表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の知ってる日常はどこか違う  作者: Mgl5566l
始まりの銀色
7/115

第7話≡手加減くらいしろよ!!

ひたすら戦闘回

チート能力ってこんな感じでいいですかね?



「で、ゆう「シキガミ」…シキガミ、これからどうするの?」


桜は柚汰の後ろについて屋台通りを歩いていた


「いくらなんでも武器を持たないやつとは戦いたくないからな。せっかくだからこれからお前の武器を選びに行こうかなと」

「なるほど」

「で、ここがその武器屋だ」


柚汰が連れてきてくれたのはリーフウェポンズという名前の緑色の店だった


「クーのギルドカードは緑色だろ?だったらここで買うのがいいよ」

「初心者用のショップって感じかな?」

「そういう事だ」


カランカラン…


「らっしゃーい!!初心者さんから熟練者まで大歓迎だよ!!」


店に入ると大量の武器と店主のようなムキムキの男がいた


「おや?見ない顔だねー新人かい?」

「はい、この前来たばかりです」

「そうかいそうかい。まあ、死なないように頑張れや。ガハハハ」


…なんだろう。そのジョークここでは笑えない気がする


「努力はしますよ」

「武器で命を救われたやつだっているから慎重に選べよ」


選べって言われても…どうすれば…


桜は頭をぽりぽりとかいたとき視界に槍模様の烙印が入った


「槍か…」

「ん?クーは槍がいいのか?」

「そうだな…見てみるか」


桜たちは槍が飾ってるエリアに向かった


「これが槍か…」


なんか手に馴染むけど…軽すぎるな…


「どうだ、クー?」

「馴染むけど…軽いな。もっと重いの無い?」

「重いの?ちょっと待ってて」


シキガミは少し重めで俺より少し小さいくらいの長さの銀色の槍を持ってきた


「さっきのよりは値が上がるけど、重いやつ」

「お、ありがとう」


おお、いいなこれ重さも申し分ない…

よし、これにしよう


「これにするよ」

「他に見なくていいのか?」

「迷いそうだから遠慮しとく」


桜はそう苦笑しながら武器を店主の元に持っていった


「これにするのか?」

「お願いします」


店主は武器を見定めて紙にペンを走らせた


「これくらいだな」

「…マジか」


紙には700,000と書かれていた


「まあ、武器だしこれくらいだな」

「…まあ、マスターからもらってるから大丈夫だけどな」


700,000なんて額の買い物なんてしたこと無いしな…びっくりした


「それじゃあギルドカードを貸してくれ」

「あ、はい」


桜はギルドカードを店主に手渡した

店主はカードを機械に入れるとチンッといい音がした


「よし、これで大丈夫だ、これはお前のもんだよ」

「は、はい。ありがとうございます」

「いいってもんよ。また来いよ!!」


槍を手に入れた桜は柚汰と店をでた


「さて、武器も手に入ったしバトルするか!!」

「どうせまた泣きを見るんだろ?」

「調子に乗るのもそこまでだ…ふふふ」


桜と柚汰はバトルフィールドへと向かった




バトルフィールドでギルドカードを使った手続きを済ませてフィールド内へと入っていった

すると、クロスボウガンを手にしてるシキガミが既にいた


「さーて、皆からは初心者狩りとか言われたけど俺は気にしないぞ!!」

「お前にプライドは無いのかー」

「そんなもんとっくに捨てたわ!!」


桜は着けてるチェーンに触れないように器用に体の周りをクルクルと槍を回した


「クー、お前槍を使ったことあるのか?」

「なーいぞ」


すると目の前に電子画面のような物が現れた

画面にはクーvsシキガミとクーは緑、シキガミは赤色で書かれていた


「勝ったらジュースな」

「りょーかい。てか、なん試合するんだ?」

「俺の気がすむまでかな?」


俺、明日筋肉痛になるんじゃね?


「ルールは初めてだから時間制限ありでやろうか」

「そこは任せるよ」

「サンキュー」


3


「お手柔らかに」


2


「嫌だよ。今度負けたら仲間になんて言われるか…」


1


「酷いなー…まあ、尋常に」


Fight!!


「「勝負!!」」


始まると同時に二人は距離をとった


「…なんで槍使いのお前まで下がってるんだよ!!」

「なんでだろうね?」


そう言ったとたん左目にマナが集まっていくのがわかった


何だこの感じ…マナでも注いでみるか


左目にマナを注ぐと赤い線が俺に飛んでくるのが見えた


「そんじゃ先手必勝って事でね」


シキガミが放った矢は見えた赤い線の通りに飛んできた


まずはかわすか


桜は赤い線通りにきた弓矢を身をずらしてかわした


「やるじゃん…だったらこれはどうだ?」


さっき赤い線通りに来たよな…攻撃予測ができるのか?


桜の目にはまた赤い線が見えそれにそって弓矢が飛んできた


「…えー避けづらくなるじゃん」


爆発の魔方陣が組み込まれているおまけ付きで


「だったら」


桜は弓矢とは

違う方に走ってシキガミとの距離を一気に縮めた


「それで倒せるとでも?…甘いな!!」


桜に向かってくる赤い線が四方八方から伸びていた


「お前初心者に酷いことするな!!」

「プライドは捨てたんだよ!!」


シキガミの放った弓矢が火の魔術により物理的にありえない方向から桜に向かってきた

桜はいち早く足下に氷の柱を生やし跳んだ

瞬間氷の柱は砕け氷の破片が飛び散った


「な!?…空中に逃げたのが運の尽きだ!!」


空中にいる桜に向かってまた爆撃魔術つきの弓矢の弾幕が降り注ぐ


「ちっ」


ドコォォォォン!!


桜がいたところは爆発と煙幕で見えなくなった


「ごら!!シキガミてめー!!」

「は!?なんでまだぴんぴんしてんだよ!!」


桜は飛び降りるよ時りも加速して煙幕から飛び出してきた

実は桜は一番早く届いた矢の軌道をずらして自分の後ろで爆発させていた

爆発する前に後ろに盾を着けて爆発で加速させていた


「しーね!!」

「あぶっ!?」


勢いを利用して槍でシキガミを攻撃したが、バックステップでかわされてしまった。

しかし、かすらせる事はできたのかシキガミのメーターが少し減った


「惜しかったな…後少しだったのにな…」

「この野郎!!爆発音で耳がキンキンするだろうが!!」


桜は槍先をシキガミに向けて水の弾丸をぶつけようと魔方陣を組んだ


Peeee!!


「ありゃ。終わったか」

「…あ、忘れてた」


桜の前に画面が現れてYou win!!の文字が出てきた


「やっほージュース貰い!!」

「次、俺が気持ち勝てば別だろうが!!」

「え?勝てるの?」

「この野郎…」


シキガミで遊んでから第二開戦を始めようとしたとき


『ご主人様!!』

「うお!?…びっくりしたよ銀狼ちゃん…シキガミちょっとたんま」

「お、おう」


さて、銀狼ちゃんは何の用かな?


『ご主人様の槍使い全然ダメ!!私に貸して!!』

「貸してって…やりかたわからないから」

『ご主人様目を瞑って』

「えーと、わかった」


桜は銀狼ちゃんの言うことを聞くことにした


『そのままリラックス~』

「リラックス~」

「はい、目を開けて」

『はいって、どうしたんだ?』


桜が目を開けたが何も変わっていなかった


「実は今私はご主人様と入れ替わっているのです」

『はあ?一体何……あれ?』


癖でジェスチャーを加えようとしたとき手を動かそうとしたが全然動かなかった


「どう?」

『うん、びっくりした』

「ご主人様が寝てるときにリラックスしてるときは体を乗っ取れるって気がついたんだよ」


銀狼ちゃん…俺が寝てるときに何してたんだよ…


『まあいいや。任せるよ』

「え?いいの!?」

『ちゃんと返してくれるんでしょ?』

「う、うん!!」

「じゃあい…ねえ、右目だけ所有権移せる?」


桜は部分的な移動もできるのか少し気になった


「できるよ、ちょっと待ってね…はい、できたよ」

『よし、だったら使ってもいいよ』

「ありがとう!!」


そんなやり取りをポカーンと見ているシキガミ


『あー銀狼ちゃん、口の所有権俺に移して』

「わかりました…はい』

「サンキュー」


流石にシキガミとの会話ができないと勝負ができなくなる


「わるいわるい。さて、始めるか」

「お、おう!!今回は時間無制限でやらせてもらうぜ!!」


3


「後悔すんなよ」


2


「すっかバーカ」


1


「頑張れよ銀狼ちゃん』

『任せてよ!!久々だから手加減できないかも」


Fight!!


始まりの合図を聞くやいなやシキガミは後ろに距離をとった

銀狼ちゃんは姿勢を極端に低くしシキガミに向かって突っ込んだ


『銀狼ちゃん、赤い線は攻撃の予測ができるみたいだから』

「了解」


シキガミはいきなり近づいて来た銀狼ちゃんに驚いたが冷静にクロスボウガンで狙いにいった


『銀狼ちゃんその弓矢、爆発するから気を付けて』


俺の意見を聞くとすぐに横にジャンプして着地する瞬間に前にダッシュ


『スゲー』


ザスッ


「なん…だと」


銀狼ちゃんはシキガミの懐に潜り込み槍で体を一突きしたが体力が少し残った


「嘘!?」

「残念だったな」

『銀狼ちゃん右腕貸して!!』


桜は銀狼ちゃんから腕を借りて突き刺した槍を燃やした


「ぎゃー!!熱いって!!」


内部から燃やされたシキガミは体が燃え上がり体力もすぐに無くなった


You win!!


「これが槍の使い方だよ」

『イケメン過ぎるよ銀狼ちゃん』


敗れたシキガミは一度青白い光に包まれ姿を消したがすぐに戻ってきた


「…お前本当に初心者かよ」

「…えーと、実はな」


桜は終わり次第、口を銀狼ちゃんと入れ替わってもらっていた


「銀狼ちゃんに体貸して動かしてるんだ」

「銀狼?」


桜は銀狼の説明をした


「だから、あんなに槍使いが上手かったのかよ!!反則だ!!」

「悪かったて…でも銀狼ちゃんも動きたかったみたいだからつい」

「だったら今度は俺も奴隷使ってもいいか?てかいいよな」


と言っても俺に権限は無いわけで


「もちろん。今の私に敵はいないよ」


銀狼になっている桜は言った


「そうか…出てこいよサキュバス」

「呼びましたかご主人様」


シキガミの影からぬるりと女の人が現れた


「久々のバトルだ」

「やった。最近体動かして無かったから」

「相手は一人だけど手抜かなくてもいいからな」

「いいの?わかったわ…腕がなるわね」


女の人がそう言うと手に手袋のやうなグローブをつけ始めた


『銀狼ちゃんまだ動けるか?』

「当たり前だよ、てかもう少し動きたいよ!!」

『んじゃ引き続きよろしくね』

「魔術の方は任せたよ、ご主人様」


銀狼になった桜は女の人と対峙した


3


「私はクー様の奴隷銀狼だよ」


2


「私はシキガミ様の奴隷、サキュバスよ」


1


なんで名乗ったんだ?礼儀的なものか?


Fight!!


始まるとシキガミは後ろに下がって、サキュバスと銀狼は前にダッシュした


このサキュバスは拳で語るのか…

後ろの援護もあるし組み合わせ的には最高じゃないか


銀狼ちゃんとサキュバスは激しい接近戦を繰り広げシキガミからの弓矢で一旦距離をとった


「あなたなかなかやるね」

「あなたもね」


接近中に魔術使えればもう少し楽になるよな…


『銀狼ちゃん、俺の言った部分を貸してくれ』

「了解、どこ?」

『まだいい、タイミングみて言うから』

「わかった」


さて、これでだいぶ楽になると思うんだが…なんかマナの循環変なんだよな…


桜は、自分の体の変化を調べながらサキュバスとの接近戦に気を付けた


サキュバスが銀狼を殴り、それを銀狼が槍でいなす


『左腕!!』


桜は左腕だけ借りて氷の弾丸を作り飛んでくる弓矢を落とした


「そこ!!」


魔術を使った時の隙を狙ってサキュバスは打ち込んできた


『チャンス!!』

「キャ!!」


粘土の魔術を使って踏み込むところの地面を泥に変えた


「はっ!!」


サキュバスを狙って槍を振るった


『…ちっ、銀狼ちゃん弓矢がくる、その子を諦めてに避けて』

「…わかったよ」


銀狼は渋々後ろに避け次の瞬間、爆発が起こり煙幕が広がりサキュバス達は見えなくなった


「…もう一本あれば」


ん?マナが左目に集まってる?


「もう一本槍が有れば…」


…もしかして


『銀狼ちゃん!!その槍を強く想像して!!』

「え?あ、うん!!」


よし、後はこうすれば


桜は左目にマナを集めた


「え?」


桜の左腕が光だし光が収まると一本の槍が握られていた

槍は銀色で十字の装飾が施されていた見たことない槍だった


…左目の能力はこれか

…なかなかマナ使うな


『これがあればいけるのか?』

「うん!!私は元々二槍使いだもん!!」


…後は初めての試みだがやってみるか


『アシスト:スピード』


桜は風のマナを使って銀狼ちゃんが走るときに速度がでるように魔術をかけた


『銀狼ちゃん、速く動けるようにしておいたから』

「ありがとうご主人様」


そんな事をしていると煙幕は晴れシキガミ達の姿が見えるようになった


『さっきのは勘弁だからな』


シキガミの周りの土競り上がりあっという間に土の壁が出現した


『後は任せたよ銀狼ちゃん』


銀狼ちゃんに左腕を返してバトンタッチをした


「任せておいてよ!!」


姿勢を極端に低くした銀狼ちゃんは一瞬でサキュバスとの距離を積めた


「な!?」

「今度こそ終わりだよ!!」


銀狼ちゃんは二本の槍を全身を使って流れるように切りつけサキュバスの体力は無くなった


「すみません。ご主人様」


サキュバスの体は青白い光に包まれ姿を消した


『あいつのことは任せてくれよ」

「ふぅ…わかったよ~』


シキガミを囲ってる土の壁の中に風と火のマナを集中させた


「爆☆殺」


ボコーン!!


シキガミが入っている土の壁は内側から爆発して煙幕ができシキガミの姿は見えなくなった


「うーん…まだ残ってるか」


シキガミの体力メーターを確認するとまだ少しだけ残っていた


「…弾幕でもやってみるか」


桜は初級水攻撃魔術であるウォーターボールを空中に大量に作った


「ごほっごほっ…クーてめぇ…何…すん…」

「シキガミ…ゴチになります」


シキガミが俺の姿を確認した時に全弾放射した。

シキガミは気がついたら青白い光に包まれて消えていた


You win!!


目の力もわかったし、ジュースも貰えるし、いいことずくめだな!!


その日は桜の全勝しかも圧勝という結果に終わりニコニコ顔でマスターの部屋へと向かった

読んでいただきありがとうございます!!


誤字脱字の報告お願いします


修正

ペイント→刻印→烙印

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ