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頭蓋骨
昔飲み屋で知り合い意気投合した奴を家に招き酒を飲んでいたとき、チョットしたいざこざから相手を殺した事がある。
殺した事に対して後悔なんてまったく無い。
だいたい俺の家で俺が購入した酒とツマミを飲み食いしているのなら、俺の言ったことに異議を唱えるな! ってんだ。
一円も出さなかったくせにガタガタと人に意見しやがってよ。
何でそんな昔の事をブツブツ言っているのかと言うと、今そいつを埋めた竹藪を偶々見たら埋めた場所から筍が生えてきていて、その先っぽにそいつの頭蓋骨が乗っかっていて殺した時の事を思い出したからだ。




