綺麗どころトリオの会話 ~激震!~
活動報告より。
本編36話目の裏側。綺麗どころトリオ(カモミール・アンゼリカ・アルカネット)の会話。
王宮内、騎士団詰所内にある騎士専用カフェテリアの片隅で、カモミール・アンゼリカ・アルカネットという特務師団の綺麗どころトリオが、休憩という名の女子会を開いていた。
カ「見てしまった……」
真面目な顔で戦くカモミール。
アン「何を?」
アンゼリカ、アルカネットが首をかしげる。
カ「公爵家から愛人が出て行くのを。それを見送っている団長の奥様と執事の姿を」
アン・アル「「はぁっ?! って、えええ~!?」」
ガタガターン! と椅子を盛大に後ろに倒して勢いよく立ち上がる二人。
なんだなんだと飛んでくる視線にハッとし、冷静になって座りなおす。
アル「それって、公爵家には正妻がいるから居づらくなって、他所に移ったってこと?」
険しくなった目元に殺気が漲る。
アン「それなら奥様がわざわざお見送りするかしら?」
顎に拳を当て、思案するようになるアンゼリカ。
アル「ん~、そう言われたらそんなことしないわよねぇ」
殺気を引っ込め、冷静になるアルカネット。
カ「……団長の最近の行動も絡めて鑑みるに、団長は奥様をとって、愛人とは別れた。そこで家を出て行ったのを奥様と執事が確認していた、というのがしっくりくるかしら」
アン・アル「「なるほど~。確かにしっくりくるわ」」
三人、額を突き合わせて納得がいった様子でうんうんと頷きあっている。
アル「しっかし公爵家、ガードが固いからぜんっぜん情報漏れてこないのよね~。まったくスパイ泣かせだわ」
今日もありがとうございました(*^-^*)




