シシリーの家へ
設定の組み直しをしており矛盾やステータスの変更をしてます。ご免なさい
「それはそうでしょうな、つきましてはその驚異的な実力を鑑みて御願いがあります。」
ダリスさんの発言でおっさんとシシリーが席から勢いよく立ち上がった。
「「村長!」」
おっさんとシシリーは深夜にも関わらず大声を出す。
「二人とも落ち着きなさい。」
村長がたしなめるがシシリーは構わず続ける。
「村長!村の為だというのは十分理解できます。ですが恩人であるイツキさんに負担を強いるのは良くないと思います!」
シシリーは強い口調でそういうが俺は何の話をしているのかさっぱりだった。説明はよ
「待ちなさいシシリー。まずはウメノさんにも説明をしないと、こちらはお願いする立場なのだから当然全て話す。こちらも、誠意を見せなければ納得頂けないだろう。」
村長がシシリーに対して返す。何やら誠意を見せてくれるらしいが俺の第六感が告げている。これは面倒ごとが舞い込む前触れだと……なので俺は逃げることにする。
「話を割って申し訳ないのですが、とりあえず今日はこの辺でお開きにしませんか?体調も完璧ではないですし、それにお腹も減りましたから。」
俺は適当に理由をつける。まぁ、どちらにしても相手はこちらにお願いする立場らしいから無理に引き伸ばさないと思うけど……
「し、しかし、このままでは魔物が……」
狼狽えた村長におっさんが肩を叩く。
「今日はこの辺にしとこうや。兄ちゃんが体調を崩したら元も子もねぇだろ?」
おっさんナイスフォロー
内心呟いた俺は退散する為に畳み掛ける。
「それではまた明日のお昼頃にでも話をしましょう。それでは失礼します。」
早々に立ち上がり俺は出口に向かう。
「それではリッパーさん戻りましょう。」
俺はおっさんに声をかけたのだが意外な答えが返ってきた。
「戻るってどこに戻る気だ?まさか、俺の家に泊まるのか?」
「え?そのつもりだったのですが……」
え?なに?俺おっさんの家に止まれないの?このタイミングでやっぱ村長の家に泊めてとかめっちゃ言い辛いんだけど……
途方にくれているとおっさんが何やら俺の目を見た後しきりにシシリーをチラ見する素振りをしている。
何やってんだこのおっさん……
おっさんは諦めたようでシシリーに声をかけた。
「シシリー、今日はお前のうちに泊めてやれ。部屋空いてるだろ?」
このおっさんは本当に何を言ってるんだ?中学生位の女の子が何処の馬の骨とも知らぬ男を泊めるわけないだろ。彼女の貞操を心配するか、さもなければ俺のことをもっと疑えよ。
「そうですね、是非泊まっていってください。イツキさん。」
シシリーの発言に俺は固まる。
「あのーシシリーさん、年頃の女の子がそう簡単に夜分に男性を家に招いてはいけません。」
俺は気が動転して声を、裏返しつつ返した。村長も俺の意見に賛成なのだろう、首を縦に振り頷いている。なお、おっさんは何やらにやけている。なんか腹立つ……
「大丈夫ですよ、イツキさんは芯の強い人です。きっと人が悲しむようなことはしないです。」
シシリーは微笑みながら自信を持って言った。何故だろうシシリーからの信用が厚い?だけど少し考えてみたらこう言われたら手を出す人はあまりいない気がする。
「まぁ、そこまで信用してもらえてるのであれば応えねばなりませんね。」
俺は覚悟を決めて発言するが、村長からは疑いげな目で俺を見てくる。
「そんな疑いの目で見てやんなよ村長!大丈夫だって兄ちゃんを信用しろって。」
おっさんが笑いながら村長の背中をバシバシ叩いている。村長は少しむせた後、納得してなさそうな顔ではあったが了承してくれた。
「それではまた明日の昼にお会いしましょう。ウメノさん、今日は本当にありがとうございました。」
村長が俺にお礼を言うと俺とシシリー玄関まで見送ってくれた。
「本日はお世話になりました。また、明日お会いしましょう。」
俺はそう締め括ってシシリーと一緒にシシリーの家へ向かった。
「あれでよかったのか?」
ダリスは俺を見ながら困惑気に言った。
「あぁ、俺の勘が言ってるんだ。アイツなら任せても大丈夫だってな。」
俺は目を伏せながら言った。アイツはひょろこいしまだまだガキだ。だが、何故だかは分からないがナニか持っている気がする。俺なんかじゃ及びもつかないようなナニかが。
「それはそうと、明日は頼むぜ?俺は森の様子を見てくるからよ。」
俺はダリスにそう言ったがダリスはまだまだ不安げだ。村長なんだからビシッとしててほしいもんだがな。
「お前が勘に頼りだすと大概大事になるからな、こっちは気が気でないよ。それにグレーターウルフのこともある。気を付けていけよ。」
ダリスが真剣な顔つきで忠告してきたがどうしようもない。
最近の森はおかしいグレーターウルフの出現やゴブリンの活発化、都市部での大型の魔物の出現。何か起きようとしてるのか、それともただの思い過ごしか。なんもなけりゃそれで良いが何か起きてからじゃ遅いからな、早いとこ準備しておかないとな。
「無理はしない主義だからな、心配すんな」
俺は笑いながら言ってやった。
「よく言うよ。」
ダリスが呆れた顔でそういった。
雨がやんで星空が見えてきた。
とは言ったけどこの小説擬きはチラシの裏レベルなので反省はそんなしてません\(^-^)/




