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俺の知ってる日常はどこか違う  作者: Mgl5566l
激怒する桃色
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第46話≡頼むから俺に拒否権をくれ

無事大学に合格できましたー!!

応援メッセージをくれた方々ありがとうございます!!



「それでマスター。どうしたんですか?」


桜はメールをもらった次の日にマスターの部屋に訪れていた


「実はお主に頼みたいことがあっての。それで今日は来てもらったんじゃ」


頼みたいこと?

…ヤバイ。嫌な予感がビンビンなんだが


「…マスター。それって断れますか?」

「じゃったらお主をクーとして頼むのではなく“息子”として頼むだけじゃ」


この人、(仮だけど)親の権限乱用する気満々だ!!


「で、どうするんじゃ?」

「それ、内容言う前に言うことですか?

てか、俺には“承諾”って言う選択肢しかない気がするのは気のせいですか?」

「うむ。お主が快く承諾してくれてわしも嬉しいぞ」


…人の話聞いてないし


「はぁ…わかりましたよ。やりますよ、はい」

「安心するがいいわい。ちゃんと報酬も用意するぞ」


ま、タダ働きするよりマシか


「それで内容は?」

「うむ。その内容じゃが…

お主に戦ってもらいたいんじゃ」


…あれ?年開ける前に目隠しして戦った気が


「…まさかと思いますけど俺がこの前4対1で戦ったのに関係したりしますか?」

「はぁ…勘がよすぎるのも考えものじゃな」


だと思ったよ!!

むしろあの時に何かあるとは思ってたけどね!!


「実は年始めに大会があるんじゃ」

「大会?」

「そうじゃ。各地で行われる大会なんじゃが、この地方では“東北大会”と呼ばれておる。

東北6県が参加する日本では大きな大会なんじゃ」


ほう。そんな大会があったのか


「各県のマスターが5人を選び出場させ最後に残った1県が優勝という仕組みじゃ」

「で、その大会に俺を参加させたいと。

でも俺まだランク青ですよ」


桜は基本的にクエストをこなさないためランクは上がっていない


「そこは安心せい」


マスターがそう言って取り出したのは黒いカードだった


「それは?」

「これは“ブラックカード”じゃ。

このカードはその県の支部に所属していなくても参加する事ができる大会のための特別なカードなのじゃ」


…俺、ちゃんと岩手の人間なんだが


「重要なのはここからじゃ。

このカードは匿名で参加させたい者にも使えるカードなのじゃ」

「つまり、俺の事を隠しながら戦えるという事ですか?」

「そういうことじゃ。

じゃがお主にはやはり顔はバレて欲しくない。だから戦ってもらったんじゃ」


…やっぱり裏があったか

てか、裏しかないじゃん!!


「でもそれって俺が参加しないといけないんですか?」

「実はの。ここ数年岩手は優勝できてないんじゃ」


マスターは髭をさすりながら続けた


「山形県には強力な助っ人がいるんじゃよ。

毎回その助っ人にやられてしまい逃しているんじゃ」

「そんなにつよいんですか?」


桜は若干緊張しながらそう言った


「その助っ人とは“ヴァンパイア家”と言っての、この世界では名家の1つじゃ」


…血とか吸わないよな


桜は映画で見るようなヴァンパイアを想像していた


「そのヴァンパイア家の娘が最近出てるんじゃが…

HPを半分も削れれば凄いと讃えられる方じゃ」


…めちゃくちゃ強いじゃん


「…俺も勝てる気がしないんですが」

「…寝言は寝て言うのがルールじゃぞ。

それも仕方ないんじゃよ。そやつは18歳以下ならランキング1位。

全体で見ても確実に3桁の中に入ってくる位の実力はあるんじゃ」


…本当に化け物じゃないですか


「そんな化け物に勝てと?」

「化け物同士じゃ。勝てるかもしれんじゃろ?」


誰が化け物だよ


「はぁ…大体はわかりました。

それで縛りはこの前通りでいいんですか?」

「うむ。

魔術は炎は無し

最大魔術ランクはC

さらに武器も銃は禁止で出てもらうぞ」


…化け物相手にこれで勝てるのか?


「なんで銃が禁止なんですか?」

「お主がそれを使うとあまりにも目立ちすぎるんじゃ」


まあ、銃使いが珍しいって言われてるしな


「後、お主のアイテムじゃが『アースウェポン』にしてもらうぞ」

「アースウェポン?」


何その新しい縛り


「何、土があれば簡易武器を錬成できるとアイテムじゃよ」

「あ、それはありがたいですね」


いつでも武器の出し入れができるって訳か


「それとお主、奴隷は誰にするんじゃ?」


…考えてなかった


「新しい奴隷も増えた事じゃ。一人にするのであれば時間をかけても構わないぞ」

「そうだ。マスター、残っていた他の奴隷も試合を観戦させることって無理ですか?」


桜は戦えない子達が暇にならないように考え、提案した


「うむ…わしが一人部屋じゃから同じでいいならいいぞ」

「ありがとうございます。他の子達にも話してみます」


よし。ひとまず安心だな


「それじゃ早速準備を進めるぞ」

「え?もう?」

「当たり前じゃ大会はもうすぐじゃからの」


えー、聞いてないよ…


マスターは机の引き出しから狐のような仮面を取り出した


「お主がその仮面で出ると気づくものもおるのでな。

大会にはこの仮面着用で出てもらうのじゃ」


桜は狐の仮面をつけることができると知りテンションが少し上がっていた


おお!!スゲー!!このお面どこの祭りでも売ってなかったんだよな!!


「次は手続きじゃな。お主の匿名の名前じゃが」


よし。 ついに俺の名前が自分で決められるんだな


「アルファにしといたぞ」

「…え?」


マスターが持っているブラックカードにはすでに“アルファ”という名前が記入されていた


「時間もないのでの名前に時間はとられていられないんじゃ」

「…さい…ですか…」


俺は名前を決められない運命にあるんだな…


桜は仮面を見てテンションが上がり名前の件でテンションが駄々下がりしていた


「大会は30人の勝ち抜き戦じゃ。

何、たった5試合勝ち進むだけじゃ」


東北のトッププレイヤーの中、初心者の俺が縛りありで5試合ってハードル高すぎるだろ


「後はわしに任せるとええわい」

「……よろしくです」


俺がなにも言わなくてもこの人が全部するんだろうな

俺に許可なく←ここ重要


「詳しいことはメールするからもう大丈夫じゃぞ」

「わかりました。失礼します」


はぁ…大変な事になったな…


「クー様、頑張ってください」

「…ありがとうございます」


扉を開けてくれたメイドさんに力なくそう言うのが桜の今の限界だった


…ひとまず家で癒されよう





「ただいま…」

「お帰りなさい」


部屋に入ったが朱音と神楽がいなかった


「あれ?二人は?」

「かまくらだと思いますよ」


桜がかまくらまで行くと二人でみかんを食べていた


「ただいま二人とも」

「お帰りー」

「お帰りなのじゃ。

それとあーんなのじゃ」


神楽が剥いたみかんを出してきたので桜は食べた


「うん。美味しいな。

さて話があるから中に入ってくれ」


桜がそう言うと二人はすぐ家の中に入ってくれた


桜はすぐに3人に集まってもらいマスターと話していた事を3人にも話した


「で、俺と一緒に戦ってくれる人なんだけど…」

「あのー…私は戦闘が苦手なので」


水奈がおずおずと手を上げてそう言った


「わかった。それじゃ応援よろしくね」

「それは任せてください」


桜は残りの二人を見た


「それじゃ、朱音。お願いできるか?」

「うん!!頑張ろうね!!」

「…兄上はわらわの事が嫌いかの?」


神楽が目に潤わせながらそう言う


「違うって。

単に俺と朱音は付き合いが長いからだよ」


それを聞いた朱音は誇らしげに、神楽は悔しがっているようだ


「ぐぬぬ…兄上。今日は兄上がなんと言おうと一緒に寝てもらうのじゃ!!」

「な、なんで!?」

「ふん。胸に手を当てて考えるんじゃ」


…ダメだ。さっぱりわからねぇ


♪~


「ん?マスターか?」


『大会は3日後。

岩手は各ギルドリーダーと副リーダー。そしてお前の5人じゃ。

場所はわしの部屋に来てくれ』


確かアヌビスさんって副リーダーじゃなかったか?

…ダメだ。しっかりと思い出せない。


「どうじゃ?兄上、わかったか?」

「…全然わからん」

「…これは身をもって知ってもらう必要がありそうじゃな」


…あれ?神楽ってなんの事聞いたんだ?


「私も参加させていただきます」

「無論、私もだよ」

「くふふ…兄上、首を洗って待ってるんじゃな」


…な、なんだ?急に寒気が


その日は夜な夜な神楽達に部屋に突入されて皆で寝ることとなってしまった


…あいつらの企みはこれか





3日後

桜はマスターと色々確認して狐の仮面を着けてマスターの部屋にいた

部屋にはすでに桜を含めて四人おり、『雷土の進撃ライトニングアドバンス』のリーダーを待っていた


「すみません。お待たせしました」


と言って入ってきたのは雰囲気が優しそうな男の人だった


「では、全員揃ったの。

転移するが準備はいいな?」


桜は頷き、皆は声を上げて答えた


「では、行くとするかの」


マスターが持っていた杖で地面を叩くと5人はその場から消えた


さて、どんなことになることやら




桜達がワープした先は大きな広間だった


『(今確認できるのでもまだ俺たちを含めて10人…

2つの県しか来てないのか)』


広間には高級な椅子や机等があり一番目を惹くのは何十インチもある大型の画面だろう。

さらにイベントからか何台か映像機器も揃っていた


『(…外からも歓声が聞こえるな。もう始めるための準備は揃っているんだろう)』


桜達はマスターに案内され椅子に座った


「抽選が気になるところだな」

「私もあの時の屈辱を晴らしたくて仕方ないよ」


抽選?まだ発表されてないのか?


マスターが桜の近くに来てくれた


「抽選はここで行うんじゃ。じゃから完全にランダム。最も全員が来ないと出来ない見たいじゃがな」

「マスター、いい加減そいつの事教えてくれませんか?見るからに怪しいですよ」


5人の内の一人がそう言った


…確かに怪しいよな


桜は懐からペンと紙を出した


『今回マスターに呼ばれて来ましたアルファです。顔は事故で酷いことになってしまったのでこのような形で動いています。』


と書いた紙を机の上に出すと皆はこの見た目に何も言わなくなった


「ナイスじゃ」


桜は周りから見られないように親指を立てた


「…ふ」


ただそのなかでアヌビスだけは口元に笑みを浮かべていた


フォン…フォン…


不思議な音が鳴り各地からどんどんと人がワープした

そして桜達が来てから五分もしないうちに6県が揃った


『(…あいつだけなんか違うよな。

…マスターが言ってた人ってあの人だろうな)』


桜は早速、優勝候補を見つけて警戒した。

するとそのピンク髪の子がマイクを持ちカメラの前で何かを話している


「え~と、私たちは…」

『(声質的に女の子だな。しかもおっとり系の)』


桜がそんな事を思っていると話は終わり長ったらしい開会式も終わった


『さーて、始まりました!!東北大会!!今回の優勝候補はヴァンパイア家の娘、ガルシオン・V・ウルバヌスだ!!

彼女は若手で一位!!さらにはすでにワールドランク三桁に入っている強者だ!!

彼女に勝って優勝をその手に収める者はいるのかー!!

実況は私カラカサと』

『解説のダインです』

『この二人でお送りします!!』


『シオンちゃーーーーん!!』


おっさん達の野太い声がここまで響いてきていた


『さあ、これから抽選が始まります。今回はどのようなカードになるんでしょうか』

『最近優勝できていない岩手にも頑張って欲しいですね』


ダインが言い終わると画面の名前の欄が回りだした


『さて…決まった!!決まりました!!

一回戦は仙台支部のウェポンブレイカーこと“バルクラス”と山形支部の疾風“月輪げつりん”だ!!』


…良かった。初戦で当たるってことはなかったか


その後も名前を読み上げられ桜は第四回戦に秋田支部の“紫森ししん”と言う人と戦う事になった。


でも良かった。あのガルシオンって人とは決勝にいかないとあたらないみたいだ

読んでいただきありがとうございます!!

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