第22話≡なんでこう周りで増えていくんだよ…
これ以上の新キャラは辛いですね
さ、頑張ろう
「ご主人様、起きてー!!」
「ちょるま!?」
な、なんぞ!?
桜は衝撃のあった腹部を見るとニコニコ顔の朱音がいた
「お、おはよう、朱音」
「うん!!おはようーご主人様ー」
どうやら朱音は桜を起こすのに桜にダイブしたようだ
ギャルゲでみたことはあったけど…
これはきついな…
「ほら!!走りに行くよ!!」
「…朱音、時計何時指してる?」
「うーんと、6時かな?」
…早い
普段ならまだ寝てるぞ
「眠い」
「ダーメー!!」
「げこふ!!」
朱音は桜にまたダイブをかました
「あはは、これ楽しいね」
「わかったから…起きるから止めてくれ」
「はーい、早くリビングにね」
朱音はそう言うと桜の部屋を出ていった
「目が冴えたな…
ラノベと鍵…よし、大丈夫だな」
桜は学校に持っていく荷物を確認して
適当なジャージに着替えマスターからもらった眼帯をつけてからリビングに向かった
桜はひとまず黄色の目に眼帯をつけて違和感が少ないようにした
「おはよう、水奈」
「あ、おはようございます、ご主人様」
ビングにつくと水奈が机を拭いたりしていた
「ご主人様、朝食はどうしますか?」
「あー、俺は走ってきてからでいいや。
朱音はどうする?」
桜は庭でうきうきと体を動かしている朱音に聞いた
「私も走ってからがいい!!」
「てな訳だからお願い」
「わかりました」
「あ、それとお風呂もお願いできる?」
流石に汗をかいて学校に行くのはな…
「もちろんです。任せてください!!」
水奈も輝いてるな…
「ご主人様、行こうよー!!」
「わかったって。んじゃ水奈よろしく」
桜は玄関で朱音に急かされながら靴に履き替えた
「いってきます」「いってきまーす!!」
「いってらっしゃい」
水奈に送られて桜と朱音は公園に向かった
公園についた桜は軽く体を動かしていた
「朱音、今日は7時30分までだからな」
「了解!!さ、走ろうー!!」
…さ、地獄の時間の始まりだな
桜と朱音は朝早くからランニングをしてる人に混じって一時間ずっと公園を走り回った
「…ぜぇ…ぜぇ……死ぬ」
「あはは、ご主人様は大げさだなぁ」
桜は周りからの視線を感じた
うーん、一般からみたらご主人様ってそうとう危ないよな
「さ、ご主人様。次行くよー!!」
「…休憩は?」
「もちろん、無し!!」
朱音はそう言いながらファイティングポーズを取って桜との距離を積めた
「…だから辛いって」
「ご主人様の体力作りには調度いいって」
桜は攻撃予測を使って攻撃をしのぐも体力には勝てなかった
ベシッベシッ!!
「痛ってー」
「頑張れご主人様!!」
朱音が攻撃してる本人だろうがー!!
その後30分朱音の攻撃をもらいながらなんとか耐えて家に無事(?)に帰ることができた
「ただいまー!!」「……いまー」
…死んじゃう
…こんな暮らししてたら俺死んじゃう
「お帰りなさい、お風呂できてますから入ってきて下さい」
「…朱音先に入るか?」
「いいの?やった」
朱音はそう言って風呂場にかけていった
「あ、次俺だから早めによろしくー」
「はーい」
朱音はそう言うと自分の部屋に行ってから風呂場に向かった
「いいんですか?」
「…疲れたし、少し休みたいからな」
ま、時間はまだあるしな
「全くご主人様は…朝食はどうしますか?」
「そうだな…もう、作ってくれるか?」
「わかりました」
桜は庭に寝そべって空を見ながら癒されていた
~数分後~
「上がったよー」
「はいよー」
桜は庭からでて部屋に下着を取りに行き風呂に入ったが
「…朱音にちゃんと下着を洗濯機に入れるように言わないとな」
朱音も急いでいたのか下着が洗濯機の下にあり、ちょっと思考が停止してしまった
さ、水奈がご飯作ってくれてるしさっさと上がるか
桜は手早く体、頭を洗い風呂をでた
もちろん朱音の下着は無視して
「あ、ご主人様、ご飯食べよう」
「なんだ、先に食べててもよかったのに」
朱音と水奈は朝食の用意だけしてちゃんと待っていた
「ご主人様を除いて食べることはできませんよ」
「それに皆で食べた方が美味しいしね」
「ありがとうな。さて食べようか」
「「「いただきます(!!)」」」
桜達は賑かに朝食を食べ急いで学校に行く支度を済ませた
「じゃ、いってきます」
「いってらっしゃいませ」「いってらっしゃい!!」
桜は自転車等は持っていないため歩いて学校に向かう事になる
うーん、やっぱり自転車は欲しいよな
…あ、弁当
桜は近くのスーパーで昼飯を買って学校に向かった
…はぁ
…気疲れヤバイ
学校に向かうと他の生徒からの視線を浴びてげんなりとしていた
キンコン…カンコン…
「やべ、急ごう」
桜は予鈴を聞いて学校に急いだ
…今日走ること多いな
桜はなんとか学校につき遅刻にはならなかった
そしてこの視線か
上履きを履く時に偶然会ったあまり面識のない同級生から異様な目線を受け、クラスについた
…なるようになれ!!
ガラガラガラ…
………
桜がクラスの扉を開けると一瞬にして静かになってしまった
ですよねー……泣きたい
桜の今の見た目は白いメッシュに眼帯をして方目が赤い少年だ
こんな結果になるのは当然だろう
ざわざわざわざわ…
桜はそんなざわめきを無視して自分の机(最前列の一つ後ろ)にむかった
「…よう、友達」
友達は桜の友達で生徒会をしている
平たく言えば男の委員長キャラだ
「……え?桜?」
ガラガラ…
「静かにしろー、朝の会始めるぞー
…桜は後で俺のところに来るように」
「…はい」
めんどくせぇ…
すぐに終わった朝の会。
桜は先生に呼び出された通り職員室にいた
…たしか油を被って入院って設定だったな
「入院してたみたいだが大丈夫か?」
「え、ええ。だいぶよくなりました」
「そうか、まあ無理しない程度に来い」
「わかりました」
それだけ言われてすぐに教室にかえされた
…よかった変なこと聞かれなかった
「それで桜、説明よろしく」
「…こっちもあったのか」
桜は基本少人数で動くのが好きなため同じ趣味(オタ趣味)の仲間で動くようにしていたため、人数は少なくすんだ
「それはな…」
桜は精神を削りながら友達に話をつけた
「…つーかーれーたー」
「お疲れ」
桜は久しぶりの学校やら友達やら周りの視線にまいって机に伸びていた
「ほら飯食おうぜ」
「飲み物おごってー」
「断る、ほら机かせって」
即答とか酷いな…ま、いつも通りなんだけどな
「メールはいつものグ…聖?」
携帯を見てみると聖からメールが届いていた
『放課後に校長室に来てくれだって
by聖』
…こんどはあっちの世界の事情か
「はぁ…」
「どうしたんだ?」
「いや、なんかもう疲れてね」
「頑張れ」b
友達は桜にものすごくいい笑顔を向けた
この笑顔…殴りたい
「あ、これあげる」
友達が渡してきたのは明らかに辛そうな唐揚げだった
「お前俺が辛いの苦手なの知っててやってるだろ?」
「うん!!」
スパンッ!!
桜はひとまず友達の頭を叩いておいた
~放課後~
桜は適当に教室でまったりとしていた。
もう教室にのこっているのは勉強している友達だけだ
そろそろ行くか
「じゃあの」
「ん?じゃ」
桜は聖に言われた通り校長室に向かった
コンコン
『どうぞ』
「失礼します」
部屋に入ると聖がふかふかの接待用の椅子に座ってP○Pで遊んでおり、老人と中年の間くらいの白髪の男が椅子に座っていた
「君が新しい魔術師。クー君ですか?」
「あ、はい。そうですね」
すると白髪の男―校長―は椅子から立ち上がり桜に近づいて桜の手を握った
「いやーころからもよろしく頼みますよ」
「へ?い、いやこちらこそ?」
なんで校長なのにこんなに腰が低いんだ?
「これで学校には四人の魔術師が揃った訳ですね」
「ん?四人?」
俺、聖、柚汰…後はだれだ?
「聖、あと一人って誰?」
「あいつ本部にもなかなか来ないからな…
たぶんお前の知らないやつ」
…また聖みたいな化け物だったらどうしよう
「あいつは部活が終わったら来るみたいだから気長に待ってようか」
「えーと、いいんですか?」
桜は流石に校長に聞いてみた
「もちろん。あ、今茶菓子出しますね」
…本当なんでこんなに腰が低いんだよ
桜は若干遠慮しつつソファーに座った
「桜、モン○ン持ってきてる?」
「い、いや今日はラノベしか持ってきてない」
校長の前でそんな会話していいのか?
桜は校長をチラッと見たが気にする様子もなかった
「なんだよー、取ってこいよー」
「嫌だよ面倒臭い」
「よかったら食べてください」
「あ、どうも」
校長が桜の前に茶菓子とお茶をだしてから自分の椅子に座った
「あのー…校長?」
「はい、なんですか?」
「校長も魔術師なんですか?」
桜は出されたお茶やお菓子には手をつけずに校長に聞いた
「いえいえ、違いますよ」
おや?違うのか
「私は小さな頃からファンタジーに憧れていました。ですがそれはあくまで夢物語」
校長は思い出すかのように語りだした
「しかし、あるパーティーに出席したときにマスターと出逢い魔物の存在を知り私は校長の傍ら魔術師達のサポートもすることにしたのです」
桜は遠慮しつつお茶を飲みながら校長の話を聞いていた
「うちの学校って外国からいろんな人が来るじゃん、あれのうち何人かは魔術師で交流戦みたいなのをよくやってるんだよ」
「いままで三人で回しながら交流戦してましたから人が増えて嬉しいんですよ」
へーそんなことが秘密裏に…学校も侮れないな
コンコン
「来たみたいですね、どうぞ」
「失礼します」
…どうしてこうもリア友ばっかり来るんだよ
「よう、朔」
「え?桜?」
朔
科学部でオタ仲間
二年になってから移動教室で話があいたまに遊びに行く仲にはなっていた
容姿は髪を短く切っているが天然のパーマの為多少クルクルしており眼鏡をかけている
背丈も桜と同じくらいだから165㎝くらいだろう
「なんだよー、お前も魔術師になってたのかよ」
「まあな、一週間くらい前になったばかりだ」
「んでもってチート性能」
「そんな事はない」
途中に○SPをいじってる聖が声を挟んできたが否定をしておいた
「なる。リアルに入院かと思ったぞ」
…俺も入院だと楽だったんだが
「あーと、俺は『おわりん』めったに本部に行かないけどよろよろ」
「俺は『クー』。なんでいかないんだ?」
桜は疑問に思ってる事を口にした
「俺は製産職だからな。本部にはたまに顔を出すくらいが調度いいんだ」
「こいつのポーションは結構な効力があってな本部に顔をだすとすぐに人混みができるんだよ」
うわー、俺とは真逆じゃん
「だからあんまり行きたくないんだよねー」
「あー理解」
いいよな、人気者は…くそッ!!
「さて、顔合わせも終わったしそろそろ帰る」
PS○をバックにしまい帰宅の準備をし始める聖
「聖君、ありがとうございました」
「大丈夫っすよ、じゃあな」
聖はそう言うと部屋を出ていった
「聖君は私が頼んでここにいてもらったんです。怖い人だったら私が持ちませんから」
「なるほど…てことは俺も帰っても?」
「ええ、構いませんよ」
桜は校長と連絡先を交換してから朔と一緒に校長室を出た
「桜、これからどうする?」
基本、朔と遊ぶときは桜から誘ってどこかに行くことが多い為、朔は桜に聞いたのだろう
「あーすまん、今日はパスで」
「了解」
こういうときに話が早くて助かる
「あ、そうだった、朔俺を本部で見かけても声かけるなよ」
「え?なんで?」
「マスターからぼっちになれとのこと」
「うわー、お前も大変だな」
わかってくれる友人が居てくれてたすかるよ
「全くだよ。俺は厨二病丸出しの格好だからすぐにわかる」
桜がそういうと朔は指を指してきた
「厨二乙www」
「うっせーよ!!」
そんな話をしながら途中で別れて桜は家についた
「ただいまー」
「お帰りなさい」「おかえりー」
あー、なんだかんだでここが一番癒される
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