第78≡まさかのコンビネーション
音もなく装馬の足元が少し開いた
…!?まずい!!
桜は風の無害の弾を足に接近する二人の行動上に打ち込んだ
「え?」
「な!?あのやろう!!」
二人が銃弾を警戒して下がると装馬の足から火炎放射のようなものが発生し足に近づけなくなった
「…そういうことか」
「あのやろう!!やっぱり俺たちの敵かよ!!」
あれー?これ見ても俺を敵視すんのかよ…
装馬も四人に体中の銃を向けて近づきながら射っていく
「チッ…あいつの処分は後回しだ」
桜は空に、3人は装馬から距離を取るように逃げていく。
装馬の足からは付け根から下に炎が流れ続けているため接近は近づけないでいる
こうなると…
まずはあれをどうにかするか
桜は装馬からの攻撃を避けつつ足に接近し、火の元を攻撃した
カンカン!!
上から当てても蓋が閉じるだけでダメージは与えられなかった
……下から?
桜は火炎放射器の下の方に粘着する爆発弾をいくつかつけた
ドコッ!!
装馬は足元から煙を出しながら怯んだ
「ふん。ようやく俺のあの一撃が響いたか」
…えー、なんでお前の手柄みたいにいってるの
3人は装馬からの攻撃を避けるのに必死になり桜が何をしているのか見ていなかったようだ
…報われねぇ
桜はダムランにもわかるように火炎放射器を攻撃した
「なるほど。そういうことですか」
ダムランは一本の水で作られた巨大な槍を作り出した
「これくらいあれば足りるでしょう」
ダムランが水の槍で火炎放射器を攻撃すると明らかに火が弱くなった
「よし、ダムランその調子だ!!
やっぱりあいつは役立たずだな」
その間に桜は足一本の火炎放射器の破壊に成功し、その足をスピネルが斬りつけていた
さて、次は後ろ足だな
桜は後ろ足にも爆発弾を設置してどんどんと壊していくが、弾丸を数弾受けてしまっていた
ちょっとキツいな…
どうにか銃を無力化できないかな…
しかし装馬の体から生えている銃は何百もあるため破壊しきるのは難しいと考えたため諦めた
「おい、役立たず!!さっきからうるせぇぞ!!耳障りなんだよ!!」
…爆撃も禁止っと
すると足の火炎放射器が機能を停止したに気がついたのか火炎放射器が全て閉じた
ガ…ガガ…
その代わり閉じたところの上が開いてミサイルの弾頭が見えた
今度はミサイルかよ!!
ジュ、ジュジュ…シュバ!!
ミサイルが装馬の中で点火され一斉に放たれた。
その数18本。
内6本が桜に向かった
まあ、これぐらいなら避けきれる
桜はロケットを見切りながらスピネルに向かったロケットを1本撃ち抜いた
ドコォッ!!
しかし桜がかわしたミサイルはは全てUターンして桜を狙う
追尾付きかよ!!
ダムランも避けきれないとわかったのか修羅、スピネルを気にかけながらもミサイルを撃ち抜いていく
…雷なら
桜は上に向かってから魔銃を天に掲げた。
ミサイルは動きを止めた桜に向かっていくい
雷の裁き
銃から放射線状に雷が走り桜に向かった全てのミサイルを撃ち落とす
さて、ぼさっとしてる暇はねーな
桜は自分に向かっていくつもの攻撃予測が見えたのでジグザグにダムランのところに向かった
まずは魔術を使えるやつからの救出っと
装馬も銃で射ってくるが桜にはかするだけでダメージは通らなかった。
桜はある程度近付いたら氷の弾丸でダムランに向かう2本のミサイルを撃ち落とした
次に危ないのは…あのDQNか
「クソが!!ついてくんじゃねぇぞ!!」
桜はすぐさま修羅とミサイルの間に入って氷の弾丸を撃ち込み両手を前に出した
風の扉
桜と修羅には爆風は訪れず衝撃だけ襲ってきた
「てめぇ!!余計な事してんじゃねぇ!!
邪魔くせぇんだよ!!」
後ろからアックスで修羅が殴りかかってきたため桜は避けて2発撃ち、向かってくるロケットを破壊した。
煙幕で桜と修羅は隠れたが桜を狙って弾丸が飛んできた。
標準の合わない弾丸は二人にかすることすらなかった
「だからうっせぇって言ってんだろ!!
もっと静かに片付けろ!!」
こいつ助けなくてもいいかな?
「しまった!!」
向こう側では水の槍を作ったダムランがスピネルに向かうミサイルを撃ち落とそうとしていたが威力が足らず1本撃ち逃していた
って今度はあっちか
桜は煙から出て素早く右手で標準を合わせてミサイルを撃ち落とした
ダダダダ…
桜の右腕に何発か銃弾がめり込んだ
ピキッピキッ…
いって!!
あっちに集中してて見てなかった…
桜は一端地面に降りて氷の壁をつくってから右腕を確認する。
すると、動かすたびに痛みと違和感が残った
骨いった臭いな…
「くははは!!負傷か?ざまぁ見ろ!!」
桜を見て笑う修羅の後ろに動きがあった
危な痛って!!
桜が修羅の後ろから迫っていた大きな手を撃ちのこうと右手を動かしたら痛さで狙えなかった
「修羅、後ろだ!!」
「ぐはっ」
カランカラン…
修羅は後ろから握られ、その時アックスを落とした
「修羅を放せ!!」
スピネルが走って大剣で装馬の足を斬るが装馬は怯む気配すらない
「くそ!!くそぉぉ!!」
手は装馬の横で止まって銃口が全て修羅に向く
…後で水奈に治してもらうか
桜は右腕を凍らせた
「やめろぉぉぉ!!」
ダダダダダダダダ!!
修羅に向かって一斉掃射が始まった。
修羅を持っている手に当たるとき煙が発生したため視界がいっきに悪くなった
「そ、そんな…」
ザシュ!!…ドサッ
「いててて…
おい!!何落としてんだ!!ざけんじゃねぇぞ!!」
修羅が煙の中から手ごと落ちてきた。
装馬も驚いたのか、銃を一端止めた
「クー君。大丈夫かな…」
スピネルがダムランのところまで下がり心配そうに煙を見る。
「…正直危ないところです」
煙が晴れると凍らせた右腕をだらりと下げた桜が氷の盾を作って全弾防いでいた
…危ねぇ。
てか、腕これ完全にいったな
桜はひとまず氷の強度を強めといた。
装馬の腕は斬られたところから新しく生え三本に戻っていた
ガチャガチャガチャガチャ!!
桜の無事を確認した装馬は銃を体の中に引っ込めた。
今度はなんだよ…何する気だよ…
装馬の体からいくつもの大砲の筒が飛び出した
ドンッ!!
桜に向かって大砲の弾が飛び出す
これは避けよう
桜の体に大砲の弾が当たると霧散して体が消えた
「え!?どこに行ったの!?」
「あのやろう…まさか逃げ」
ドコン!!
桜が消えた反対側の砲台の筒が壊れて落ちた
砲台は濡れたり凍ったりしていた
砲台なら数も少な目だし壊すのが楽だな
桜は砲台の中にどんどん氷の弾を射っていき破壊していく。
砲台は全て途中、何かに折られたように壊れていた
よし、これで大丈夫のはず
ガチャンガチャン!!
…一匹で何度もおいしい魔物
冗談言ってる場合じゃないか
音の聞こえた方にいくと装馬の顔らしきところが開いて大きな目のようなものが現れた
…何これ?
キュィィィィ…
嫌な予感しかしねぇ!!
「なにか来ます!!全員避けることに専念してください!!」
装馬は目の前にいたスピネルに狙いを定めたようだ
ピュン!!ジジジ…!!
目のようなものから赤く太いレーザーが出てきてスピネルを追いかけながら焼いていく
レーザー!?これは流石に対処しずらいな…
スピネルがレーザーに焼かれないように走るがレーザーとスピネルの距離は縮まっていった
ま、早めに処理しておこう
空弾の鎖
桜がスピネルに向かって鎖のようなものを投げると腹部に鎖が巻き付き一瞬で固定された
「え?なにこ」
桜はとっとと引っ張ってレーザーから距離を取らせた
「うぅ…首か…
でも助かりました」
桜は軽く手を振り大丈夫であることをアピールした
レーザーは桜がスピネルを救出すると威力を弱めていきレーザーは止まった。
…連発は無理かな
レーザーをだした目のようなところからは煙がもくもくと上がり連発はできないようだった
さて、そろそろ終わりにしますか
桜は右腕の痛みを耐えながら飛んで空中に雷を纏わせた氷の槍を作りだし始めた
ま、こっちに注目しますよね
ザシュ!!ドコッ!!
スピネルと修羅が協力し装馬の足を一本断ち切った。
それと同時にダムランが水の巨大な槍を装馬の側面にぶつけた
雷と氷の双槍
装馬に槍が当たり、当たったところから刺さり凍らせ感電させていく。
ダムランが水の槍で濡らしていてくれたお陰で電気が通りやすくなり装馬が消滅するまでにさほど時間がからなかった
ん?なんだこれ?
桜が地面に降りると近くに封筒が落ちていた
よし、読もう
桜はばれないように仮面を外して手紙を読んだ
『このあと隣の駐車場にて待つ。
来ない場合、貴様の仲間ごと殺す』
…まだ帰れないってことね、わかります
「いやー、終わった終わった!!流石は金属色の俺様だな!!」
「ははは、足の切断はナイスでした」
「水魔術だってすごかったじゃない」
3人は和気あいあいと話しをし始めた
「で、正直あのクズどうだった?
俺は無論使えないに一票だ」
「僕は助かりましたので4等分で」
「はぁ?お前マジで言ってんのかよ?」
「はい。
彼が居なかったら僕たちは壊滅してたかも知れませんから」
修羅は舌打ちをしてスピネルを見た
「私も4等分でいいと思う。
彼が居てくれて本当に助かったから」
「だー!!んだよお前ら!!あの変態のどこにそんなところがあんだよ!!」
修羅は少し暴れると落ち着きを取り戻した
「はぁ…多数決だろ。
よかったな変態野郎…?」
「あれ?」
桜の姿は見渡した限り居なかった
「どこに行ったのでしょう?」
「あの人、人と関わらないようにしてるから帰ったんじゃない?」
「チッ。変態の考える事はわかんねぇな」
3人は桜が既に本部に行ったと思いワープした
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