序章Ⅶ 女神様
この章で女神様の口調が変なのは仕様です
面白い子を見つけた。
暇つぶしにほかの世界をのぞいていたら見つけた。ついこの世界に連れてきてしまった。
「あの頭の切れる子には注目しておこうかしら」
「彼は特殊なスキルを持っているわね」
彼のスキルは彼を王様にするためにつけられたものといっても過言ではない。これから先彼はたくさんの成功をのこするだろう。なぜなら彼には我が母君の力が憑いているのだから。
彼以外にも面白いスキル持ちは数人いたわね。言語持ちの彼女。調教士持ちの彼。次元持ちの彼。リンク持ちの彼女。様々なスキルがあって面白い。これだからこの暇つぶしはやめられないわね。
前回連れてきた餓鬼はあっさり全滅したからね。そのままこの世界に放置してやったけど、この子たちはあんなに無様な醜態をさらしたりはしないでしょう。
そういえば1人リーダーシップのかけらも感じられない餓鬼がいたわね。彼のスキルも中途半端な力で正直全然期待できない。ただ彼のグループはおもしろいスキルの宝庫だから、あの頭が切れる彼にも対抗できる可能性もあるわね~~。
実はルーレットで決めたグループは私が意図的に操作して均等になるようにした。前回連れてきた餓鬼は勝手に決めた上に力が偏りすぎていたから簡単に全滅した。だから私がグループを分ける必要があった。
まぁ少し殺気を放って誰かを睨むだけで済んでよかった。睨んで彼がビビりすぎて少し漏らしていたことは内緒だ。
それにしてもめんどくさい。全員のグループが最初から国をつくるなんてめんどくさいことこの上ない。
そもそも1からから国をつくるのが大変なのかをわかっていない。めんどくさいなぁ~~~。
すこし手抜きをしてもいいかしら。いいわよね。
さて準備が整ったから後は転移させるだけだけどちょっと疲れたわね。少し休憩しようかしら。
一方そのころ
「準備ってすごく長いんだね」
そうつぶやいた。だって準備に少し時間がかかるといわれたからほんの数時間ぐらいかと思ってたけど今日で4日目だ。最初のほうこそテンションが高かったグループの男子も今ややる気ゼロの抜け殻状態になっている。早く何か対策をしないと廃人になってしまいそうな勢いだ。
ここはリーダーの手腕の発揮をするところだ。ここは1つゲームでもしようと思い周りを誘ってみた。
「めんどくさい」
「うっさい」
「きえろ」
辛いです。リーダーやめたいと思います。(泣)
学校のころはこんなことはなかったのにこれも異世界に来たためだろうか。そうであることを祈りたい。
そんなことを考えていると突然眠気に誘われてその場で眠ってしまった。
最後まで見ていただきありがとうございます
多分明日から本編に入れるかと思います。
次回もよろしくお願いします