第75話≡笑顔が一番
きりよく終わらせたかったので短くしています
桜達は試合終了後、始めに皆でワープした大きな待合室にいた
「というわけで今回の今回の勝者は外国チームじゃ」
皆から拍手が送られる
「これは桜が悪いな」
「ざけんな、萩以外黒星も同然なのに人に言えんのかよ」
すると皆口を閉じた
「えー、それではまだ時間があるのでの皆好きに動くといいわい」
マスターがそういうと奥に消えていき、大人達は大人達で話始めた
「あ、聖。お前の魔法石、後でぼ」「すいませんでした!!」
「…早ぇよ」
聖は驚きのスピードで頭を下げてきた
「あれないと本当困るんで。
あれだけは…あれだけは…」
「はぁ…わかったよ。あれとるとジャイアントちゃんが可愛そうだしな」
「あざーす!!本当あざーす!!」
なんかキャラ変わってる気がするが…ま、いっか
「シキガミさん。少しいいですか?」
「え?何?」
シキガミはガルシオンに連れていかれ奥に消えた
さて、テレビを見てっと
少しするとテレビに二人が映り、柚汰はガルシオンに一撃も与えることが出来ずに終わった
「手応えがありませんよ」
「あはは、女の子にそんなこと言わせんなよ」
「いやいや、無理ゲーだから!!」
「さ、柚汰。次は俺とだな」
「え゛」
桜は柚汰を引っ張って無理やりフィールドにワープさせた
「え?だからなんで」
3
「奴隷なし」
2
「時間無制限」
1
「質問はありますか?」
「だ」
Fight!!
桜は始まり次第姿勢を低くして柚汰に突撃した
「あ゛ー!!なんでこうなるかな!!」
柚汰が見えない弾を何発か発射したので、全てを打ち落として柚汰の懐に入った
「ひょ?」
「ずっと俺のターン!!」
桜は拳を奮って柚汰を宙に浮かび上がらせるとそれから柚汰は落ちてくることはなかった
柚汰との試合後、桜は大きな待合室に戻った
「手応えがない」
「本当ですね。
それにしても鮮やかな勝ち方でした」
「…俺が何をしたと?」ボロ…
まるで雑巾のようだな
「まあ、これで俺の憂さ晴らしも出来たし許してやるよ」
「許してやるって俺が」
「おん?」
「なんでもないです」
柚汰は椅子に座って疲労感を出し始めた
「シオン。少しいいかの?」
「はい。今行きます」
シオンは桜を一度見てからマスターのところにかけていった
「いやー、君すごいね。ビックリしたよ」
「えーと、確かリリィさん?」
すると入れ替わりにやって来たのは紺色の髪をした女の子だった
「そうそう。でも敬語もさん付けも要らないからね」
「は…おう。了解した」
「よしよし。それにしても君の試合見てたよ。
面白い戦い方するんだね」
そうか?俺はこれが普通なんだが…
「君って遠距離って訳でもないよね?」
「魔術騎士って呼んでた希ガス」
「おー。確かにそれはぴったりかも」
リリィは話しやすく桜もついつい話に花を咲かせていた
「そうそう!!でさ」
ゴゴゴゴ…
二人は殺気を感じ取って横を向くと背景に紫色のオーラを放つガルシオンが笑って立っていた
「…それじゃ、私は行くね!!」
「あ、待て!!」
しかし、リリィは走って他のグループのところに行ってしまった
…俺一人でどうにかしろと?
「あの…シオンさん?」
「はい?」
「お怒りを静めてください」
桜はできるだけ目を合わせないで話をした
「はぁ…もう怒っていませんよ」
ガルシオンからは既に紫色のオーラは消えていつもの柔らかな印象のガルシオンに戻っていた
「桜さんは目を離すと女の子とイチャイチャしてますから困りものです」
いや、どう見ても和気あいあいと話してたよね?
「桜さんはいつもそうで」
「そ、それよりもマスターに呼ばれてたけど何かあったのか?」
桜が無理やり話を変えるとガルシオンはしょんぼりし始めた
「実は実家から戻ってくるように言われてしまって…」
「あ、そうか。それは寂しくなるな」
まあ、これで俺の学校生活は多少落ち着く訳だが
ガルシオンは桜の言葉を聞いて顔を輝かせた
「安心して下さい。すぐに帰ってきますから」
「え゛。
いや、ほら。少しは実家でゆっくりするのもいいと思うよ」
「いえ、大丈夫です。
両親も仕事で忙しいでしょうから」
…俺の平穏な学校生活は少しだけだろうな
「皆よ。長々と待たせてしまってすまぬの。
これから食事を始めるでの。ついてまいれ」
ガルシオンは桜の手を引き始めた
「ほら、行きましょう?」
…ま、寂しくなるのは本当か
「だから引っ張るなって」
桜は騒がしく疲れる毎日に幸せを感じていた
戦ってから数日後。
桜は外国チームの人とも仲良くなったが、別れの時がきた
「桜さん。すぐに帰ってきますから」
「ま、無理しない程度にな」
ガルシオンも皆と同じ日程に帰る事となり、荷物をまとめていた
「助けが欲しくなったらこれ使え」
桜は自分の家の座標が入ってる短剣を手渡した
「うぅ…桜さん。嬉しいです」
ガルシオンは泣きながら桜に抱きついた
「毎日でも来ます」
「それは止めてくれ。
ほらハンカチ。やるから涙ふけ」
ガルシオンは桜の行動にまた涙ぐんでいしまっていた
「シオン、もう時間だろ?」
「…時間…なんですね」
ガルシオンはあからさまに落ち込んでしまった
「シオン。人ってな最後に見た顔を覚えてるんだって。
それなら笑顔の方がいいと思わないか?」
「…そう、なんですか?」
「そうらしいぞ」
ソースは忘れたが
「わかりました。覚えてもらうのが泣き顔なんて嫌ですからね」
ガルシオンは顔を上げると、最後に最高の笑顔を見せてくれた
「では、桜さん。行ってきますね」
「ああ、いってらっしゃい」
笑顔のガルシオンを桜も笑顔で見送った
…ま、またいつか会えるだろうしこの言葉がベストだっただろう
ガルシオンの乗った飛行機は飛んでいき見送りに来ていた全員が集まった
「うわっキモ」
「この野郎、せっかくの雰囲気ぶち壊しやがって!!」
桜は朔に蹴りをしながらいつもの日常に戻っていくのだった
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