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その日の警護計画 ~SP風味~

活動報告より。

本編65話・66話目あたりの裏方さんたちの動き♪

いくら騎士とはいえ、公爵様(と書いて要人と読むw)が身一つでぶらぶらはしませんよね☆

 外出決行前夜――


 フィサリス公爵家は、本日の業務を終えて誰もが私室に引き下がり、静まり返っている。

 誰もが休息を謳歌していると思われたが、ロータスの執務室からはまだ明かりが漏れている。そこでロータスとベリス、そして公爵家お抱えの護衛騎士長が神妙な顔をして額を突き合わせていた。


「聞き及んでいるとは思いますが、明日、旦那様と奥様が外出されます」

「「そのようですね」」

「今回の外出は馬車を使うのではなく、徒歩でとのご希望です」

「それはまた……。警護が難しいですね」


 眉を顰める騎士長。


「……しかしその方が奥様は喜ばれそうですね」


 ふと眼元を和らげるベリス。ロータスはその言葉を受けて大きく頷く。


「旦那様がどうしてもとお望みですから。そこで、です。徒歩は危険が付きまといます。だからと言って旦那様と奥様を危険にさらすことはできません」

「「当然です」」


 ベリスと騎士長、二人して同意を示す。


「いつも以上に気を引き締めて警護に当たってください」

「了解しました」


 頷く騎士長。


「御庭番は総出させましょう。庭園からの屋敷の警護は、護衛騎士を庭に配備してもらうので大丈夫でしょう」


 ベリスも考えながら言う。

 

「お願いします。奥様に面の割れている御庭番たちは、見えないように隠れての警護。奥様がほとんど顔を知らない護衛騎士たちは、一般庶民に扮して側近くで警護ということでどうでしょう」

「それで問題ないと思います」


 ロータスの案に答える騎士長、頷くベリス。


「では、明日。よろしくお願いします」




 外出決行当日――


 その辺にゴロゴロいそうな一般庶民に扮した護衛騎士と御庭番たち。


「では。御庭番は先回りして検索と消毒」

「「「「はい」」」」


 ベリスの指示にサッと行動に移る御庭番たち。


「怪しまれないように、護衛騎士は持ち場につけ」

「「「「はい」」」」


 騎士長の指示に、各自公爵家の付近で待機する騎士たち。公爵夫妻が出てきたら、さも今通りがかったばかりですよ~といった顔で動き出すのだ。


 ――外出決行まであと数刻……。



今日もありがとうございました(*^-^*)


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