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俺の知ってる日常はどこか違う  作者: Mgl5566l
恐ろしいゴールド
84/115

第80話≡だから俺の意見を(以下略)

新連載で萌えもん、始めました!!

よかったら見ていってね!!

俺のプロフィールから飛べるかと思います(たぶん)



桜とガルシオンは対峙して座っていた


「さて、説明をくれ。

場合によっちゃ行かないかも」

「はい。わかっています」


ガルシオンはやけに緊張した雰囲気をだしていく


ごくり…


桜達が息をのんだ


「私の両親に桜さんの事を話したら是非とも会いたいと」

「…えーと、シオン。どこまで話したんだ?」

「私といい勝負をしたというところまでは…」


なんだ、詳しいところまでは話してないのか


♪~


「っと、シオンちょっとごめんな」


今度はマスターか…

面倒な臭いがぷんぷんだぜ


「はい、マスター。俺ですが」

『クーよ。お主ヴァンパイア家と何がしでかしたのか?』


そっちにも根回しが…


「してませんよ。

ただシオンが俺の事を少し両親に話したら会いたいとの事で」

『なんじゃ、そう言うことか。

なら行ってくれ』

「え?マスターからそれ言います?」


てか、なぜマスターがそんなこと言うんだ?


『名家に敵視されていいもんはないからの。

むしろこれでお主を送ればいい方に事が傾くかもしれん』

「あーはい。そうですよね。

そういう扱いですよね。知ってましたよ」


俺は商品のような扱いですよね、わかってましたよ。ちぇー


『では頼んだぞ』

「はいはい。なんとかしますよ」


桜はため息をついてガルシオンを見た


「行かないといけないみたいだ」

「本当ですか?

はぁ…よかったです…」


ガルシオンが喜んでる反面、桜は頭を抱えていた


「明日学校に色々するから行くのは明後日でいいか?」

「はい。構いません」


一通り話が終わると皆が近づいてきた


「お兄ちゃんはまた外国行くの?」

「みたいだ…」


すると女性陣も喜んで話だし、そこにガルシオンも加わって更に盛り上がり始めた


休日は昼寝三昧の生活が…


「俺に休みがあるのか?」

「桜様は多忙でございますね」

「本当だよ。

たまには休ませてくれても誰も文句言わないって」


桜はケルピーの突然の出現にも慣れ驚かなくなっていた





結論から言うとトントン拍子で事が運んだ。

学校にはマスターからの根回しがあり何も言わなくても休みがもらえた。

後は時差を考えてヴァンパイア家のあるイギリスに飛べば終わりである。


「あ、でもシオンの家にいきなりなんて」


と言うと


「それはもう連絡済みですのでご安心ください。

ちゃんと人数分の部屋と専属メイドも用意しています」


この返しである。

てか、何?専属メイドって何?


そんなやり取りをしていると出発の時刻である22時となった


「はぁ…鬱だ…」

「ほら、そんな事を言ってないで行きましょう」

「水奈、お前楽しみなだけだろ」


だが、ニコニコしているのは水奈だけでなくその場にいる全員がニコニコしていた


「はぁ…わかったよ。わかりましたよ。

諦めて飛びますよ」


桜がそう言うと全員が影に入り二人だけ残された


「その…ありがとうございます」

「いいって。シオンが悪い訳じゃないから。

あの髭じいさんが全部悪い。そうしよう」


後でますマスターにはギャフンと言わせてやる…


「あはは、マスターも大変そうです。

…では、飛びましょう」

「はいよ」


桜はガルシオンと手を繋いで短剣を握った





『お帰りなさいませ。お嬢様』

「ただいま。皆さん」

「(°Д°)」


え?何これ?ジャンプしたらいきなりメイドさんが…え?


「あら?桜さん、どうしました?」

「い、いや。あまりにも常識はずれだったからつい…」

「お嬢様」


すると一人のメイドさんがガルシオンに近づいてきた


「6人と聞きましたが…」

「あ、そうですね。桜さん、皆さんを出しても大丈夫ですよ」

「お、おう。皆出てきてもいいって」


すぐに桜の影から四人が飛び出してきた


「んん…やっぱり影の中よりも外がいいね」

「朱音、荷物を出すのを手伝ってください」

「…にぃ、怖い」

「どさくさに紛れてお主は何をしとるんじゃ!!」


出てくるなり水奈と朱音が荷物を桜の影から出して、鳴が桜にくっつき、神楽がそれを引き剥がす画ができていた


「…なるほど。桜様のお客人というのは奴隷の方々でしたか」

「ええ、まあ」


まあ、初めてみたらこうなりますよね


パンパン!!


メイドさんが手を鳴らすと他のメイドさんは自分の仕事に戻り、数人のメイドさんと一人の執事だけが残った


「私たちが桜様が滞在する間身の回りの世話をさせていただきます。

何か不便がございましたら近くの者に」

「ありがとうございます」

「仕事ですので。

皆さん。お客人をお部屋に」

『はい』


桜の前には緑色の髪の毛の執事がいた


「短い間ですが身の回りの世話をさせていただきます。

僕の事はマイクとお呼びください」

「あ、うん。

俺は桜です。よろしく」


ついたどたどしく礼をしてしまった


「お荷物はこれで?」

「はい、そうですね」


少ない荷物は緑色の髪の毛の執事―マイク―に持たれていた


「こちらです」

「えーと、了解です」


桜は朱音達とは違う建物に案内された


「こちらは男子寮。あちらは女子寮みたいなものです」


つまり、いつもみたく部屋に侵入されることがないんだな!!


「この寮には女子は入れないとかかるのか?」

「はい。ただしお嬢様は例外でございます」

「あ、うん。そう」


桜のテンションはなかなか下がった


「しかし、桜様も大変でございますね」

「まあ、日本からだからな」

「?

いえ、その事ではなくコカトリス家の御曹司様と戦うことになるなんて…」


え?何それ?

…裏がありそうだし少し探るか


「うーん。俺は詳しくは聞かされてないからな…

マイクが知ってる限りで何かないか?」

「そうなんですか?

お嬢様が家を継ぐためにコカトリス家の御曹司様と結婚なさる。

私が知ってるのはその程度です」

「…そうか。俺の知ってる情報と同じか…」


桜は息をするかのように嘘をついた


えーと…つまりシオンは祝って欲しいのか?


「お役にたてずすいません」

「いや、後は自分で集めてみるから大丈夫だ。

ありがとう、マイク」


マイクは1つの部屋の前で止まった


「ここが桜様のお部屋です」

「おお!!めっちゃ綺麗!!」


冷蔵庫、テレビ、お風呂完備。

更に天蓋付き大きなベットもある


「…ベットが大きい…だと」


しかしその要素は桜には余計なものだった


「…いや、待てよ。まだ来ると確定したわけでは」

「?」


マイクはぶつぶつと呟く桜を無視して荷物を置いたりしていく


「あ、マイクありがとう」

「いえ、執事ですので。

至らないところがありましたらおっしゃってください」


マイクはそう言って部屋を出ていった


「さて、俺は何をするか」

『お兄ーちゃん!!』

「って、休めるわけないよな」


桜が窓を開けると朱音達が手を振っていた


「あそーぼー!!」

「わかったからちょっと待ってろ」

「ジャンプ!!お兄ちゃん跳んできて!!」


いやいや、ここ三階…

問題はないけど流石に


「シオンも見たいって!!」

「はぁ…わかった。今いくぞ」


桜は窓から跳んで風の魔術を使って着地した


パチパチパチ…


「あ、そう言えばシオン。俺達、親に挨拶とかしなくていいのか?」

「夕食の時に会えますのでその時にお願いします」

「了解。

さて、何して遊ぶ?」


桜は手首足首をほぐした


「鬼ごっこ!!」

「うぇ…また体力を使うようなものを…」

「楽しそうですね。

ケルピー、あなたもやりましょう。手加減は無用です」

「かしこまりました」


ケルピーも参加してなかなか大人数での鬼ごっこが始まった


「…彼が娘の」

「なかなか元気な少年だが…

実力はどうだろうな…」


大人二人は鬼ごっこしてる桜達を見ていた


「しかしシオンは元気になったものだな」

「そうね。そこは感謝するべきね」


そして微笑ましそうに遊んでる皆を見ていた





「お父様。お母様。

こちらが桜様です」


目の前にはものすごくダンディーなおじさんとものすごくセクシーなお姉さん(?)がいた


「あらら、あなたがシオンが言っていた桜さんなのね。

初めましてアリシル・V・ウルバヌスです」

「初にお目にかかります。

陽童桜です。」

「俺はガイヌス・V・ウルバヌスだ。まあ、詳しい話は食事をしながらにしよう」


まあ、立ち話もなんだもんな


「わぁ…」


そこには長い机に皆の分の夕食が並んでいた


「どうぞ」

「ありがとう、マイク」


全員、ちゃんとそれぞれのメイドと仲良くなっているのか、悪い雰囲気はなかった


「では、いただこうか」

『いただきます』


桜はいちよナイフのマナーはできているため目をつけられることはなかった


「桜君。

不憫な点はなかったかね?」

「はい。ものすごく助かってます」

「そうか。ならよかった」


…俺から変に話しかけなくてもいいよな


「それで、桜君。

シオンとはどこまで進んだのかね」


空気が凍った


「えーとそれは」

「クー君!!ちゃんと答えてください!!」

「…大切」


皆からのなんとも言えない緊張感が発せられる


「た、戦ったくらいですよ」

「本当か、シオン?」

「私は桜さんの耳を食べるのが楽しみです」


一瞬和んだ空気がまた凍った


「シオンよ。なんと恐ろしいことを…」

「桜さんのリアクションがおもしろかったです」

「く…でも家族なのは私たちです!!」


すると女の子達はまた騒ぎ始めてしまった


「私が桜さんの家族になるのも時間の問題です」

「そ、その座も私たちのものです!!」


あー、なんでこんな事に…


「すいません。こんなに騒がしくなってしまいまして」

「いや、騒がしい食事なんて久しぶりだからな。気にしなくていい」

「そうですね。私たちも楽しいですよ」


女の子達は騒がしく食事をし、桜はそれを止めながら食事をしていた


ふぅ…食べた。

美味しいかったな


食事も終わり余韻に浸っていた


「桜さん。少しいいかしら」

「あ、はい」

「私の部屋で少し話したい事がありますの」


俺なんかしたか?


桜はアリシルについていき部屋までお邪魔した


「食事の時はありがとう。とても楽しい食事ができましたわ」

「いえ、そう言っていただけたなら助かります」


アリシルは紅茶を桜の分もいれてくれた


「それで、話というのは?」

「そうですね、早めに話してしまいましょう」


うーんと何かあったけかな?


「桜さん。あなたの実力を知りたいのです」

「………」


そう来たか…


「俺は雷使いのCラン」

「隠していますね」


…なぜばれたし


「私のアイテムは真実と嘘を見分けるものです。

本当はどうなんですか?」

「…えーと。銃使いです」

「本当のようですが、あなたの実力がわかるまで帰しません」


…はぁ…また面倒な事に…


「わかりました。

言いますが他言無用でお願いします」

「誓いましょう」


桜はガルシオンとガチで戦った時の事を話した


「…なるほど。

でしたらその光魔術を見せてくれませんか?」


桜は指から光を出して天井に七色の景色を見せた


「綺麗ですね…」

「っと、まあ。こんな実力です」


桜が見せるとアリシルは何かを決めたようだ


「桜さん。このあとあなたに強力な敵が現れるでしょう。

ですがどうか負けないでくださいまし。

勝てば相手方もシオンも幸せになれます」

「?

どいうことかわかりませんがわかりました。

皆が幸せになれるのなら頑張ります」


相手方って方の事情は知らないが


「お願いします。

それとあの子は小さな頃から自分の力のせいで苦しんできたこともあります。

どうか、あの子をこれからも支えて下さいね」

「…任せてください。それくらいしないと男が廃ります」


桜は特に意味を考えずにそう答えた


「ふふふ、うちも安定ですわね」


確かにシオンが元気なら家も明るくなるしな


「それじゃ、俺もそろそろ戻りますね」

「はい。明日も大変だと思いますが頑張ってください」


明日?

何かあるのかな?


疑問に思いながらも部屋を出た


「お疲れ様です。お部屋に案内させていただきます」


執事とかメイドとかって本当、神出鬼没だよな…


桜はそんな事を思いながら部屋に戻った

読んでいただきありがとうございます!!

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