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第20話≡新しい魔方陣Getだぜ!!



『さーて、いくぜ。ケケ』

『俺は俺で…クケケ』


一匹のガーゴイルは後ろに下がりもう一匹は軽くジャンプ始めた


…見たことない魔方陣だな…用心だけしとくか


「二人ともなにかくるから用心しといて」

「はい」「わかった」


桜は地面にマナを送り地形を変えやすい用にしておいた


『おめぇらはどうするかな?ケケケケ』


魔方陣も完成しガーゴイルが跳び跳ねるのを止めた


『食らえよ、『ねじ伏せる重圧(ディープグラビティ)』』

「うお!?」

「きゃ!!」

「な、何!?」


桜達三人は上から地面に叩きつけられたように伏せて動けなくなった


「体が…重い……グラビティってことは重力か」

「ご、ご主人…様…」

「動けないよー」


やべぇな…こんなところでくらったら


『どうだ?重力の味は?ケケ』

「やっぱり…重力操作系の魔術か」

『そうだぜ。いつもの二倍の重力がかかってるんだぜぇ。ケケケケ』


二倍ってこんなに重いのか…潰れそうだ


桜はさっきガーゴイルがやった重力操作の魔方陣を作り重力を2分の1にした


「よし、うまくいったな」

「苦しくなくなった?」

「流石はご主人様だね」

『な!?どういうことだ!!どうして俺の『ねじ伏せる重圧(ディープグラビティ)』が!?』


あはは、すまん覚えちゃったよ


「さて、これで2対3。どうする?」

『2対3~?勘違いしてないか?ケケ。

準備はどうだ?』

『ああ、完成したぜ!!ケケ』


後ろに下がったガーゴイルが出てきて笑いだした


おお!!なかなか大がかりな魔方陣作ってるじゃん…でもあれって何?


ガーゴイルが出てきた方にはかなり大きな魔方陣が組み込まれており、なにやらこの状況を打開する手だてをするようだ


『ケケケケ、お前らにこいつを止められるかぁ?『『アイアンゴーレム:サモン』!!』


ガーゴイルがそう言うと魔方陣が裂け黒が混じった虹色のような空間が広がっていた


「ウンディーネちゃん、あれわかる?」

「あれは次元魔術です。

私たちの世界から何かを召喚する気なんでしょう」


次元魔術か…

なんかすごい魔法覚えちゃったな


ゴゴゴ…ズシン!!


次元魔法から現れたのは鉄製の巨大な人形だった


アイアンゴーレム


鉄で出来た大きな人形

動きは遅いが防御と力がとても強く城等の兵に使われることが多い


『これで3対3だな。ケケケ』


うーん、なんかまずそうなのがきたな


「俺がゴーレムやるから二人でガーゴイルを頼む」

「ご主人様、大丈夫ですか?」

「そうだよ一人でだなんて」

「大丈夫だって。そんなことより二人とも無理しないでくれよ」


桜はそう言うと両手にナイフを持ち駆け出した


「お前の相手は俺がしてやるよ」


ゴーレムは大きな手を振り上げ桜に向かって降り下ろした


桜はその拳を見切り横によける


ドコォォォォン!!


ゴーレムが降り下ろしたところにはクレーターが出来上がっていた


…これは食らえないな


桜は隙ができたゴーレムの関節にナイフを射し込んだ


ベキン!!


ナイフは音をたてて二つに折れてしまった


「おうふ。これでも無理か」


武器じゃ無理だから魔術で攻めるしかないか


桜は関節の間にナイフを投げ込み即爆発させた


ドゴン!!ドド…ドコォォン!!


「よし!!これでどうだ」


倒れたゴーレムを見てみると片腕が無くなっており空洞が見えた


…ありゃ、すぐに直っちゃったか


ゴーレムに鉄の破片が集まり多少ボロくはなったが腕が完成しようとしていた


ヤバイ、何か手は無いかな…あ、そうだ


桜は完成しそうな腕の中にナイフを投げ入れた


ガチャン…ガチャン


ゴーレムの腕は直り戦闘力が戻った


「ほい、残念…朽ちろ」


桜はナイフを媒体に体内から風化の魔術を使った


ギギ…ギギギギ…


足から錆びていきゴーレムは動くことができなくなり、ついには自身の重さで足が砕けてしまった


「お?直らないみたいだな」


桜は錆びた鉄は直らない事を知り爆破ではなく風化を使って戦う事にした


「『朽化する鉄鋼(アンティークチェンジ)』」


桜から風が吹きゴーレムは一瞬にして錆の塊と化した


「さて、あっちに向かうか」


ゴーレムは崩れていきガタ…ガタ…と動くだけになっていた


「さて、朱音達は大丈夫かな?」


桜は朱音達が戦ってる工場内に向かった





「きゃ!!」

『重力二倍はきついか?』


重力操作もあり朱音達は押されていた


…忘れてた…打ち消しがないと辛いよな


桜はすぐに重力操作を打ち消してバトルに介入した


「ご主人…様…」バタリ

「朱音!!」


朱音は桜が来たことにより安心して倒れてしまい、

桜は急いで朱音にかけよりウンディーネがいるところまで朱音を抱き抱えて下がった


「すみませんご主人様、この子私をかばって」

「いや…俺も重力操作があるの忘れてたから…ひとまずウンディーネちゃんは朱音を安全なところまで頼む」

「…わかりました」


ウンディーネは朱音を背負ってその場から離れた


『ケケ、ゴーレムから逃げてきたのかぁ?』

「は?あの錆の塊がどうしたって?」

『…ちっ。…てめぇ風化も使えるのかよ…だが2対1だぜぇ~ケケケ』

「ハンデにもなってないじゃん」


桜は挑発するようにナイフを構えた


『ほざけ人間!!てめぇごときに俺達が相手になるかよぉぉ!!』

『重力操作がなくてもてめぇなら八つ裂きだぜぇケケケケ』


盛大な死亡フラグをありがとう


桜は襲いかかってきたガーゴイル二匹をナイフでいなし隙を見て切りつけた


『ギャァァァァ!!』

『あ、兄貴!!てめぇ』

「はい、アウトー」


桜は二匹の翼を根本から断ち斬った


てか、見分けはつかないけど兄と弟みたいなもんだったんだ


『あれいくぜ!!合わせろよ!!』

『ケケケケケ、翼の恨み!!』


一匹のガーゴイルから霧が立ち込めガーゴイルの姿を隠した


「はぁ…不意打ちって俺には効かないんだよな!!」


ガキン!!


桜は後ろを振り向きナイフでガーゴイルの爪を止めた


『ケケ、いい反応だ。でもな』


霧が晴れ始め見えたのは口の中で空気を渦巻かせているガーゴイルだった


『これを避けきれるか?』


また巻き水の盾(トルネードアクア)でいっか


『死ねぇぇぇぇぇ!!』


ガーゴイルが発生させた竜巻は床に落ちてるガラスや釘等を巻き込みながら桜に向かった


まぁ、水の盾ならなんとか…


「ご主人様!!」


ウンディーネが桜と竜巻の間に両手を広げながら立ってしまった


ならない!!


桜はナイフで受け止めてるガーゴイルを蹴って遠くへ飛ばして左腕でウンディーネを抱き寄せた


「ご主人様!?」


竜巻はすでに目前にまで迫っていた


ああ!!間に合わねぇ!!もういい、なるようになれ!!


桜は右腕を伸ばし巻き水の盾(トルネードアクア)を発動させた


『ケケケケケ、これでやつは…』

『兄貴、やったか?』

『ああ、手応えはあった』

『ケケ、あいつが蹴り飛ばしてくれたお陰で俺に怪我もないしな』


竜巻のせいで舞っていた砂ぼこりも晴れてガーゴイルが見たのはまだ立っている二人の姿だった


『な!?まだ立てるのかよ!!』

「はぁ…はぁ…痛って…」

『いや、よく見ろ。あいつ満身創痍だぜ』


桜の右腕にはガラスや釘等が刺さっており切り傷も数えきれないほどついていた


「ああ…ご主人様の腕に…」

「ウンディーネ…ちゃん…怪我は?」


…マジで痛い。

泣きそう


「わ、私は大丈夫ですが…ご主人様が…」

「俺は大丈夫。全然だよ、平気だよ」


嘘です。本当は泣きたいほど痛いです


桜は余計な心配させないように笑顔を作った


「そんな…こんなに…」


桜の腕をみたウンディーネは腰を抜かし地面に座り込んでしまった


これが一番困るんだよな…


『ケケケケ!!もう死ねやー!!』

『一撃であの世に送ってやるよー!!』


動けない桜に向かって二匹のガーゴイルがジャンプして爪で切りつけてきた


「…よし、重力ドーン!!」

『ぐえ!!』

『ぎゅえ!!』


ジャンプした二匹のガーゴイルは地面に落ちた


『こんなもん『ディープ』』

「喰らいつけ」


地面から出てきた闇がガーゴイルに牙がむく


『な、なんだよこれ』

『みたことねーぞ』

「闇魔術だよ…さて終わりだ『闇の断頭台(ダークエクシオン)』」


闇の大きな刃がガーゴイル二匹に向かって落ちてくる


ザクッ!!


そのまま二匹胴体は二つになり粒子となって消えていった


「ふぅ…さ、帰ろうか」


桜は目が虚ろなウンディーネに呼び掛けたが返事がない


「ウンディーネちゃん?」

「…ぁ。ご主人様!!怪我は!!魔物は!!」

「だから大丈夫だって。魔物は倒したよ」


ウンディーネは周りをキョロキョロと見回してから桜に頭を下げた


「申し訳ありませんでした!!」

「いいから、ね。ウンディーネちゃんにも怪我は無しこれでいいじゃん」

「良くなんかありません!!私がでしゃばらなければ…」

「治らない訳じゃないんだし、命に別状はないって」


今にも泣きそうだけど


「でも」

「い・ま・は、朱音のところに行こう」

「………わかりました」


桜は念のため腕に水を巻きながら朱音がいるところを目指した


ギ…ギギ…


音がする方を見ると元ゴーレムが動こうとしていた


「ウンディーネちゃん、こいつどうやったら止まるの?」

「…少し待ってください」


ウンディーネは塊に滝のような水をかけ全てを破片に変えた

そして破片は全てを粒子に変わった


「ゴーレムは体のどこかにある烙印を壊せば機能を停止させます」


全身錆びさせるだけじゃダメなのか


「次からはきちんと決めよう」

「そんなことよりご主人様の腕の治癒です!!」

「わかったから落ち着いて」

「ご主人様は落ち着きすぎですよ!!」


桜は朱音がいるところまで急がされた


「朱音は大丈夫?」

「はい、気を失ってるだけです」


よかった…後でなんかご褒美でもあげよう


「ご主人様、ガラスや釘を抜いてください」


…それって軽い地獄だよな


桜は腕に巻き付けてる水を解いた


「ご主人様?」

「ウンディーネちゃん、やってくれ。俺がやると時間がかかりそうだ」

「…わかりました」


ウンディーネは桜の腕に水を巻き付け桜はマントを噛んだ


「すぅ…いきます」

「んーーーー!!」


ぎゃーっ!!

なにこれ死ぬ!!俺死ぬ!!注射ですら苦手なのにこれはヤバイって!!


ウンディーネは桜の腕に刺さってるガラスや釘を他の皮膚が傷つかないように抜いてくれた。

そしてなんとか全部取り除いてくれた


「大丈夫ですか、ご主人様?」

「なぎぞう」

「ご主人様、もう泣いてますよ」


仕方ないじゃん。これって滅茶苦茶痛いんだぞ!!


桜はウンディーネからティッシュをもらい鼻をかんだり涙を拭いたりした


「では仕上げです」

「え゛?」


ウンディーネは傷ついてる腕の元を両手で掴みそのまま下ろしてきた


これ絶対痛いよ!!ウンディーネちゃん俺になんの恨みが…

…思い当たることしかない!!くそー!!


ウンディーネの手から緑色の光が溢れだした


「あれ?気持ちいい?」


始めに言っておこう俺は痛みに快感を覚えたりはしないし痛みで狂ったりもしていない


腕を見てみるとウンディーネの手が通ったところは傷がなくなっていた。

そしてそのまま指先までウンディーネが手をかざして桜の腕は完治した


「ふぅ…いかがですか?」

「えーと。うん、大丈夫」


痛みも多少残っているが言うほどではない


「ウンディーネちゃん、今のは?」

「私のアイテムで『癒しの手(オールキュア)』です。

体の傷はこれで治すことができます」


おお、なんかすごいアイテム持ってるな


「朱音に怪我は?」

「大丈夫です。すぐに治せます」

「よかった…」


桜は安堵の息をついた


あー、めっちゃ疲れた…


「…ご主人様はなぜ奴隷を庇ったのですか?

私達奴隷は、主が死なない限りは死ぬことはありません」

「それでも痛みは感じるし、皆が傷ついてる姿を俺がみたくないんだよね」


つまりは自己満足だね


「それは私でも…ですか?」

「当たり前じゃん、ウンディーネちゃんはもう俺の家族だしな」

「か…ぞく…」


ウンディーネはポロポロと涙を流し始めた


「ウンディーネちゃん!?」

「ごめんなさい、嬉しくて」


嬉しい?…何か込み入った話でもあるのか?


「ウンディーネちゃん、何かあるなら話を聞くけど…

あ、無理して話さなくても大丈夫だから」

「…いいんですか?」

「時間もあるからね」


桜はそういい朱音の頭を自分の足の上に乗せた


朱音、温かいな…


「…聞いていただけますか?」

「こっちからもお願いするよ」


するとウンディーネは桜の近くに座って話をし始めた

読んでいただきありがとうございました!!

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