備えつつ接近する。案の定グレーターウルフは俺の腕を狙って噛み付こうとしてきた。俺は両腕を少し持ち上げ噛みつきをやり過ごしつつ体を半歩ズラして奴の右側面に滑り込む。俺は持ち上げた腕を振り下ろし剣が頭部を捉えた。斬撃というには程遠くまるで刃は通らなかったが打撃という意味では効果があったらしく少しフラついている。


「チッ、あのまま切れれば良かったんだが……」


 グレーターウルフは足をふらつかせながらこちらに振り向いた。後ろ足が銀色から血の赤に染まっている。一方こちらとしては肩から出血した上に今の攻撃のせいか刃が少し欠けてしまった。


「これどうすりゃいいんだ?」


 欠けた刃を見て俺は呟く。


「ギャイン」


 突然グレーターウルフが悲痛な鳴き声を上げる。

よく見ると後ろ足の傷口に矢が刺さっている。どうやらおっさんが射ったらしい。


 俺は内心ほくそ笑みながら畳みかけようと集中しようとして異変に気付いた。

 あれ?集中しても何も変わらないぞ…… 俺は不安にかられ第三者視点も発動させた。こちらは無事発動したが直ぐにまた元の視点に戻ってしまった。


「な?!スキルが上手く発動しない?!?」

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