サプライズの、その後
活動報告より♪
本編151話目の、その後。ヴィオラ庭園でのやり直し結婚式後、別棟に篭った二人は……?
すみません、いろいろ妄想で補ってくださいませ!!
「…………旦那様」
「あっ、また旦那様呼びされてる」
「旦那様?」
「はい、おはよう」
ぎゅっと抱き込まれているのをはがそうとするけど、逆にますます拘束がきつくなり、ジトンとサーシスを見るヴィオラ。
「おはようとか爽やかに言っちゃってますけど、どう考えても朝なんてとっくに過ぎてると思うんですけど?」
ヴィオラの視線の先、窓から見える外は、すっかり日が高くなっている。
「うん、そうだね、よく寝たね〜」
つやつやてかてか。気怠げなヴィオラとは対照的に、サーシスは爽やかに微笑んでいる。
「よく寝たね〜、じゃありません! って、ゲホッ……喉が痛い……それに、体もだるい」
「それは大変だ! 水を飲む?」
「ください。そして私は動けないので持ってきてください!」
「もちろん、ヴィーはそのまま寝てていいよ」
「動けないのは誰のせいですかっ! 誰の!」
ヴィオラがキッとサーシスを睨みつけると、
「ん〜と、僕かなぁ? ちょっと待っててね。ついでにお昼のご飯も持ってくるから」
嬉しそうに笑って答えるサーシス。反省はしていないようだ。
「やっぱりもうお昼じゃないですか〜!!」
「まあまあ♪ ご飯食べて、動けるようになったらヴィーの庭でゆっくりしようか」
「私は疲労困憊だっていうのに、サーシス様、どこからその元気が湧いてくるのか……」
「う〜ん、ヴィーが完全に僕のものになったっていう嬉しさからかな?」
「うわぁ〜!! そんな恥ずかしいセリフ、みなまで言わないでくださ〜い」
真っ赤になって枕に突っ伏すヴィオラを、サーシスがよしよしとなだめる。
「……ってゆーか、動けるようになるのか甚だ疑問です」
「無理はしなくていいよ。じゃあ、今日も別棟にお泊りだね」
「って、そもそもご自分で『しばらく別棟で過ごすから、呼ぶまで来なくていい』ってロータスたちに言ったくせに!」
「そうだったそうだった。うっかり忘れてた」
「確信犯!」
「まあまあ。ここにいる間、ヴィーのお世話はぜ〜んぶ僕がするから、使用人がいなくても大丈夫。ヴィーはゆっくりしてていいよ」
「わぁ……嫌な予感しかしない……」
ありがとうございました(*^ー^*)




