壊れた世界~先に壊れたのは、私なのかそれとも世界なのか 編~
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ある日、私たちは大きなドームのような場所に集められた。
ここに来るのは、自ら来るか強制的に連行されるかのどちらかだ。
この場所に来ないという選択肢は存在しない。
届いた封筒に、このドームの座席番号とここに来るまでの交通機関の切符が入っていました。
右隣の席には、いつも通勤電車で会うお兄さんがいた。
いつも朝に会うので挨拶する程度です。
左隣の席には、気の強そうな美女です。
気の強そうな美女は、なんと十数ヶ国語話せるそうです。
ちなみに、私は六ヶ国語です。
そんなにたくさんの言葉を話せて頭の中がこんがらないのかと聞くと、これくらいできて当然と言われた。
ドームでの待ち時間中に突然、慌ただしい雰囲気になった。
なんと突然、ドームの外が大変なことになってしまったようです。
今から急いで、このドームを脱出をしろと放送が流れました。
私は急いで階段を上って行ったのですが、バッグを席に置き忘れたことを思い出し、取りに戻った。
そして、急いで階段を上り出口まで来ると突然シャッターが下りてしまった。
ここからは出れないようだ。
大パニックになるドーム内を横目に、どうやってここを脱出しようかと考えた。
すると、私のいる逆の方のゲートが開いた。
どうやら、逆側にいる人が手動で開けたようだ。
責任者らしき人が、逆から出ようとした人たちにここから出ないよう怒鳴り散らしているが、それは誰も聞き入れていない。
それは、当然だろう。
だがしかし、上から射す光が気になり、天井を見上げようとするといつの間にか天井が消え去っていた。
隣にいた夫婦は、それに気付き壁をよじ登って外を目指すようだ。
私は周りを確認し、誰も気付いていないことを確認すると私も壁をよじ登り始めた。
私は壁の上までつくとそれを跨ぎ、外の壁をするすると降りた。
かなり高さがあったのだが、スムーズに降りれてしまった。
これが、火事場の馬鹿力という奴か!
私はドームから脱出すると外の街の様子を見回す。
なんていうか、ものすごく不気味だ。
街に人が住んでいない雰囲気がある。
人の気配が全くないのだ。
例えば、人が全くいない通りに一人で歩いているとするだろう。
それでも、家や建物があれば人がいると分かる空気がある。
今はそれさえないのだ。
うまく説明できないが、ある日突然人々が消失したという感じ。
私は他人に無関心でいたつもりなのだが、こういうときは誰かいて欲しいと思ってしまった。
現金なものだなと、自嘲した。
私が、一人で歩いているとあのお兄さんと会った。
どうやら、お兄さんは人がいる所を探している最中らしい。
私はついて行くことにした。
数時間歩いて、大きな建物に着いた。
そこに人が集まっている。
訊いてみたところ、みんなあのドームに集まっていた人たちのようだ。
今日は、この大きな建物でみんなで雑魚寝をすることにした。
近くにも家があってそこで別れて寝ればいいのだが、離れると不安だからだ。
数日後、元軍人のような男がこの状況の原因となったかもしれない施設を目指すという。
元軍人のような男が言うには、各国政府と各国軍が胡散臭い実験をしていると嗅ぎつけて、早々に軍を離脱したそうだ。
それは分からないでもない。誰しも、信用できない所に居たくはない。
元軍人のような男もとい元軍人の男は、自分と一緒に行動する者がいればついて来てもいいという。
私は、元軍人の男について行くことにした。
お兄さんは私がついて行くことに反対したのだが、私はそれでもついて行くと言った。
この訳の分からない状況を少しでも知れるなら、知りたいと思ったから。
ここで、お兄さんとはお別れだ。
私たちの様子を見ていた女性たちは嬉しそうにお兄さんに腕を絡めて、お兄さんを連れて行った。
元軍人の男の下に集まったのは、私(ゲームオタク+ミリオタ)、真面目な男(ディープなアニオタ+各種武器を扱える)、私の隣の席にいた気の強そうな美女(男性アイドルマニア+ITのプロ)、腹黒そうな眼鏡男(女性アイドルマニア+サバイバルのプロ)、おさげの美女(豊富なアニメの知識+各種植物に詳しすぎる)、真面目な女(各種車を扱うプロ)が揃った。
私たちは元軍人の男について行き、あのドーム同様に人々が集められた場所に向かった。
数日間歩き続けて、やっと人が集まっている建物を見つけた。
建物の敷地内に入ると、突然銃を突きつけられた。
なので、元軍人の男と私と真面目な男は、手近にいた銃を持った男たちの銃を奪い取り、逆に銃を突きつけた。
そこに、その建物に住んでいる代表者の男が出てきた。
元軍人の男は、そこにいる代表者らしき人と知り合いなようだ。
元軍人の男と代表者の男が部屋に話に行って戻ってきた。
代表者の男は、私たちに武器をくれるようだ。
私はさっき奪った銃と小型の銃、サバイバルナイフにC4をもらった。
もちろん、予備の弾も。
気前がいいな、ここの代表者。
私がC4に頬ずりしていると、元軍人の男に取り上げられた。
私のC4が!
ここの代表者は、もう少し生活基盤を整えてから、この『人々が突然消失した現象を解明する旅』に、ここから数人の協力者を募って旅に出る予定だそうです。
私たちはこの場所から離れて、元軍人の男が言っていた施設を目指す____
【私】
日本の女子高生。
学校では比較的社交的だが、過去にされていたイジメが原因で人に無関心になる。
わりと危険思考の持主。
【お兄さん】
かなりの美形。
外見で女性に言い寄らているため、私が自分の容姿に興味を示さないので好意的。
私がこの性格でなければ、恋愛フラグが立っていた。
ぶっちゃけ、私がお兄さんに興味を示さなかったのは好みの容姿でなかったから。
【元軍人の男】
私が好きな容姿を持つ美形。
私がC4に頬ずりする姿にヤバさを感じて、C4を取り上げた。
仲間たちやその場にいた人たちは拍手喝采。
【書かなかった設定】
スーパーやコンビニなどは、取った翌日には商品が補充してある。
電気やガス、水道はなぜか問題なく使える。
それらの施設には、人がいる様子が全くない。
読んでくださり、ありがとうございました。




