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君が笑ったら  作者:
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story.1




大切な人がいます。とても愛しい人がいます。




ずっとずっと、守ってあげたいと思っています。



















あれはまだ、この物語の主人公・佐竹亜希が中学生気分の抜けていない新人女子高生だった頃。

4月の入学式、その前日に買ってもらった携帯にはまだ家族と学校関係、そして友人2、3人のデータしか入っていなかった。




 

中学生時代は、自分に友達がたくさん居ることが秘かに自慢だった。男子とも普通に話せたし、毎日が楽しくて仕方がなくて、学校を休みたい等と思ったこともなかった。



しかし、実際には違ったようで、広く浅く、まさにそういった付き合い方をしてきた自分には本音で話せる"本当の友達"というのは片手で足りる程しかいなかった。




更に苦しめられたのは、その数少ない友人の全てが自分とは違う高校に入学したこと。中学3年の時の担任が言っていた"友達につられて高校を決めるのはやめなさい"という言葉に素直に従ってしまったのが悪かったらしい。




教室の真ん中辺りにある自分の机から周りを見ると、ほとんど見知らぬ顔。もし知っているとしても、話したことも無いような男子などだ。割と人見知りをする方なので、初対面の人間には相手から話し掛けられない限り話せず、教室では全くと言っても過言でないくらい声を発しなかった。






そんなある日、昼休みに何とか話せるようになった友達と弁当を食べていると、教室の入口に3年生らしき女子生徒が3人来たのが見えた。

その3人は何かリストらしきものが書いてある紙を持っていて、そこに書いてある文字をなぞるように3人の名前を呼んだ。






















「────ちゃん、佐竹亜希ちゃん、いる?」






...to be continued!!

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