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第92話≡共に戦うと書いて仲間とは読まない

なんか久々に朱音達を出した希ガス。


今回はダンジョンをひたすら進むだけなので暇になるかも…



ムキムキで上半身裸の男は首に手を当ててゴキッゴキッとならして桜達―正確には聖―を睨み付けた。


「くはは、まさかこんなに早く会えるとはな」


…こいつは確か。


「ボンバーm」

「それ以上はいけない!!」


えー、だってエクスプロージョンなんて言いづらいじゃん。

絶対ボンバーマソの方が言いやすいって。

…あ、1つ思い付いた。


「それじゃ…

筋肉さんも敵として待ってるって事でよかですか?」

「いぇい、いぇい」

「お祭りなの?

筋肉祭りでも起こしちゃうの?」


…はぁ。こいつらは本当に緊張感がないよな。

全く。俺を見習えよ。


「「………」」

「こっちみんな」


エクスプロージョンは桜達が茶番を繰り広げている間に体を解して待っていてくれた。

案外いい人なのかもしれない。


「話していいか?」

「どうぞ」

「俺はな、そこのハンマー野郎を待ってただけだ。

お前らとは戦う気はねぇよ。

特にお前」


え?俺?

…なんかやったけかな?


「お前だけはぜっっったいに戦いたくねぇ!!

俺はインフェルノほど馬鹿じゃねぇんだ」


そんな絶対を強調しなくても…

俺そこまで酷いことしてないと思うんだけどな…


「お前のせいでインフェルノは一週間は引き込もって未だに暗闇にびびる腰抜けになりやがった。

まあ、あんなもん食らってりゃ俺でもトラウマになるだろうがな」


あの時はフルボッコだドンってなってたからな…

反省はしてるんだよ、後悔はしてないけど。


「って言われてもそれを通すほど俺達は甘くは…って聖!!人が決めてんのに前に立つな!!」

「…桜、俺がここに来た理由覚えてるか?」


あぁん?理由?

…あー、そんな事言ってたな。


「許嫁が」

「いねぇから。

俺はあいつに喧嘩を売られたからここまで来たんだよ」


はぁ…血の気が多いな…ったくもう…


「んじゃ、死なない程度に頑張れや。俺は邪魔しねぇ」

「聖を渡したら筋肉さんは退いてくれるんですか?」


…萩よ、お前も筋肉さんを使ってるジャマイカ。


「もちろんだ。

俺は足止めする気なんか更々ねぇからな」

「なら…不甲斐ない息子ですが…」

「立派に育ってくれてお父さん嬉しいよ」

「お前らは俺のなんなんだよ」


3人は笑って拳をぶつけ合った。


「…んじゃ、ファイト。

この施設ぶっ壊すまでには逃げろよ?」

「当たり前だ。生き埋めとか洒落にならないから」

「…階段はこっちだ」


エクスプロージョンが指差す所には確かに階段があり、邪魔をする気も無さそうだ。


「早く行け。

んじゃねぇとおもいっきり戦えねぇ」


はぁ…筋肉さんは本当に戦闘狂だな…


桜達は振り返らずに階段を降って行った。





下に降りると薄暗い道の先に明かりが見えた。


ひとまず目指すのはあそこだな。

…まあ、その前に。


桜は一人走って曲がり角に身を隠した。


カツカツ…カツカツ…


…二人か。

とっとと仕留めて安全に歩くとしますかな。


「くたばれ…ってお前らかよ」

「のわ!?

……銃口を下げてくれないか?」


桜の目の前にはトラップに引っ掛かったアホ(柚汰)と拉致されてるはずの朔がいた。


「はぁ…驚かせんなよ。

萩、柚汰と朔がいたぞー!!」


萩と鎌鼬が奥から走って何やらため息をついている。


「せめてなんか言えよな。

どうしたらいいかわかんなかっただろ」

「…ごめんね☆」

「くたばってしまえ」


全く酷い事を言うよな。俺も同じことされたらそう言うだろうけど。


「……あ、朔。怪我とか大丈夫か?」

「お前、俺の事忘れてただろ」

「ソンナコトナイヨ。

いやー、心配したなー。」


ここってなかなか暗いから視線を合わせてないって気づかれないはず。


「なんで片言の上に視線をそらす」

「…ちょっと日本語が不自由になってたんだよ。言わせんな恥ずかしい。

さて、いつまでもこんなのやってないで進むか」


明かりも見えるからあっちが正解かな?


「お、おい待てよ。ここから逃げるんじゃ…」

「なわけ。

俺の目的は最深部にいるこいつの姉ちゃんを助けるためだから進むぞ」

「俺もこの先に予定が」

「後輩が拉致られてるから」


あ、こんなこと言ったら朔を助けに来てないってばれちゃう。


「もちろんお前を助けるのも目的の1つだけどな」

「とってつけたようないいわk」

「男同士の友情(意味深)が見れると聞いて」


…ゾンビちゃんは本当にどこにでも現れるな。


「ないから落ち着け」

「はい」


ドコォォオォォ…


「…上でスマブラしてるけど帰る?」

「うぅん。ついてくことにする」


まあ、だろうな。

俺も余波で死ぬのはちょっと…


「んじゃ、レッツゴー」


桜は道中に出てきたり暗殺を狙ってくるやつをどんどんと蹴散らしてなんのイベントも起きずに明かりのついてる部屋に着くことができた。


「くくく、よ、よくここまでき、きき来たな!!」(震え声)

部屋にはインフェルノが明らかに震えながらそんな事を言ってきた。


…えーと、これはいちよ言っとくか。


「無理すんなよ」

「う、うるさい!!」


なんであんなに怯えて…あ、俺か。


「い、いいか!!お前らはここで本気の俺に倒されるんだ!!

おとなしく倒されれば悪いようにはしない!!」

「足が震えてるけど」

「武者震いだ!!」


さっきから俺にだけ視線を合わせないところを見ると…

うん、俺が原因だな。


「さて、ここは俺が行くお」


と言って前に出たのは萩だ。


「いや、だから全員でやった方が安全だと」

「悪いな、あいつだけは俺がやんないとな。

これだけは譲らないぞ」

「…はぁ。お前といい聖といい…

了解、とっとと向かうぞ。

あいつが通して」

「ふん、お前など俺が相手をするまでもない」


インフェルノは嬉しそうに道を開けてくれた。


「…トラウマってすごいね」

「せやな」


さて、面倒だしとっとと行きますか。

「死ぬのは勘弁」

「わかってるよ。

皆も頑張れよ」

「「「おう」」」


桜達は萩を残して通路を進んで行った。






「これさ、セオリー通りなら最終的に残るの俺じゃね?」

「いやいや、俺も目指すのは最深部だから」


となると近いうちに朔は消えるな。うん。


カチッヒュッ


「お?危ないな」


桜が踏んだ事により天井からギロチンが降ってきたが桜には掠りもしなかった。


「危ないから気を付けてNE」

「NEじゃないから。お前はおかしいから」


攻撃予測ができるから仕方ない。


「んじゃ、ちょっと罠解除してくる」

「いってらー」


カチカチカチカチカチカチカチカチ!!

ヒュッ!!カカカカカ!!ガチャン!!ドゴゴゴ!!


「っと、ただいま。

罠全部解除してきた」

「なにしたかわかんないけどすごい事してきたのはわかった」

「流石チーター」


こういうときにチーターって楽だな。

罠を全部発動させてもノーダメージだぜ。


「まあ、行きますか」


桜一行は殺伐とした道をズンズンと進んで行った。





「で、次は女の子か」

「………たのに」

「メ、メタルこれはな」


おー、どうやら修羅場みたいだな。

お茶と机があったら最高だな。


「部屋を出ないでって言ったのにー!!

ゴーレム!!」


ドゴッ!!


『ウゴオオオオ!!』


おー、なんか地面から鉄でできたゴーレムが出てきたな。

って、攻撃予測でてんじゃん。


「柚汰、鎌鼬。こっちにこい」

「「?」」


よしよし、これで安全だな。


「行くよゴーレム!!」


いつの間にかゴーレムの肩に乗っていたメタルがゴーレムに指示を出して朔に突撃した。


「のわ!?」


ドコォォオォォン!!


ゴーレムは朔を掴んだまま天井を突き破ってどこかに行ってしまった。


「…なんだったんだ」

「…ひとまず朔は脱落でいいんじゃね?」

「せやな」


朔、お前の事は忘れないぞ…


二人は朔に合掌しながら先を進んだ。


「お?階段じゃん」

「何階あんだかわかんねぇからあれだけどな」

「そういえば鎌鼬は何階あるのかわかんないのか?」


鎌鼬はここにいたわけだしマッピング系のアイテムもあるし分かるだろ。


「ここは4階層ありますね。

今、地下1階ですから、後は下に2つですね」


なるほどな。半分位は進んだのか。

で、英雄(ヒーローズ)も4人。…流石に8人も居ないよな?





「柚汰さんは捕虜となっている人を探しているんですよね?」

「ん?そうだけど…」


地下3階は基本1本道で小さく枝分かれしたり、扉が並んでるだけの基本的に迷わない階になっている。


「捕虜になってる人達は基本、この階に収用されているはずです。

探すのならこの階を探すのがいいと思います」

「…わかった。

んじゃ、俺はこの階を散策してみたいんだが…」


はぁ…仕方ねぇ。俺も手伝


「散策は俺一人で十分だから先に進んでくれ」

「…お前もかい」

「あいつは俺の後輩だからな。

お前も早く姉さん助けてやれよ」


…後輩とか羨ましいなくそ。


「わーたよ。

頑張ってこい」

「あいよ。

って言ってもこの階をしらみ潰しにしないとな。

ははは、笑えねぇ」


柚汰はそう言うと元来た道を戻って拉致された人達を探しに行った。


「で、こうなるのな」

「あはは、皆個人で行動してしまいましたね」


ま、それはそれでいいんだけどさ


「皆、出てきていいよ」

「たあ」「とう」「…やぁ」


水奈以外は影から飛び出して桜に抱きついた。

だが、道が狭いこんなところでは…


ゴンッ!!

「うご!?」


頭…頭打った…


「お前ら…」

「えへへ」「寂しかったのじゃ…」「………」クンクン


…怒るに怒れないジャマイカ。


「クー君、頭痛くありませんか?」だき


ぬお!?

後頭部が幸せな感じになってるぅ!?


「………」

「神楽、睨まないで。

怖いから睨まないで」


って、こんな事してる場合じゃねぇ!!


「さて、先に進むぞ。

鎌鼬だって姉ちゃんと会いたいだろうしな」

「うん!!

でも帰ったら思いっきり甘えるからね」


…俺は等分睡眠がとれないだろうな。


「そう言えばさ、英雄(ヒーローズ)ってあと何人?」

「そうですね…

私の知ってる限りだと後、フレイムとライトニング、ミストですね」


うーん、最低3人か…


「あれ?博士は違うんですか?」

「「博士?」」


…どうやら水奈も博士って人は知らないみたいだな。


「博士って?」

英雄(ヒーローズ)の皆さんを指揮してる人みたいですね。

能力はわかりませんが皆ちゃんと従ってます」


ボス的立ち位置か…

ま、その人を倒せば終わりでいいかな?


「その人を含めて4人ですね…

頑張りましょう」


はぁ…4人か。多いな…誰か変わりに倒したりしてくんないかな…


「お兄ちゃん、部屋に出るよ。

油断はダメだからね」

「はいよ。教えてくれてありがとうな」

「えへへ、どういたしまして」


ひとまずは集中するか。


桜達は真っ白な部屋に入って廊下から姿を消した。

読んでいただきありがとうございました!!

誤字脱字がありましたら報告お願いします!!

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