とりあえず、王様物語
はーい、いつもは東方二次を書いている如月です。
今回はオリジナルの短編を書きました
それではゆっくりしていってね♪
短編
「敵に囲まれておりますね我が王よ。これよりどうなさるのですか?」
国を背負うというのは大変だな。王として即位して早一年。
この一年は大変だった。色々な敵から襲われた。ある時は隣の大帝国から戦争をふっかけられ、果ては仲間だった者からの暗殺。王になるのも一苦労。
そして今はまた隣の大帝国が戦争を仕掛けてきた。この前は難なく撃退した。しかし今度は前の兵力の倍。三万を投入してきやがった。またやられに来ただけというのにご苦労なこったぁ。
「ああ、大丈夫だ。俺がやる。城の外に一万を扇状に展開してくれ」
側近が直ちにとこの場をあとにする。
はあ、めんどくさいな。
戦の準備をしないといけないのかってことはまた人を何人も何百、何千もの人を殺すのか。
まあ、殺らなきゃ俺らが殺られるのだからしょうがないことだ。
愛剣を箱から取り出す。
色は漆黒。闇の黒よりも濃い黒。全てを飲み込むような感じに襲われる。
切れ味はありすぎて困るくらい。
甲冑を着て、剣を腰に差し自室をあとにした。
外に出ると戦闘準備が整った兵士達が隊列を組み俺が外に出るのを待っていたようだった。
さすがに声を張らないと皆に声が届かない。
「おい、お前ら!戦う準備は整ったか!整ってないんだったらさっさと準備しろよ!今回の敵は性懲りもなく帝国が攻めてきやがった!今回の作戦はこうだ!俺が相手の隊列を一気に崩すからお前らは好きに暴れりゃいい!お前らほどの猛者達が暴れりゃ、必ず勝てる!敵の将軍は後陣にいて前にいる兵が死んでゆくのをただ見ているだけの腰抜けだ!しかし俺は違う!お前らと一緒に敵陣に踏み込み戦う!死ぬときは一緒だ!絶対に勝つぞ、いいな!」
そう高らかに言うと一万もの猛者が奇声にも似た雄叫びを上げる。
さてと、敵陣のどこを攻撃するか。正直どこでもいいんだがここは王らしく正面にするか。
馬から降りて愛剣を抜く。それが合図になったらしく敵軍も雄叫びを上げ、俺の軍に駆けゆく。
俺の居城は地理的にいい条件が揃っている。後ろは攻められることのない、何千キロも上空にそそり立つ岩壁。そして俺の先祖様が造ってくれた民を逃がす為の坑道もある。もしものことがあればそこから逃がせばいい。
俺も出陣とするかね。
右手を前に突き出し、魔力を集める。そして多重魔法陣を組み上げそれを敵の中央に向ける。
「一発噛ますぜ!ルフトシュトローム・カノーネ‼」
魔法陣が光出し、気流のカノン砲が発射された。無色透明のカノン砲は轟音と共に敵を吹き飛ばす。
「さあ、お前らの出番だ!存分に暴れてこい!Trampling down‼‼(蹂躙せよ)」
どこまででも聞こえそうな雄叫びが木霊する。
俺もそれに便乗して敵陣へと斬り込む。剣を低く構え、駆ける。すれ違う敵を黒い閃光が襲う。俺が通ったあとは生者は居ない。俺を数で倒そうというのか続々と俺の周りを囲む敵兵。
しかし、なかなか斬りかかってこない。ここは一つ挑発でもするとしますか。
「おら、どうした!俺を倒して武勲を立てようと思う猛者は貴様らには居ないのか!」
敵兵が一斉に斬りかかってくる。単細胞がいっぱいだな。
愛剣に魔力を流し込み、自分の身体を中心にして360度を薙ぎ払う。兵士の胴体は二つに分かれる
鮮血が噴き出しあたり一面を血の海へと変える。斬られた兵士を見ていた後ろにいた兵士達が恐れおののきたじろいだ。
「おい、知ってるか?戦いにおいては敵にびびったやつから死んでくんだよ……」
大地を踏みしめ全身のバネを使って駆ける。
「ハッ‼」
気合いの一声と共に剣を振りかざし肩から股まで一刀両断する。
周りを見渡すとこっちが優勢に見える。
数は完全に帝国側が優っているがなんせこっちの兵は選りすぐりの猛者だからな。勝てるに決まってる。
そして、戦が始まってたったの一時間で帝国の将軍は倒された。
残党兵を全員一箇所に集める。
顔にはこれから何をされるのだろうという恐怖が見られた。
「お前達はよく生き残った。というわけで俺の軍に入れ。それが嫌ならどこにでも行け、別に追っ手を差し伸べて殺したりはしない。帝国に戻ってまた俺達を殺しにきてもいい。どうするかはお前達次第だ。俺からは以上」
敵の兵力は三万から五千に減りこっちは戦死者が二千。まあ、上々か。
そして自室にこもり、寝る。元々俺は寝るのが日課だ。王になってもそこは変わらない。
帝国も懲りんし、いっその事侵略してやるか。うんそうしよ。キリがねぇ。
どうでしたか?楽しんでいただけたでしょうか?感想なんかもらえたら嬉しいです。
あと、これは短編なんですが長編でも多分書けるので希望があれば書きますよー。
一応、主人公のお名前、決まってますし
おっと、時間ですね。それでは
三倍アイスクリーム‼‼




