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俺の知ってる日常はどこか違う  作者: Mgl5566l
恐ろしいゴールド
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第83話≡この家じゃ隠し事もできやしない



「最後の魔術は何の魔術だったんだ?」


うん。まあ、そうなるよね


「えーと、企業秘密って事では…」

「桜さんは番外魔術も使えたんですわね」


そう後ろからいったのはアリシルだった


「番外魔術?」

「最後のは重力魔術ですわよね?」


せっかく適当な事を言ってはぐらかそうとしたのに


「…はい。最後のは重力魔術です」

「君のアイテムは奴隷を複数もてるというものではなかったかね?」

「…邪眼持ちですから」

「…なるほど。それなら納得がいく。

四属性使っていたのはどういうことだ?」

「…もともと使えたっていう感じですか」


くそ…説明が面倒くさい


「そうか。

何はなくともあれ君が俺に勝ったのは事実だ。

シオンをよろしく頼んだぞ」

「は、はい」


ガイヌスはそう言って屋敷に戻っていった


「ガイヌスは照れ屋ですもの。

あれでもあなたを認めたという事ですわ」

「本当、お父様は素直じゃありませんね」

「奥様」


気がつくとアリシルの隣にメイド長が立っていた


「コカトリス様がおいでに」

「あら?予定よりも早いですわね。

わかりました。広間に通しておきなさい」

「かしこまりました」


そして、音もなく消えた


…忍者とか極めるとメイドや執事になれるのか?


「私たちも向かいましょうか」


そして歩き始めてしまった


「お兄ちゃん、今回はだいぶ苦戦したね」

「ぶっちゃけ危なかった。

遅れるのってなかなか辛いな」

「あれ?私の方が勝率が高いですのに…」

「お前は攻撃範囲が広いだろうが」


俺はシオンと違って攻撃範囲が狭いんだよ。

攻撃範囲は広くもできるけど鳴にも被害でるし使えないんだよな


「そんな私を瞬殺したのは誰ですか?」

「あれは縛りなしだろ」

「今回も縛りはありませんよ」

「いやいや、流石に闇とか光はまずいだろ」


って、重力使ってる時点で言えたもんじゃないか


「…にぃ」

「おお、そうだった。よくやったな鳴」


抱きついてきた鳴の頭を撫でると気持ち良さそうに目を細めた


「桜さん?行きますよ」

「はいはいって鳴、抱きつくな!!歩きづらい!!」

「…や」


いやいや、やじゃなくて


「クー君、早く来てください」

「あー、しっかり捕まってろよ」

「…ん」


結局鳴を抱きつかせたまま皆を追いかける事になった





「お待たせしましたね、ミラルバ」

「いえ、私が早く来てしまいましたのが原因です。

お気になさらず」


広間で待っていたのは灰色の髪でオールバックにしている男の人だった


おお、中々礼儀正しい人みたいだな


「やあ、シオン。元気だったか?」

「ええ。ミラルバさんも元気そうで何よりです」


うーん、別に嫌ってるところは見れないし…?


「シオン、そちらの方を紹介してくれるかい?」

「彼は桜さん。

ミラルバさんの対戦相手ですよ」

「ああ、君が。

僕はミラルバ・C・ヤバンガルド。

ミラルバと呼んでくれ」

「俺は陽童桜。桜でいいです」


桜とミラルバは軽い握手をかわした


「それで、そちらの女の子達は?」


まあ、目立つもんな


「俺の奴隷。てか、家族です。

右から神楽。朱音。水奈。

で、こいつが鳴です」


鳴は広間に入るときに桜の後ろに隠れていた。

皆を紹介するとミラルバに一礼した


「驚いたな。君は四人も奴隷を持っているのか」


この人、奴隷を人って言ったか。

うん、この人好い人


「試合に出すのはこの、鳴一人です」

「そうか。よろしくね、鳴ちゃん」


ミラルバは鳴に近づくが鳴は怖がって隠れてしまう


「すいません。この子人見知りで。

挨拶して」

「……ぉねがぃしますぅ」


うーん、ものすごくか細かったけど、聞こえたのかな?


「うん。お願いね」


鳴はすぐに後ろに隠れてしまった


「…愛されているね」

「まあ、家族でいたたたたた」


鳴は後ろで桜の足をつねった



「なんだよ鳴」

「………」

「今のは兄上が悪いのじゃ」


…俺かよ

しかも何が悪いのかわかんないから直しようがないし…


桜は皆から一気に批難されてしまった


「……くそぉ」

「…にぃ、落ち込まないで」ナデナデ

「うぅ…鳴だけは見方だよぉ…」


すると今度は鳴がずるいと皆が押し寄せてきた


「くははは、面白ね君たち」

「あ、なんかすいません」


こんな変なところみしちゃったしな


「いやいや、構わないよ。

桜君はいい奴隷に恵まれたね」

「はい。そこだけは運があったと思っています」


皆には本当に救われてるからな


「…う…まし…よ」

「ん?すいません。聞き取れなくて」

「いや、独り言だ。気にしないでくれ」


本人がそう言ってるし、いっか


「ミラルバさん。これからどうします?」

「長旅ですこし疲れが残っているんだ。試合は明日でもいいかな?」

「はい。ミラルバさんもしっかりと休んでくださいね」

「そう言ってもらうと助かるよ」


ミラルバは執事の一人に連れられて男子寮に向かって行った


「さて、顔合わせは終わったし何する?」

「ケードロ!!」

「え?また走るの?」

ケードロとは警察チームと泥棒チームに別れてする遊びで基本的には鬼ごっこのように走り回るゲームだ


「私もやってみたいです」

「はぁ…よし、やるぞ!!」


皆で屋敷の外に出てケードロをすることになった。





「ん?あれって」


ケードロをしていると木の影に綺麗な女の人に膝枕をしてもらい眠っているミラルバが見えた


ん?誰だあの綺麗な人?


女の人は眠っているミラルバをいとおしそうに見つめ微笑んでいた


ミラルバさんの彼女とか?


「ターチッ」

「あ」


俺、今泥棒だった


「えへへ、お兄ちゃん。油断大敵だよ」

「残ってるのは…ケルピー!!ヘルプミー!!」


そして、また遊びは続いていった





「ふぁ…眠…」


コンコン…


「どうぞー」


こんな時間に誰だ?

って、まだ9時か


「失礼するよ」

「おー、ミラルバさん。今晩は」

「今晩は。すこしいいかな?」


なんか改まってるけど、どうしたんだ?


「すこし相談したいことがあって」

「いいですが、俺が答えれるか…」

「大丈夫。簡単な事だから」

「まあ、どうぞ」


桜は椅子を引いて紅茶をいれた


「俺、紅茶いれたことないので美味しいかどうか…」

「いやいや、構わないよ」


俺のいれた紅茶を1飲みして桜をまっすぐにみた


「それで、相談というのは?」

「ああ。君に奴隷との接し方について聞きたくてな」


奴隷との接し方?

うーん、特別な事をしてないけどな


「俺は普通に接してるだけ」

「でも、その普通って周りから評価されないだろ」

「周りの評価なんか気にしてたらできる事もできなくなりますよね」


俺の場合は違う理由からだけどね


「…そうか」

「やりたいことがあるなら他人の目を気にせずにやる。

俺はそういう風にしてます」

「…君は恵まれているね」


まあ、確かに。

俺は恵まれた環境にいるんだろうな


「1ついいですか?」

「なんだい?」

「昼間にいたあの女性は?」

「ああ、僕の奴隷。ラタトスクだよ」


あの時の女の人がそうなのか。

でも、険悪な雰囲気はしなかったんだけどな…


「険悪な雰囲気じゃなかった気がしますが…」

「まあ、険悪じゃないんだけど…」


ここからは俺の踏み込んでいいところかわかんないし、やめとこう


「まあ、関係をよくしたいなら身分差は作らない方がいいと思います」

「……そうか。ありがとう」


ミラルバは少々浮かない顔をする。

どうやら望んでいた回答とは違かったようだ


「例えばの話でもいいかな?」

「構いませんよ」

「それしゃ。例えば、君の近くに奴隷に恋をした人がいたとする。

でも、その人は奴隷との間に壁を作ってしまっているんだ。

どうすればいいと思う?」


難し過ぎるだろ…

どうすればって…


「壁を壊せばいいと思うんですが、それだとダメですよね」

「うん。それは本当に難しい問題という事で」

「うーん。すいません、わからないですね。

でもその人の事を本当に想ってるなら壁を壊す覚悟がないといけないと思うんですよ」


ってアニメで言ってたりする


「それを壊したら周りから批難されてもかい?」

「はい。周りが怖いならそのままの関係を続けるしかないと思います。

俺だったらですけど。周りが敵になってもその人の想いを伝えたいと思います」


俺は決め顔でそう言った


「…そうだね。

ありがとう仮の話に付き合ってもらって」

「いえいえ。大丈夫ですよ」


二人は紅茶を飲んで一旦落ち着いた。


でも、なんでミラルバさんはそんな事を?


「そうだ。よかったら君の話を聞かせてもらえないかな?」

「え?俺の?

それに話って?」

「シオンとの馴れ初めとか、魔術師になった話とか」

「あぁ、そう言う話ですね。

いいですよ」


桜は眠くなるまでミラルバに自分の話(一部隠蔽)をした





「それで、今日はいつから始めるんだ?」

「そうですね…桜君さえよかったら昼時にでもやろうかと」

「俺はいつでも大丈夫です」


今日の予定を朝食の時ガイヌスと話をしていた


「では、昼時にやるとしよう。

シオンもそれでいいな」

「はい。

桜さん。手加減はいけませんよ」

「しないって。

それはミラルバさんにも失礼だし」


まあ、番外魔術はできるだけ使わないようにしたいけど


「それに今回はシオンさんの夫の座をかけての闘いですからね。気合いも入ります」

「そうですね。気合いも……はい?」


…聞き間違いか?


シオンはため息とともに頭を押さえている


「え?これって勝てた方がシオンさんと結婚できるんですよね?」

「…シオン?」

「桜さん、これには訳が」


シオンの結婚がうんたらかんたらって聞いたけど…

それは聞いてないぞ


その場で焦っていたのは桜一家とシオン。

戸惑っているのはミラルバだけだった

読んでいただきありがとうございます!!

誤字脱字がありましたら報告お願いします!!

感想くれると喜びます!!


ミラルバは性格よくて顔もいい。

勉強、運動できて家柄もいい。

完璧な男性ですね。

書いてて悔しさが…こう…

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