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Round1 シーズン開幕

遂にワークスエントリーが実現した俺は、今季型のホンダRC213Vに慣れるためのテストをしていたりした。そして、今シーズンは新たに、ヘルメットも変更した。これまで被ってたAraiからお試しという形で1年間OGK Kabutoを使ってみる事にした。しかも最新モデルのF-17というモデルだ。そしてカーナンバーも「17」に決定した。スーツは今まで通りアルパインスターズを使っている。ブーツやグローブもだ。そして今シーズンはMoto3から「飛び級」で南アフリカのライダー、ダリン・ビンダーがやって来た。実際、ジャック・ミラーが「飛び級」で来て以来との事だ。しかし彼に、今まで乗ってたやつより4倍の排気量のマシンが扱えるのだろうか?そこが気になってしょうがない。そしてKabutoユーザーもこのクラスでは2人だけというのもまだまだ世界の壁の高さというものを感じている。もう1人は昨年のMoto2年間3位のレミー・ガードナーだ。レミーは親っさんが伝説のライダー「ワイン・ガードナー」というまさに凄いライダー。そんな彼はKTMセミワークスの「KTM-TECH3」からのエントリー。そして開幕戦の舞台はカタールのロサイルサーキット。第2戦ドーハGPも同じ所で開催される。そして、フリー走行が始まった。今シーズンもホンダは4台。ドゥカティの半分だ。そしてそのうち2台は、日本人ライダーが扱っている。まず1台は俺。もう1台は今年で5年目のシーズンとなる中上貴晶選手。中上選手も今シーズンからスーツをアルパインスターズからイクソンに変更している。そして、ホンダ勢はまず俺が先陣を切ってコースイン。まずはこのコースに慣れる事からだ。そして、このコースにも慣れて行きペースを上げていったその時だった。ハイサイドを起こして転倒。幸い俺は怪我ひとつなく無事。Kabutoメットも思っても無い形で安全性を証明した。本当に軽い割に、なまじ頑丈な為、俺は脳震盪を起こすこと無く普通に歩行出来た。でもコケた時ほど痛いもん無い。俺は直ぐにガレージまで戻り、自分のモータールームへと直行して新たなスーツに着替えた。一応「TECH-Air」というエアバッグは2回使えるけど、過去にそれでカル・クラッチローが鎖骨を骨折しかけてるから基本作動したら使い回しはしないと決めている。ぶっちゃけ言うともったいないと思うが仕方ない。そしてマシンも修復され、すぐにコースに復帰。そしてタイムはなんと全体トップ。これも俺が必死にスペイン語を覚えながら動いてる賜物だと思う。そう、このチームは日本人も居るが基本は英語かスペイン語を使ってる為、それに合わせてる。何故かと言うとエースライダーにマルク・マルケスが居るからだ。弟のアレックスも居るけど、実は兄弟揃ってMotoGPで同じチームだったけど一緒に走った回数の方が少ない。実は俺も過去にアレックスと同じチームで1度だけカテゴリーは違うけど一緒になった事がある。確か4年前の日本GPだったかな?ルティーが負傷して出れなくなったからといって急遽代役でMotoGPクラスに「ワイルドカードエントリー」をした時のチームが「エストレージャ・ガリシア0.0・マークVDS」というチームだった。実はこのチームから出た時に、スペインのノンアルのビールがどんな味か知りたくて、飲んだらかなり飲みやすい上にフルーティーで美味しくて、チームに「俺、このビール気に入ったら5~6本貰って良い?」と聞いたら「それは良かった!気に入ってもらえて!良いよ持ってって!何なら箱単位でいいよ!」という返答が来て俺は当初5~6本貰って行くはずが何故か1~2箱貰ったなんて言う面白いエピソード思い出したよ。そして結果は2位。あのバレンティーノ・ロッシを抑えてのゴールだったからかなり話題になった。話戻すとフリー走行でコケたにも関わらず、トップになりガレージでも話題になった。そして予選もルーキーながらポールを獲得。決勝は、完全にマルケスとの勝負になった。結果は俺のパーフェクトウィンとなった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 改行が全くないので読みにくいかなと…… [一言] やっぱモータースポーツって最高ですね。読んでて面白い
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