表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/531

玉突き


ヤバい! ガキに見つかった。


早く冷蔵庫の下に逃げ込まなくちゃ。


壁際を全力疾走する。


昔俺は人間だった。


嫌われものってところは変わり無いけどな。


でもこんな壁際じゃ無く、道の真ん中を傍若無人に走ってた。


こんな身体になっちまった時の事は今でも鮮明に覚えている。


爆音を撒き散らしながら走っていたとき、爆音に驚いた犬が仲間のバイクの前に飛び出し撥ね飛ばされる。


撥ね飛ばされた犬の魂が俺の身体に叩きつけられ、今度は俺の魂が身体から飛び出て道の脇のゴミ捨て場にいたゴキブリに衝突してゴキブリの魂を何処かに放り出した。


元の身体に戻る術を知らない俺はそれからゴキブリとして生きているのさ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ