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俺の知ってる日常はどこか違う  作者: Mgl5566l
駆け回る灰色
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第69話≡どうして、こう…カオスになるかな



桜は校長に呼び出され放課後校長室にいた


「桜さん、お菓子はいかがですか?」

「シオンそれって校長室のお菓子だからな?」


現在校長室には桜、ガルシオン、萩、聖がおり各々好き勝手していた


「校長、俺達を呼んだ理由って?」

「あと二人来るからそれまで待ってください」


二人って事は朔と…柚汰かな?


コンコン


「「失礼します」」


入ってきたのは桜の予測通り朔と柚汰だった


「お久し柚汰」

「ああ、お久しぶりだ。

読んでくれてる皆もお久しぶりだ」

「柚汰?読んでくれてるってなんだ?」


校長は一通り見てから立ち上がった


「揃いましたね。では今日来てもらった訳を話しましょう」


さて、いったい何をする気かな?


「皆さんには我が校と姉妹校で対抗戦を行っていただきます」

「……あー、初めてあったとき言ってたな」


驚いているのは萩だけで他の人は驚きもしてなかった


「今回の対抗戦は人数が足りています。

ですので、5対5のバトルにしようかと思っています」

「校長。誰が相手側に行くんですか?」

「それはガルシオンさんです。

ガルシオンさんはまだうちの生徒ではなくお試しという事もありますから敵側についていただきます」


まあ、だろうなとは思ったよ


「日本対海外という形でしょうか。

それをマスターがバックアップしてくださったのでやろうかと思ってます」


あの爺、また変な事しやがって


「明日にでも姉妹校の方々が来てくださるので予定は明後日となります」


…そういえばなんかホームステイがうんたらかんたら言ったもんな


「ルールはいつも通りに奴隷ありのバトルです。

五回戦ありますのでチームの中で順番を決めて行って下さい」


…最後とか嫌だな


「桜さんは何番にする気ですか?」

「一番最後かな」


桜は息を吸うように嘘をはいた


「話はこれで終わりです。他に何かありますか?」


まあ、ないかな


「では話はここまでです。ご足労ありがとうございます」


すると校長は部屋の奥の方に下がってしまった


「ひとまず桜の家でよくね?」

「「「意義なし」」」

「俺の意見が反映されないのはおかしいよね?」


桜たち6人はひとまず桜の家にいくことになった


「んじゃ、話つけるから待ってろ」


ガチャ


「「おかえり!!」」

「バカめすでに見切って」


桜が言い終わる前に桜の顔に白いものが引っ付いた

鳴だ。


な、なんだとー!?


神楽が鳴を乗り越えて後ろにはりつき朱音が桜の腹にタックルを決めた


…相変わらずいいタックルを決めやがる


桜は突撃する3人にまた負けた


「おかえりなさいお兄ちゃん!!」グリグリ


うん、腹でも中々痛いからね


「…おかえり」


鳴はするすると腕に降りていきコアラのようにしがみついた


「兄上遅いのじゃぞ」


神楽は桜の肩車を楽しんでいる


「相変わらずの歓迎だな」

「この前避ける秘策ができたとか言ってたんだけどな…」


あれは二人の時を想定してだな


「あっとそうだった。朱音、水奈にお客さんだって言ってくれ」

「えー、私ー」グリグリ

「朱音が早いからお願いするんだよ」冷や汗


腹が痛いからなんて言えるわけがない


「わかった。いってくる」


桜はそのまま振り返った


「てなわけだ。上がれよ」

「お前随分と重装備になったな」

「呪われてるから離れないんだ」

「教会に行け」


「お兄ちゃん、水奈が大丈夫だって」


朱音がそう言うと桜を先頭に家の中に入った


「おかえりなさいクー君。いつも通りのメンバーですね」

「てか、基本的にこいつら以外呼ばないだろ」


そこまでリア友が多いって訳じゃないしな


家の中に入ると各々で奴隷を出して満喫していた


「桜様」

「ん?サキュバスちゃんどした?」

サキュバスは短剣を手にしている


「これありがとうございました。本当に役立たせていただいてます」

「いいって気にするな。

柚汰の家が遠いのが悪いんだ」

「そこまで俺のせいですか!?」


うん。だいたい柚汰が悪い


「本当にありがとうございます」

「はいよ。あ、うちの子達の事もよろしくね」

「はい」


サキュバスはそう言うと柚汰のところに戻って行った


実は桜はワープできる短剣を作って自分の家の座標を入れて皆の奴隷に渡していた

そのお陰でみんなで女子会等ができているということだ


「あ、そういえば明後日くらいに試合が入ったよ。

うーん…誰を出場させるか…」


桜がそう言った事により四人が集まった


「次も動きたいよー」

「何を言うとるか。朱音は一回休みじゃ」

「…そうだな。朱音は今回は休んでて」

「ぶー、わかったよ」


桜はご機嫌取りのために朱音の頭を撫でながら言う


「水奈は…いっつもお世話になってるから休憩」

「はい。私は戦闘向きではないので辞退しようかと思っていました」

「あ、そうだったか。

本部ではまた頼んだよ」


今度は朱音から手を放して水奈の頭を撫でた


「となるとどちらかなんだが…」

「「………」」じー

「よし、神楽にする。まだ二人で戦った事ないもんな」

「ふふふ、これが先輩の力と言うやつじゃ」


神楽はまたない胸を

「………」ギロリ

「神楽睨みはやめてくれ」


誇らしそうに胸を張っていた


「…にぃ酷い」

「ごめんな。次あったら鳴を選ぶから」

「…ごめんなさいのキス」


鳴はそう言うと目を瞑った


「はいはい」

「「「「え?」」」」


チュ


桜は鳴のおでこにキスをした


「……次はお口になる」

「次はないようにするよ」


鳴はどこか嬉しそうに微笑んでいた


「お前らチュチュッしてるんじゃねー!!

壁はどこだ!!殴ってもいい壁はどこだー!!」

「朔、うるさいぞ。

お前だってメタルだかって言う女の子と遊んだろんだろ?」


桜はいちよ二人からカナダであったことは聞いている


「あれは敵!!絶対に結ばれないじゃん!!」

「近くには夜雀もいるし」

「ご主人様。私はご主人様のためなら」

「うるさい!!俺は男には興味がないんだ!!」


ブシャー!!


「ほら、朔のせいでまたゾンビちゃんが鼻血を」

「俺か?俺が悪いのか?」震え声

「…ご主人様がけほっ…口か下の口に」


萩は容赦なくゾンビにチョップを決めた


「ほわ!?病人になにするですか!!」

「お前は万年病気みたいなもんだろ。

小さい子もいるからな、ダメだぞ」


そうだ。さっきから二人のやり取りを鳴が興味津々で見てるんだよ


「…下のお口?」

「ねぇねぇ、ご主人様」

「「変な事教え込むな!!」」


ジャイアントが聖に聞いたため二人の言葉が被った


「でも中程になって変な知識よりもここで実践したのを見せて正しい知識を身につけた方が何かといいと思いますよ。

って訳でハァハァ…ご主人様。これから二人で肉欲に…」

「萩」シュ

「はいよ。怖いわ!!」スパンッ


桜が素早く錬成したハリセンを萩がきちんと受け取りゾンビの頭を気持ちよく叩いていた


「あう!?…もうちょっと痛い方が」


スパンッ!!


ネタなのか本気なのかわからないゾンビのジョークに萩は大変そうだ


「はい。サキュバス」

「すみません。こういうのに弱くて」


水奈が顔を真っ赤にしているサキュバスに氷水を渡していた


「うちのサキュバス、こういうのに疎くてな。すぐに熱暴走を起こすんだ」

「熱暴走!?」


てか、下ネタに弱いサキュバスって…


「桜さん今のうちにあの続きでもしませんか?」

「あの続き?」


ガルシオンは桜の耳のそばに口を近づける


「キスの先です。はむ」

「にょわー!!」


桜は耳を甘噛みされて奇声をあげてしまった


「ふふふ、可愛いです」

「鳴いくぞ。とう」

「…とお」


ガルシオンめがけて二人がダイブして桜は救われた


「あらら、何するんですか?」

「それはこっちの台詞じゃ!!」

「…にぃが可愛くなってた」


鳴、フォローできてないぞ、それ


「私は純粋に桜さんをですね…」


リビングはとてもカオスな事になっていた

そんな中


「ご主人様♪」

聖に膝枕して撫でられているジャイアントだけはぶれなかった


「お兄ちゃん、私にもやって」


こういう事をするからカオスになるのかね?





桜達は校長室にいた

「こちらが他の国の魔術師の皆さんだ」


桜の前には色んな髪の色、目の色をした美男美女が並んでいた


…はぁ、どうせ学校で生活してればバレるんだし眼帯でいいかな?


「いやー、ガルシオンさんと同じチームなんて運がいいな!!」

「さ、サイン下さい」


そして今ガルシオンの元に殺到している


「三桁のランカーなんだから仕方ない」

「下手すれば今すぐにでも天辺に立てるお前が言うか?」

「てか、お前厨二病な衣装はいいのか?」

桜は制服で来ていた


「どうせ学校で生活してれば見つかるんだ。

なら動きやすい方がいい」

「確かにな」


あちらもガルシオンに会えた熱が冷えたのか向き直った


「疲れました…」

「近づくと俺まで目をつけられるんだが」

「む」


何かがガルシオンの勘に触りいつものように抱きついてきた


『………』じー

「はぁ、不幸だ」


桜はそう思いながら魔法陣の紙を魔術師以外の人に渡したら


「彼はこういう魔術を身に付けているんです」

「えー、あちらにワープするとき誰でもいいので魔術師の体に触れてください。

すると一緒にワープできますから」


くっそ。変に緊張するな…


「こんなものでできるのかい?」

「できます。これは俺が身をもって体験してますから言えます」


すると魔術師でない先生はみんな喜んだ


「では、あちらのマスターも待っていますから行きましょう」


魔術師は全員ワープし人が残っていないのを確認してから桜もワープした

読んでいただきありがとうございます!!

誤字脱字がありましたら報告お願いします!!

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