第8話≡魔術特化しすぎだろ…
桜の能力がわかる回です
今のところメンバー候補が出てきましたけどどうなるのかな…
「なるほどの、お主が持ってる邪眼がわかったぞい」
桜は眼の大体の能力がわかった為マスターの部屋へと足を運んでいた
残すところ後アイテムの能力だけになったな…まあ、予測はつくけどな
「まず、お主の邪眼の名称じゃが、『剣龍人の邪眼』と呼ばれておるの」
…ちゅ、厨二臭せー!!ただでさえ両目色違いでもともと臭いのにさらに拍車がかかってるじゃん!!
「…能力とかわかりますか?」
「この邪眼はなかなか多機能じゃよ。まず敵からの攻撃の予測と武器を使うときに使い手になれる、後は武器の錬成じゃな」
…だから槍がやけに手に馴染んだのか
「面白い事にの、武器の錬成は想像した武器の錬成なんじゃよ」
想像した武器の錬成とか、完全に武器屋泣かせじゃん
「じゃがの…この武器錬成には莫大なマナを使うんじゃ」
「莫大なマナですか?」
「そうじゃ…お主錬成したときに何か感じなかったかの?」
えーと…確かあの時は…
「ああ、一瞬怠さを感じましたね」
「一瞬?…変じゃの」
…変?何が?
「武器の錬成には莫大なマナを使うと言ったじゃろ、武器の錬成には普通複数人で儀式をしてやっとできる荒業なんじゃ」
「へー、そんなにマナを使うんですね」
「へー、じゃないわ!!なんでお主はそんな荒業を即席で一人でできるんじゃ!!」
マスター、血圧上がりますよ
「ほら、俺ってマナの量おかしいじゃないですか」
「だとしてもじゃ、一瞬だなんてありえんことじゃわい」
…あの後魔術ぶっぱして、銀狼ちゃんにマナを与えつつ武器の錬成して…流石におかしくね?
「マナってそんなに早く回復するんですか?」
「いや、寝ているときに回復すると言われておる」
だから一瞬ってのがおかしいのか
「…こうなるとお主のアイテムに秘密があるのかもしれんの」
「やっぱりそう思いますか?」
「うぬ、そう思うしかあるまい…デビル」
「はいマスター」
「青結晶を持ってきてくれ」
「了解しました」
メイドさんはそう言うと部屋から出ていった
「青結晶ってなんですか?」
「マナを測るアイテムじゃよ」
…また、拘束具とかじゃないよな
「お待たせいたしました」
待つこと数分メイドさんが青いクリスタルを持って部屋に入ってきた
…ふぅ、良かった拘束系のアイテムじゃない
「それじゃデビル頼んだぞ」
「はい」
メイドさんは風の魔術を使ってクリスタルを浮かせた
「クーよ、クリスタルの上に手を乗せるのじゃ」
「了解」
桜がクリスタルの上に手を乗せるとクリスタルが光だした
「うむ、やはりお主のマナは100万じゃな」
…あれ?銀狼ちゃんが体治すのに使ってるから多少は減ってると思ってたんだが…まいっか
「それじゃあ、クー武器を錬成するんじゃ」
「了解」
桜は左目に魔力を集め、右手を閉じた
…よし、出来るな
桜が右手を開くと光だし光が収まると赤黒い剣が握られていた
「…よし」
「うむ…60万か…」
やっぱりすぐには
「70万…90万…100万……なんじゃこれは」
…どうやらすぐに戻るみたいです
「やはりお主のアイテムはマナ回復系の物じゃったみたいじゃが…早すぎるわい」
「早すぎる?」
「そうじゃ、わしも何度か同じようなアイテムは見たことがあるがこんなに早く回復するアイテムを見るのは初めてじゃ」
…本当俺って魔術特化だな
「お主は本当異質じゃな」
「…わかってますよ…はぁ」
もう、充分わかったよ。俺が変態体質だってことは
「まあ、使いなれればこれは外してはくれるんですよね?」
桜は鎖をマスターにみせた
「あーそれじゃが外すのはやめといた方がいいわい」
「え!?なんで!!」
「お主のアイテム上拘束具を変に緩めると全部壊れてしまうかもしれないんじゃよ」
「えー…でもこれ五月蝿いんですよ」
そう言うと桜はジャラジャラと鎖をならした
「うぬ、確かに五月蝿いの」
「でしょ、マスター!!」
これうまくいけば外してもらえるんじゃないか
「では音がしない拘束具でも発注するかの」
「そう…ですか」
orz
どうしてこうことごとく…
「…もういいです。俺もやりたいことありますし」
「そうか?まあ、いつでも来るがいいわい」
マスターがそういうとメイドさんが扉をあけた
「拘束具を取りにの」
「…もうやだこの人ー!!」
俺は心で泣きながら開けてくれた扉から走って部屋を出て自分の部屋まで走った
てか、あのメイドさんこれ読んで扉、開けてくれたんじゃね?
…メイドってスゲー
「…ついに来てしまったか」
心が癒えた桜は本館の前にいた
本館は木製の作りで大きな建物だ
俺もこれで本格的に
「入り口塞いでんじゃねーよ」
「あ、すいません」
入り口でうだうだしていたら人の邪魔になってしまった…
行くか
桜は先に入っていった金髪のチャラ男の後を追いかけて本部の中へと入っていった
「おお…何この感動…」
中も木のいい香りがし、食事所と受付の二つに別れていた
本当RPGみたいな造りになってるんだな。モ○ハンだってびっくりだよ
食事所と思われる範囲が半分以上を占めており色々な人達が賑わっていた
えーと、どうすれば依頼を受けられるのかな?
忙しく動いている店員さんは大体が女性でエプロンをしているが中には執事のような男性もいる
「は、話かけずれー」
皆が本当に忙しく動いている為話しかけるのもためらってしまった
「どうかしたんですか?」
「ん?」
後ろから声が聞こえ振り向くとエプロンをした女の子が立っていた
女の子は黒髪ロングでポニーテールにして髪をまとめている
「えーと、依頼を受けたいんですけど初めてで」
「あ、なるほど。ではこちらに来てください」
ポニーテールの女の子は受付に歩きだし桜は後を追いかけた
「こちらにお座りください」
「ありがとうございます」
ポニーテールの女の子は受付に座り桜は対面するように座った
受付にはPCと水晶がおいてあった
「ギルドカードをお作りしますので」
「あ、もうあるんで大丈夫です」
桜はポニーテールの女の子にギルドカードを見せた
「そうでしたか、では依頼の説明は?」
「お願いします」
「では」
女の子はこほんと咳払いをした
「依頼は普段、クエストと呼ばれています。
クエストはランクが原色の人は皆同じクエストを選ぶことができます」
原色っていうと緑、青、赤ってやつだろうな
「金属色になってからそれぞれクエストが別れます。
高級色のクエストは個人で依頼されるのでこちらには回ってくることはないですね」
「なるほど」
「まあ、高級色クエストなんてなかなかきませんけど」
女の子はそう言うとあは、と笑った
「大体は理解したよ。後は何かある?」
「そうですね…あ、ここにはギルドと呼ばれる2つのチームがあります」
「ギルド?」
本部とギルドって違うのか?
「はい、2つの勢力と言いますか、ほとんどの人はことギルドのどちらかに入っていますね」
「それって入らないとダメなの?」
「いえ、必ずしもという訳ではありませんがその方が仲間が作れて生き延びる確率が上がるんです」
「へー」
コミュ障は頑張って仲間作りからだな
「ここでは『突風の砦』と『雷土の進撃』という2つのギルドがありますので、後で私にでも言っていただけば入ることができます」
「わかりました」
そういうのは後々でいいや
「クエストって何人まで参加できるんだ?」
「皆様大体 3~4人でやっていますね。
報酬が山分けなのでこれくらいが調度良いのでしょう」
山分け式なら妥当な人数だな
「ひとまずここまでですが何か質問はありますか?」
「特にないかな」
「そうですか…良かった」
女の子はふぅ…と安堵の息をついた
どうやら最近入ってきたばかりの子のようだ
「…あ、今のクエストですよね、すみません」
「いやいや、気にしないで俺も初クエストだから緊張してるんだよ」
「うふふ、そうですか。では少しお待ちください」
そういうと女の子はPCで何かを調べ、水晶にマナを注ぎはじめた
「初めてならこの岩鼠の討伐などがいいと思いますよ」
「よくわからないからそれでお願いします」
「それもそうですね。ではギルドカードを貸していただけますか?」
「はい」
俺はギルドカードを女の子に渡した
「えーと、お一人ですか?」
「はい、まだ友達がいないんで」
「そうですか、お気をつけて」
「ありがとう」
ギルドカードをPCに読み込ませてピロリンと音がした
「ではクー様の討伐予約がすみましたのでこれを」
女の子は短剣を桜に手渡した
「これは?」
「私たちはテレポーターと呼んでいます。
この短剣にマナを注げば登録しているところなら飛べますので無くさないよう」
「了解」
…あれ?俺クーって名乗ったけ?
「あの、俺の名前」
「ギルドカードを読み込ませていただいた時見させていただきました」
「なるほど…君の名前は?」
「すみません、広まると厄介事が増えるとの事で信用してる相手しか…」
「あー、理解したよ」
確かに女の子は絡まれる事が多いからな
「いつか教えて貰えるように頑張るさ」
そういって桜は椅子から立ち上がった
「よーネネちゃん、いつになったら遊びに行ってくれるんだよ?」
「…ギンジさん」
そこにいたのは入り口で邪魔と俺に言ってきたチャラ男が二人の仲間を連れていた
女の子はすぐに受付からでて桜の後ろに隠れた
「この前もダメだったしー、そろそろ行こうよー、ねー」
…確かにこんなのがいるなら名前とか教えられないよな
チャラ男は女の子を口説きながら近づいていった
「わ、私今度クーさんと遊びに行きますので」
「クー?何そのダサいネーム。てか聞いたこと無いんだけど」
「俺がクーっていう新参だけどなにか?」
正直こういうやつはいけすかない、てか嫌いな分類だ。
だって絡み辛いじゃん
「なんだよネネちゃん、こんなつまんなそうなやつよりも俺らと楽しいことしようぜ」
「悪いなチャラ男、ネネちゃんは俺を選んだようだからさっさと諦めろ」
「は?なんだよてめー、てか関係なくね?」
「いいから新参はすっこんでろよ」
後ろのやつらも参加してめんどくさいことになってきた
「うっさいな、本人がそう言ってるならそうでいいんじゃないの?」
「はあ?てめーには関係ねーっていってんじゃん、頭わいてるんじゃね?」
「ギャハハハ、言えてる」
「君も大変だね」
「アハハ…」
桜はチャラ男を無視して女の子と話すことにした
「おい、何無視決め込んでんだよ。ぶっ殺すぞ」
「おお、怖い怖い」
「…てめー」
チャラ男は青筋をたてて胸ぐらを掴んできた
「先輩に対する態度がなってねーなおい」
「前提として先輩と思ってないからな」
「ムカつく新参だな…てめぇ俺とバトルしろ」
「ギンジ、俺らこの後クエスト入ってるから止めとけ」
チャラ男の仲間がそういうとチャラ男は胸ぐらを離して離れていった
「次あったときがてめぇの命日だ、精々震えてすごせよ」
「はいはい」
チャラ男は舌打ちをして何処かへと消えていった
「ご、ごめんなさい、巻き込んでしまって。まさかこんなことになるなんて」
「気にしないで、俺もああいうのが気にくわないから」
「本当にすみません」
「いいって、んじゃまたね」
「…ありがとうございます」
それだけ聞くと桜は本部から外にでた
まずは鼠を無事に狩らないとな…はぁ、めんどくさい
読んでいただきありがとうございます!!
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