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俺の知ってる日常はどこか違う  作者: Mgl5566l
激突する四色
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第37話≡釈然としねー!!

ペンを握ると指に激痛…

テストなんか知るかーい!!



桜は風化の魔術を解き骸骨数匹に銃口が火を吹いた


桜の行動に全員構え直した


「……で、何をしたかったんだ?」


状況を見ていた聖がそう言った

それもそのはず。桜が放った弾丸は骸骨達を粉砕するどころかかすり傷さえ与えていなかった


『今にわかるって』


画面には『木種の弾(ウッドバレット)』と表示されていた


「あのチーターの事だ。何か企んでるはず…」


桜は萩の言葉に仮面の中で苦笑いを浮かべていた


さて、そろそろだな


桜が弾丸を当てた骸骨達に異変が起きた


「やっぱり何か企んでやがった」


骸骨達に蔦が絡まり全身が蔦に覆われて緑色の骸骨だったものが複数できていた


骸骨の頭から草が芽吹き蔦は小さな木と化した


「…あれ切れば終わりじゃね?」

「だから油断したらダメだって」


すると木から根が伸び周りにいる骸骨を地面の中に飲み込んだ。

骸骨を飲み込んだ木は段々と大き、根を自由自在に伸ばす化け物と化した


「…おいおい。こんなのがCランクな分けないだろ」


柚汰が言う通り自然魔術はそう簡単な魔術ではない。


しかし大樹となった木はどんどんと骸骨を喰らい大きくなっていく


「地面から生えてるなら変動させればいいんじゃないか?」


そう言った聖が早速地形を変えたが大樹は傾いただけで無傷だった。


そして大樹は全員に猛威を振るう


「チッ。あいつなんでこんな高度な魔術を…

そういうことか…」


柚汰は根を爆破しながら桜を見ると大樹の枝が桜を襲っていた。


そう、このフィールドにいる全員が大樹に襲われていたのだ


「あんにゃろ…コントロールする気、はなから無かったな」


桜は襲ってくる枝をブーツで細切れにし大樹に氷の弾丸を撃ち、大樹の一本を凍らせ始めた


「…ん?なんで自分の魔術を崩しに入ったんだ?」

「なんか目的があったんじゃないか?」


動けない萩を守っている聖がそう答えた


「てか、俺の骸骨が全滅しているんだが。

俺が一番被害受けたじゃねーか!!」


そう叫んだ萩の言葉を聞き朔はピンときた


「あいつ骸骨倒すためにやりやがった」

「…なる。だから邪魔になった木を崩してるのか」


桜は空中を縦横無尽に駆け回り大樹に氷の弾丸を撃ち込みながら危険視している聖をちゃっかり狙った


「な!?こんなごちゃごちゃしてるのに狙ってくるか?普通!!」


近くにいた萩が本を閉じて弾丸の軌道に割り込んだ


『本だから萩か?

ま、食らうのは誰でも…あ』


氷の弾丸は『死者の書』に吸い込まれ誰もダメージを負わなかった


『(一番厄介なのって萩かもな…)』


そんな事を思ってると大樹がどんどんと完全凍結していき、桜は凍った物から壊した


よし。こんなもんだろうな


桜は地面からちょっと浮きながら次に狙うやつを見定めた


萩は無力化した(骸骨全滅の為)

朔は問題なし(浮いてるから)

聖と柚汰がきついけど…柚汰が優先だな


桜は一度地面にナイフをつけて柚汰目掛けて振り上げると地面が抉れ柚汰に向かった


「俺がいるのに地形変動するとか」


その攻撃は聖によって防がれたが桜は飛んで近づきながら柚汰にナイフを投げつけた


「遠距離武器使ってる俺にそれは無いだろ」


ナイフは全て弓矢で落とされてしまった


桜はスピードを落とさず銃を取り出して柚汰に近づいた


「接近戦ができないとでも?」


桜は銃先に剣を生やして柚汰に突撃したが、柚汰も弓矢で対抗した


ま、接近戦が目的じゃないけどな


桜はブーツを利用して空中で一回転。

柚汰の腹に打ち上げるように蹴りを入れた。その時風の魔術を使って空中に打ち上げるのを忘れない


「ぐはっ」


柚汰が空中に浮き上がる


「あー、入ったか」


聖がそう呟くのも仕方ない。

この技は聖が身をもって受けてくれた技だから


空中にいる柚汰を桜は銃だけでなくブーツを使って翻弄する


そしてフィニッシュを決めた時、柚汰は脱落していた


まず、1人


次に目をつけたのは近くにいる朔だったが空中コンボしてるうちに萩のところまで逃げられた


…せっかく“アイスミキサー”でも決めようかと思ったのに


桜は諦めて銃をしまい、日本刀を創り聖に向き直った


「ほう。俺相手に接近戦をするか」

『あの時は朱音もしてたからな!!』


桜はブーツで加速して聖に近づく。

聖はすぐさまハンマーで応戦するも桜のスピードにはついてこれず日本刀でのダメージ、ブーツからの鎌鼬などを食らって徐々にHPが削られていく


そしてハンマーを地面に叩きつけたところで桜はハンマーの少し上にいた


「いい加減当たれよ」

『遠慮するよ。当たったら痛そうだからな』

「そう言わずにさ!!」


桜は聖がハンマーを下から持ってくるタイミングで抜刀し両腕を切り落とした


しかしここはフィールド。両腕はすぐに治ったがハンマーはどこかに消えてしまった


「あれ?」

『二人目』


桜は地面に降りるがてら聖を肩から斜めに切り裂きフィールドから消した


後二人。終わらせるか


スピードをあげるため桜は空中の風のマナをブーツに注いだ。

桜は二人に近づき刀の柄を握る


「ちっ、これでも!!」


朔が鞭を振るおうとするが桜は既に構えを取った後だった


『遅いy』


グチャ!!


そこで桜はリタイアとなり、初の黒星となった





「…うわー」


試合後、桜は仮面と目隠しを取ってVTRを見ていた


「どうして空中のマナを速さに注いだんだよ俺…」


桜に止めを指したのは聖だった。

正確に言えば聖のハンマーだ


聖の手を離れたハンマーは空中を漂いピンポイントに桜が刀を構えたところに降ってきたと言うわけだ


「お主もまだまだ青いのー」

「しかし、どうしてまた空中に張っていた風のマナを無くしたんだ?」

「あのマナ使った方が速くたどり着けたから

それに攻撃がくるなら予測できると思って…」


まさか降ってくるとは思わなかったけどな


「てか、どうしてお前の攻撃予測が発動しなかったんだ?」


疑問に思った朔が桜に聞く


「それは簡単じゃ。

攻撃じゃないのなら予測なんぞできるわけないわい」


答えられない桜の代わりに答えたのはマスターだった


「攻撃じゃないと言うと?」

「攻撃というものは人の考えや意図としてること。そして殺気等が混ざって攻撃となるんじゃ。

それがどれも含まれていないものは攻撃じゃないじゃろ」


つまり、聖がたまたま放したハンマーがたまたま桜の上に降ってきたから攻撃の意図がないと


「…偶然って恐ろしい」


その事実を知っても桜と戦った四人は笑顔のままである


「んだよ。気持ち悪いぞ」

「それはな」

「あれだよ」

「なんと言うか」


四人は目だけで通じあった


「「「「ざまー!!」」」」


お前らそれが言いたかっただけだろ


「だから言ってただろうが!!俺は四人相手に勝てる気がしないとあれほど」

「はぁん。チーターの言い訳なんて聞きたくないね!!」

「そうだ!!負け犬の遠吠えですな!!」


と聖と柚汰が言ってくる


「お前らは俺にやられてただろうが!!」

「これはチーム戦ですからなー」

「結果俺たちが勝ったんだしなー」


うっわ。なんだこいつらの言い方すごくイラッとする


「運命力が足りませんな」


…フィールドの設定にもっといたぶれるのないのか?


「しかし、クーもバトルのこつを掴んだじゃろ?」

「はい。身に染みましたよ」


絶対空気中で関知するタイプのマナは切っちゃダメだ


「さて、桜に事実上勝ったお主らには褒美をやらんとな」


マスターがそういうと四人は急に真面目になった


「まずはシキガミ。お主には“シューティング・ゴーグル”を渡そう」


シューティング・ゴーグル

的との距離を正確に図ることのできるゴーグル

弾に込めるマナを編集することもできるため弾の種類が増える


「本当にいいんですか!?」

「わしに二言はないわい。

大事に扱うんじゃよ」


そう言ってマスターは柚汰に方目だけに装着できるゴーグルを渡した


「次はクリーパー。お主じゃ」

「はい」


柚汰が一礼して下がり萩が一歩前にでた


…これどこの卒業式だよ


「お主にはこれじゃ」


マスターが渡したのは鎖帷子(かたびら)だった


「これは?」

「魔術武装といっての、お主が剣や弓で攻撃された時魔術が発動してお主の体を守ってくれるんじゃ」


『死者の書』で魔術無効

魔術武装で硬化

…こいつも十分チートじゃね?


桜が『ミーミルの泉』で帷子を見ると鉄魔術が組み込まれていた


うん。酷いな


「ありがとうございます」

「うむ。手入れを忘れるでないぞ。

次はオワリンじゃな」


帷子を持った萩は一歩下がり朔が一歩前に出た


「お主にはこれじゃ」


マスターが見せたのは気味の悪い装飾の壺だった


「…これって『賢者の壺』ですか?」

賢者の壺

この壺を使って消耗品を作ると倍以上の効果が期待できると言われてる品物

製産職の中ではお宝中のお宝だ


「そうじゃ。これをお主に贈呈するのじゃ」

「…ありがとうございます!!」


壺は持ち歩くには大きすぎる為後で家に送ってもらうことになった


「最後にフェイクじゃな」

「うっす」


マスターがメイドを呼ぶと奥からハンマーを両手で持ったメイドさんが現れた


「これでよろしかったでしょうか?」

「ご苦労じゃ」


メイドさんはハンマーを床に置き一礼して奥に消えた


「これは魔術武器じゃ。風の魔術が組み込まれているらしいが詳しいことはわからぬ」


ハンマーを見ると聖が使ってたハンマーとは異なり片面に穴がいくつか空いていた。

カラーも緑色の線が伸びている


「使ってみないとわからないって事ですか?」

「そういうと事じゃ。

これはお主に渡す。煮るなり焼くなり好きにするといいわい」

「あざーすっ」


マスターが全員に賞品を渡し一同解散となった。

しかし桜は残され、重力魔術について追及された。

その結果、重力魔術、次元魔術は禁止になった


「…と今日はこれくらいかの」

「…疲れた」

「お主が変な事するからじゃ。

わしはこれから仕事じゃ、早くでていけ」


うわー…残しといてこの言われようかよ


若干グロッキーな桜はそそくさとマスターの部屋を出て家に帰ることにした


「「「ただいま(!!)」」」


…疲れた。主にマスターの小言に疲れた


「クー君。今日は唐揚げだから元気だして下さい」

「私もマッサージしてあげるから…ね」


…本当、この子達だけは味方だ


桜は家族から元気をもらい今日を乗り切るのだった


…なんか俺どんどん親父臭くなってるかも



読んでいただきありがとうございます!!

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