初めての異世界転移?
はじめまして田中Tです。初めての小説投稿なので拙いところも多々ありますが楽しんで頂ければ幸いです。
よくある異世界転移ものではありますが素人なりに工夫を凝らせたらな思います。では本編をお楽しみください。
俺の名前は梅野樹。
しがない24歳のフリーターだ。職場のコンビニまで深夜自転車で走っていく。生活は大変だがもう慣れた。仕事にも慣れ始め店長から信頼されてきたと思う。年末ということもあり深夜でもまばらに車が行き交う。そんな中1台の大型車両が俺に向かってフラフラと速度を上げて走ってきた。
「クソッ!死ぬ!?!」
ぶつかる瞬間、走馬灯を見ながら自分の人生が終わることへの未練と憤りを感じた。
そして、俺の人生は幕を閉じるはずだった。
生きたいか?それとも死にたいか?
走馬灯の中、全ての景色が色褪せ静止した静寂の世界の中で声を聞いた。
誰だ!?この状況は何だ!?どうすれば助かる?
俺は助かりたい一心でそう心で叫んだ。
気が動転している最中生への執着だけが脳内を支配していた。
生きたいか?それとも死にたいか?
「生きたい!!」
再びの質問に混乱しながらも答えた。今度は大きく叫んだ
そうか
そして、静止した世界から意識が途絶えた。
目を開けると真っ白な世界だった。
「なんだ…… ここ…… 」
無意識に呟いた。自分が浮いてるのか落ちてるのか、立っているのか寝ているのかもわからない。
不安に感じていると声が聞こえた。
「何を狼狽えている?此処はお前の心象風景が生んだ世界だ。何も恐れることはない。」
小さく白い発光体が喋った。
「これからお前に3つの特別なスキルを与える。後で確認しろ。後はお前が望むまま好きにすれば良い。」
そう言うと俺の体がスゥーと薄れ始めた。
「おい!ちょっと待ってくれ!これからどうなるんだ!助けてくれ!?」
「何故待つ必要がある?必要なものは与えた。後はお前次第だ。」
冷たくあしらわれてまたしても意識が途絶えた。
目を覚ますと丘の上に突っ立ていた。
「もう何が何やら…… 」
自分の身体を調べてみるが特に異常は無いようだ。
「此処はどこなんだ?人工物は何もないし、あたり一面草しかないし…… 」
途方に暮れていると光の玉のことを思い出した。
そういえばスキルが云々とか言ってたな。
そう考えると自分の一歩前に画面が出てきた。
「なんだこれ…… こんなことが…… 」
驚きながらも画面を見るとステータス画面と左上に書かれており中央部には各項目とパラメータやスキルが書かれていた。
「なんかこれ異世界転生ものみたいだな、まさか自分が経験することになるとは…… 」
そうしみじみ思いながら画面を確認する。
名前 梅野樹Lv10
性別 男
年齢 24歳
称号 彷徨うもの
体力 142
精神力 704
攻撃 138
防御 141
魔法 842
素早さ 137
特殊スキル 集中力強化
五感強化
三人称視点
「うーん、この中途半端なレベルとステータス。異世界転生ものなら大概チートステータスとスキルが御馴染みなのだが?まぁ三人称視点はチートと言えるか?」
実験のため三人称視点と念じると視界が切り替わり自分の背中が見える。更にモン○ンのような感じで視点が移動できた。
「フルダイブ型のゲームがあったらこんな感じなのかな?」
そして、集中力強化を念じてみると草のさざめきがとてもゆっくり動いて見えた。
「スポーツ選手のゾーンに入ったような感じなのか、「貴様の動き見切った!」とかできそうだ。」
そんなくだらないことを考えていたら三人称視点特有の少し高い目線から草むらの影からゴブリンが三匹ほど隠れているのを発見した。
発見したことに気づいたのかゴブリンが襲ってきた。
梅野樹
アルバイト店員だったが謎の発光体により異世界に転移する。
特別な才能や能力もなく平凡な人生を過ごした彼は異世界転移して三つのスキルを渡されたが、便利ではあるが決してチートレベルとは言いがたいスキルでどこまで異世界を進むことができるのか……




