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第76話≡いつぶりだろうな



「「すいませんでした!!」」


桜が萩の家に行くと萩と朔が頭を下げてきた。

ついでに聖もいるがヘッドフォンをしてゲームをしているため会話に参加してこない


「?どうした?」

「本当、もうBL本送りつけるの止めてください!!」

「えー、まだ二回目じゃーん」

「十分だよ!!本当、もう止めてくださいお願いします!!」


まあ、謝ったら許すつもりだったしな


「うん、そこまで謝ってくれてるし許さぬ。

で、萩は?」

「許さぬ!?許してくんないの!?」


桜はもう送りつける気がないので無視する事にした


「お前ゾンビにエロ本渡しただろ」

「うん!!」

「なにしてんだよ!!それにその子供みたいな無邪気な笑顔やめろ!!」


えー、ダメなんですか?やだー


「なんでだよー。ゾンビちゃんは知識が深くなるから得じゃないかよー」

「あのな…ゾンビだぞ?行動に移すとは思わなかったのか?」


…ゾンビちゃんならあり得る


「具体的には?」

「部屋に入ろうとするとあえぎ声が聞こえるし、俺のベットがよく乱れてるんだよ」


完全に事後の上に現場も掴めてるじゃん


「まあ、どんまい」

「はぁ…不安しかねぇ。

ひとまず止めてくれ頼むから」

「うーん…わかったがストレスではげたりとかしないの?」

「させたいの!?」


俺は萩の髪の毛が抜け落ちて落ち込む姿を写真に納めたい

…やっぱいいや。誰トクな写真になるだけだ


「あ、桜。今のうちに貸しとくな」


桜は萩からアニメのDVDを借りるために萩の家に訪れていた


「おけおけ。明日には返すから」

「おう」

「さて、借りるもん借りたし帰るか」

「「サラダバー」」

「ダーバッ」


桜が薄暗い廊下に出るとゾンビが待っていた


「待っていましたよ、桜様。

…可能ならばこれからも物資の供給をしていただきたい」

「…仕方ない。俺の後でもいいか…」

「使用済みでなければ」


二人は視線を合わせて頷いた


「できればSMを」

「わかっている」


桜はそれだけ言って歩き始めた


桜はクールに去るぜ


※これはエロ本を渡すかどうかの話である





次の日

桜はいつも通りソファーに寝転がり、朱音達が桜で遊んでいた


「お兄ちゃん、大分温かくなってきたね」


朱音が不意にそんなことを言ってきた


「そうだな。春が近づいてきたんだな…」

「…にぃ、下着が欲しい」


桜のほのぼのとした空気は鳴の一言で壊された


「…きつくなってきた」


鳴はそう言うと胸を押さえた


「鳴もおっきいもんね」


朱音は後ろから鳴の胸を掴んだ


「…にぃ、専用」

「いやいや、それは鳴のもんだからね!?

専用とか大丈夫だから!!」


すると一人黙っていられない人が近づいてきた


「お主ら!!胸胸とうるさいんじゃ!!

兄上に揉んでもらうぞ!!」

「なんで!?」

「なんか…こう。大きくなる気がするんじゃ!!」


気がするって…

いいのか?それは?


「それに兄上にマッサージしてもらうと…気持ちがいいんじゃ」


神楽は頬を染めてモジモジとし始めた


「…にぃ、買い物行きたい」

「お兄ちゃん、私も行きたいな」

「わらわも行くが帰ってきたらマッサージを要求するぞ」


神楽それは違うぞ


「…わかった。それじゃ水奈にも相談してからな」

「水奈ー。お兄ちゃんが買い物に」「行きます!!」


朱音、言い終わってないんだけど…

女の子って本当買い物好きが多いな


「それじゃ、皆行くって事でいいみたいだな。

んじゃ、各自準備して出来たらここに集合な」

「「はーい」」「わかりました」「…ん」


各々自分の部屋に戻って行った。

桜も自室に戻り適当な服に着替えた


…前回は荷物すごかったからな


桜は財布と携帯だけ持ってリビングで皆を待った


さて、何してようか…


桜は適当なテレビを見ていると赤い布で視界が塞がれた


「…誰だ?」

「鳴…だろうげど何で隠してた?」


鳴は名前を呼ばれると塞いでいた布を取った。

桜が後ろを見ると鳴はクルリと回った


「………」じー

「えーと、似合ってるよ」

「…♪」


桜はそこで鳴が赤い布など持っておらず、赤いスカートをはいているのに気がついた


「…鳴、さっき何で目隠しした?」

「…ん」


鳴はスカートをヒラヒラと揺らした


…スカートで目隠しされてたのかよ。

どうよう、被害者の俺が完全に犯人だ…

お巡りさん。俺です


「…にぃも格好いい」

「そうか?ありがとう、鳴」


そう言って頭を撫でると鳴はとても満足そうな顔をした


「ふふふ、久々の買い物じゃ。腕が鳴るのぉ」

「神楽、ほどほどによろしく」

「妥協などせぬわ」

「お願いだから妥協して!!」


すると朱音も合流し残るは水奈だけとなった


「あはは、皆で買い物なんて久しぶりだよ」

「えーと、韓国で鳴に会った時以来か?」

「うん!!本当に楽しみだよ!!」


あんまし買い物いかないもんな…


「すいません。お待たせしました」

「さて、揃ったし行こうか」


桜達5人は駅を目指して家を出た




「相変わらず何もねー」

「買いたいものは揃ってるからいいの」


そういえものかね…


すると鳴が桜の服の裾を握ってきた


「…離れたら大変」

「そうだな」

「さあ、クー君。買い物を始めましょう!!」


水奈は元気よすぎるしな

本当に楽しみなんだな


「…下着欲しい」

「ですね。それじゃ行きましょうクー君」

「いやいやいや、俺はダメだろ!!」

「いーから行きますよ」


桜は神楽と朱音に腕を引っ張られランジェリーショップにまた足を運ぶこととなった


~数分後~


「もう、やだ」


桜は周りから浴びせられるいろんな視線に参っていた


「…にぃが喜ぶ」

「女の子は見えないところもお洒落をしないといけませんからね」

「だからと言ってあの下着は勝負にですぎな気もするぞ」

「い、いいんです!!もしもがあるかも知れないじゃないですか!!」


まあ、水奈にも彼氏とか出来たらそういうのが必要になるんだろうな…


「次は靴を見ようよ!!」

「…朱音、あなたまた靴を1つダメにしましたね」

「靴が耐えられないのが悪いんだもん」


朱音のハードワークに靴はよく壊れる事がよくあり、既に3足は壊れている


「クー君の靴も汚れてきましたし、調度いいんでしょう」

「え?俺はまだ履ける」

「そんなところで貧乏性を出してどうするんじゃ…」


だって靴なんて履ければよくね?


「いいから買いに行きますよ」

「うっす」


桜達は靴屋で靴を何足か買って靴屋を出た


「ふぅ…買ったね」

「冬靴しかないから調度よかったぞ」

「もうすぐ春だもんな…」


改めて春の足音の近さを感じていた


「話変わるけど、こう…アイスとか食べたくない?」


桜は不意にアイスが食べたくなっていた


「食べたい!!」

「いいのぉ。わらわも食べたいぞ」

「そうですね。甘いものが食べたいですね」

「…おいしい」


全員が桜の意見にのった

ついでに神楽は紅茶のアイス。鳴はキャラメル系のアイスが好きなようだ


「それじゃ、行くか」

「えーと、どこにですか?」

「アイス専門店」

「「そんなのがあるの!?」」


四人はアイスの専門店があることに驚いていた


「…人間は色々な専門がありますね」

「そこはすごいところじゃな」


皆がなぜか関心し始めた


「お兄ちゃん、早くいこう!!」

「はいはい。今行くからね」


桜は地下にある31くらいのアイスクリーム屋に向かった


「わー!!すごいよ!!」

「皆、アイスは何段がいい?」


皆が頭の上に?を浮かべると桜は看板を指差した

「「二つ( じゃ)!!」」

「1つで大丈夫です」

「……1つ」

「了解。

えーと、ダブル二つ、シングル3つ。サイズはレギュラーでいいです」


すると店員さんはちゃんと対応してくれて皆アイスを選び始めた


「俺は安定のチョコアイスだな」


桜はチョコアイスを頼んで大きめの席に座った


「クー君、早いですね。

何回も来てるとかですか?」

「いやいや、ここに来るのは本当に久しぶりだよ。

単に俺は知ってるからさ」


水奈はイチゴとミルクのアイスを選んだようだった


「水奈、全員待つとアイスが溶けるから食べちゃおっか」

「はい」

「…にぃ」


鳴が両手を広げたので桜は机の上にアイスを置いて鳴を抱いて椅子の上に座らせた


「…にぃの足の上がいい」

「ダメです」

「…水奈は意地悪」

「何を言おうがダメなものはダメです」


鳴は落ち込みながらキャラメルアイスを食べはじめてしまった


「鳴」

「…あーん」


桜は鳴に少しでも元気を出してほしくてチョコアイスを差し出すと、鳴は美味しそうに食べて機嫌も直った


「…美味しい」

「だろ?」

「く、クー君。私も一口…」

「いいぞ。ほい」


水奈も一口食べて幸せそうに頬を押さえた


「最高です…」

「あー、先に食べてる!!」

「なんじゃと!?先にズルいぞ」


朱音と神楽も合流して騒がしい空間に戻った


「兄上のも美味しそうじゃな」

「ほい」

「あむ…美味しいの。

…は!?」


神楽は何かに気がつくと水奈同様、幸せそうな表情になった


「あー、ズルいよー。

あ、そうだ」


朱音は桜の顔を見てから近づいてきた。

頬はどことなく赤い気がする


「ん?どうした朱音?」

「私も欲しいなって」

「ああ、それなら」


桜はカップに手を伸ばすと朱音は桜の顔を掴んだ


「れろ」


そして、桜の口元についていたチョコアイスを舐めとった。

その光景にその場の全員が衝撃を受けた


…落ち着け。

こういう時は素数を数えるんだ。

1、2…9?

素数ってなん


「れろ」

「じゃけん!?」


現実逃避していた桜は朱音の舌の感触で帰ってきた


「あ、あああ朱音さん!?

いったい何をしてらっしゃるんですか!?」

「お兄ちゃんからアイスをもらっただけだもん。

お兄ちゃん顔真っ赤でかわいい」


朱音も恥じらいから顔は赤みを帯びている


「は!?朱音!!あなたって人は…」

「油断も隙もなかったわい」

「…敵は近くにいた」


女の子達は女の子達で盛り上がり始めてしまった


「ふふふ、いつまでも奥手じゃないもん。

ちゃんとゾンビ先生に教わってるもんね」


犯人はあいつか…

てか、先生って何?


「兄上よ待っておれ。今口移しで」

「やらんでよろしい」


全く。朱音がおかしな事をするから…


桜は皆があれこれ話している姿を見て満足していた





「やっと家だ…ただいま…」

「お疲れさまです」


桜は大量の荷物を持って自宅に帰ってきた


「…にぃ、お風呂入ろう」

「はいよ。

水奈、風呂お願いできるか?」

「はい。少し待ってくださいね」


桜はよく神楽と鳴と一緒に風呂に入っているのだ


「あ゛ー、やっと休める…」

「兄上よ。また踏んでやろうか?」

「神楽も疲れてるだろ?

今日はいいさ」


水奈がえっさほいさと忙しく動き回っている


「水奈も大変じゃな。夕飯に風呂まで」

「本当感謝してるよ」

「朱音ー。手伝ってもらえますか?」


あ、ついに手が回らなくなった


~♪


「ん?誰から…アヌビスさん?」


携帯を開くとアヌビスからメールが届いていた


『今日手伝って欲しいクエストがあるんだが

byアヌビス』


またアリネズミみたいなものかな?


「うーん…皆疲れるだろうしな」


『いいですが、俺一人でもいいですか?

by桜』

『構わないよ。今回はたぶん皆の力は必要ないからね。

時刻は11時くらいに本部に来てくれ

byアヌビス』


11時か…なかなかゆっくりできるな


「さて、何するかな…」

「だったら遊ぶのじゃー!!」

「…じゃー」


二人が桜に飛びかかってきたので桜は夕食ができるまで二人と遊んでいた

読んでいただきありがとうございます!!

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