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保護色


また叔父さんが見当たらなくなる。


叔父さんは昔からうちの家族や親戚に迷惑をかけていた。


桃色の服を好んで一年中桃色の服で過ごし、自殺願望があって増水した川を見れば此処に飛び込めば溺死できるか? とか、高い崖を見上げてこの上から飛び降りれば即死できるか? とかと、一年中呟いている。


やっぱり人様に何を言われようと座敷牢に入れておけば良かったと今更ながら悔やむ。


叔父さんを探して山に行く。


親戚や使用人が何度も確認していたけど風が無いのに満開の桜の木が揺れているのが妙に気になり、桜の木の下に行き上を見上げる。


見上げた私の目に今、叔父さんが桜の木の枝で首を吊りもがいているのが映った。




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