第3話≡俺って高性能だったんだ…
短いかも…
夜に書いてて眠くなってしまったんです
今回も説明回です
「魔物と魔術に関してはわかってもらえたかの?」
「ええ、大体は」
「そうか。次に魔物との戦闘じゃが…これをみてもらった方が早いじゃろ」
老人はメイドさんが持ってきたノートパソコンをこっちに見せてきた
そこに映っていたのは男子同士のペアと男女のペア四人がいた
チャイムが鳴ると同時に四人は動き、炎や水、土等が空中を飛び交うところを華麗にかわす二人がいた
…綺麗にかわすな
その試合は男同士のペアが勝ったみたいだ
「こんな感じじゃな」
「スゲー…柚汰もこんな事できるのか?」
「この試合はうちのトップ同士の試合だからな」
それじゃ頑張ればあんな試合にできるかもしれないって事だな
「どうじゃ?興味が沸いたか?」
「はい!!」
「うむ。いい返事じゃ」
そういうと老人はカッカッカと笑った
「それじゃお主、魔物と戦ってくれる術者となってくれるかの?」
「はい!!」
「よかったのー、お主の友達が一人減らずにすんだぞい」
「あはは…」
柚汰は老人の一言に苦笑いを浮かべた
まあ、殺されたくは無いから協力はするんだがな
「それじゃまずわしの名前なんじゃが…マスターとでも呼んでくれ」
「わかりました」
すると、メイドさんが奥に行き水晶球をもって現れた
「それじゃ桜、この水晶球の上に手をかざしてくれんかの?」
「は、はい」
桜は言われたように水晶球の上に手をかざた
水晶が七色に光り落ち着いた
「では、やるとするかの」
マスターは水晶に触れ何やら呟くと空中に画面がでてきた
「………すまないがわしと桜だけにしてくれぬか?」
…え?なんかやらかした?
柚汰とメイドさん。二人が部屋から出て二人だけになった
「お主のステータスにはビックリしたぞい」
ステータス?
なんぞそれ?
「ステータスとは?」
「ああ、説明がまだじゃったな。
ステータスとはの自分の能力を見れるようにしたものじゃ」
RPGと同じような感じかな?
「ステータスにはパワー≪P≫、スピード≪S≫、ディフェンス≪D≫、マナ力≪M≫があるんじゃ。これは日々の努力でもあげることはできるからの」
マナ力ってのが魔術を使う上で大切なやつでいいんだろうか…
今聞くとゴッチャになりそうだから後ででいいや
「その評価にはD~Sと各プラスがついて10種類あるんじゃ」
「S+が一番高いんですか?」
「そういうことじゃ…それでのお主のステータスなんじゃが」
マスターは桜に画面を見せた
P:C+
S:B
D:D
M:S+
…は?S+?なんでマナが?
「お主は生まれつきマナの貯蔵量がおかしいんじゃな」
「貯蔵量?」
「そうじゃマナを貯める事と使うことは別なんじゃ」
「…俺には…使えるんですか?」
「それはお主の努力しだいじゃな。
それでおかしいと言ったのはここなんじゃ」
マスターはまた画面をいじると数値が出てきた
1,000,000
百万か…大きな数字だな
「えーとこの数値がどうかしたんですか?」
「これはマナの貯蔵量を表した数値なんじゃが…」
マスターはスゥっと呼吸を深くした
「なんじゃこの馬鹿げた数値は!!ありえんじゃろ!!」
「俺に言われても…そんなにすごいんですか?」
「下級魔術は10あれば使うことができるの」
…正直凄さがよくわからん
桜は渋い顔をした
「そうじゃの…マナがCランクあるものをコップ一杯の水とするとS+ランクいくものは風呂釜レベルじゃな」
なるほど…なんだ俺風呂釜レベルじゃん。特になんの変てつもなPBR>
「そしてお主はそうじゃの…湖レベルかの」
「…はい?」
「つまりの測定不能じゃったからS+になっているんじゃよ」
…えー!!それスゲーじゃん!!全然実感わかないけどね!!
「そしてもう一つ言うことがあるんじゃが、魔術というのは火、水、風、土の4つからなっておるんじゃ」
タイミング的にはここでいいかな?
「あの、マナと魔術の違いとは?」
「マナは原料、魔術は生産品じゃな。それでの大体の者は2つ多くて3つなんじゃが…お主は4つ使えるの」
「俺は魔術特化って事ですか?」
「馬鹿げたマナを持っており伝説級の魔術師がつくけどの。
今はまだ閉ざしておるが開けたら体から滲み出てしまうの」
滲み出すと何か不味いのか?
「お主は本当考えが表情に出るの。
いいか、魔物が人間を襲うのは命に少なからずマナがあるからじゃ」
「つまり、美味しそうなのが滲み出る上に身を守れない俺は格好の獲物というわけですね」
「そういうことじゃ。
今まで生きておったのが不思議な位じゃ」
となると身の安全が確保できるまでは魔術ってのは使えないんだな
「そこでじゃ。お主にはマナを開放する前に抑制アイテムをつけてもらうぞ」
「その抑制アイテムでマナが押さえられるんですか?」
「その通りじゃ。
…魔術を使えるようになれば大きい技をバンバン撃ってマナを減らせる事ができるんじゃがの」
「それまではアイテム着けてないと俺の身が危ないと」
「少しの我慢じゃから頑張るんじゃ」
…まあ、魔術覚えるまでの我慢だからな。
餌になるのはちょっと…
「次は契約の説明じゃな」
…魔術とかマナの話は終わったのか
…話を聞いてる分にはなかなか重要な事みたいだけど一体なんなんだ?
「魔物の相手をするとき人間だけじゃ力不足になることがあるんじゃ」
言うなれば化け物対人間だもんな
それに銃とかの類いが効かないとなると、本当人間って無力
「それを補う為に魔物と契約をかわすんじゃよ」
「え?でも魔物は敵じゃ…」
「そうなんじゃが魔物は奴隷となると主である人間に逆らえなくなるんじゃ」
「なんでですか?」
「それはわしにもわからないのじゃ」
うん。世界には謎が満ち溢れてるって言うもんね。仕方ないか
「さらにじゃが。これまた理由はわからんが、主が死ぬと奴隷となっている魔物も死んでしまうみたいなんじゃ」
嫌になって死にたいと思うやつしか主を殺さないって事か
「じゃが逆に魔物は死んでも主は死なないんじゃよ。
じゃから総称として奴隷と言われておるんじゃ」
くまで総称として奴隷っていわれているのか<
てか、それって捨て駒じゃん…
「しかし、契約したときに奴隷にも特典があるんじゃよ」
「特典?」
てかマスターはなんでさっきから賞品みたいに言うんだ?気に入ってるのか?
「特典というのはその奴隷の一番高いステータスの分野が2段階高まるんじゃよ」
「DがCになるって事ですか?」
「そうじゃ。
契約する魔物は選ぶ事ができないから運命に任せるしかないの」
あ、そこは運任せなのね
「その契約を無くすことは?」
「できるんじゃが…
自分の一番高い能力の半分を魔物に獲られるんじゃよ」BR>
そうなると誰も契約を無くそうとは思わないよな
「後これも理由はわからんが契約できる魔物は一人につき一体みたいじゃ」
同時契約は無理と。
契約しすぎて強くなるのもおかしい話だもんな
「次は…
夜も遅いからの明日、話そう。
頭の中を整理するんじゃぞ」
「は、はい」
「あ、両親とか学校とかは心配せんでも大丈夫じゃ。こちらで手をうっておいておる」
「あ、ありがとうございます」
この人が手をうつって…なんか怖いな
「うむ。それじゃまた明日じゃな」
「はい。おやすみなさい」
桜は扉を出ると柚汰が待っていてくれた
「どうだったよ」
「…なんか凄い世界だな。
覚えることが多くて大変だ」
「まあ、諦めて頑張れ。
さて、どうせここに泊まるんだろ?案内するぜ」
「あんがと」
桜は先行する柚汰の後を追いかけた
あ゛ー、頭がパンクするー…
読んでいただきありがとうございます
次回は少し頑張って長めに書いてみようかと思います
次回で説明回から抜け出せるように頑張ります!!