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俺の知ってる日常はどこか違う  作者: Mgl5566l
始まりの銀色
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第1話≡プロローグ

お久しぶりです。


…まずは主人公を殺す…なんか色々と歪んできた気がする



「おめでとう。はれて人間卒業だな☆」


…いやいやいやいや、いきなり人間卒業とか言われてもわからないから!!俺まだ人間だから(本人談)

後その☆心底イラッとくるね!!


気絶して、目が覚めて、見慣れない天井をみた後にリア友に言われた一言がこれだった




「♪~」


俺は音楽を聞きながら自転車をこいでいた


俺の名前は桜。れっきとした男だ。趣味は読書(ラノベに限る)

学校でも真面目キャラで通してる人間だ。チャラ男とかDQNには極力関わらない生活を送ってる


はぁ…それにしても暇だな…なんかこう心踊る出来事は起きないかね…テロリストが学校占拠とかさ…


中高生なら一度はする妄想をしながら家を目指していた


…てか、やっぱり遠すぎるだろ!!片道一時間てなんだよ!!


頭の中で愚痴りながら自転車で桜は走っていた


「ぐぉ!?」


ガチャガチャガチャン!!


な、何!?車!?


桜は突然の横からの衝撃に飛ばされフェンスにぶつかってしまった


「いててて…車の人に謝らないとな…」


ふさっ


ん?何この肌触りいい撫で心地…


桜は何かを触った方の手元をみると


「わ、わんわん…お?」


そこには月の光に反射して綺麗な銀色を放つ大型犬がいた。

みたところ怪我をしているようでいたるところから血が出ていた


「えーと…まずは怪我をなんとか」

「あー、いいよ俺様がなんとかするから」

「え?」


上から声がしたので反射的にそっちをみた


サッ…ブシャー!!


桜は肩から斜めに大型犬共々斬られてしまった


「え?」

「君は全くもって運が悪いね…このクソ奴隷がミスるから…はぁ」


体からは力が抜け視点が上えと向いた


…えーと、何これ?


桜は何もかもが早すぎて何がなんだかわからなくなっていた


『…生き残りたかったら契約して』


ついに幻聴まで聞こえてきたか…


『私だって死にたくないの!!死にたくなら早く契約して!!』


魔法少女にでもなるのかな…俺…


『変なこと考えないで!!

生きたいの?死にたいの?』


まあ、生きたいか死にたいかって聞かれたら生きていたいかな


『それじゃ契約してくれるのね?』


よくわからないけど…楽しそうだ。

いいけど……眠たくなってきた…


『まって!!あなたの名前を教えて!!』


俺は桜…ふぁ…


『私の種族は銀狼…あなたを…主と認めます…

よかったこれで…』


…もういいの……ギブ…


「桜!!」


なんかリア友が見えるな…寝ムタス…


「おやすみー」


そこで桜の意識は途切れた




……えーとどこだっけ?


目を覚ました桜が見たのは見たことがない木製の天井だった


「ん?目、覚めたか」

「あ、おはよう柚汰ゆうた

「はぁ…どんだけのんきなんだよお前は」


ん?のんきって俺は眠くなって…あれ?


「あー、ひとまず」


柚汰はこほんと咳払いした


「おめでとう。はれて人間卒業だな☆」

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