昔と今の物語

焼鳥

昔からうちは焼鳥屋を営んでいる。

店の裏にある広い敷地にある養鶏場で飼われている鶏を捌き調理して客に出す。

産地直送なので美味い肉を安く提供できるのが強みだった。

しかし鳥インフルエンザなどの病により、養鶏場で飼育されている全ての鶏を処分しなければならなくなると強みが逆に弱点になる。

客に提供する肉を他の業者から購入しなければならなくなったから。

だからうちは画期的なシステムを導入した。

広い敷地内にあった養鶏場を潰して大きな工場を造り、今はその工場の中で商品の肉をパーツ毎にクローン培養して客に提供している。