昔と今の物語

５２８話 淘汰

昔、新型肺炎が世界中に蔓延した最初の数年の間、ワクチン接種を拒否したりマスクの着用を拒否したりする人たちが多数存在した。

自身の信念でワクチン接種やマスクの着用を拒否するのは個人の自由だが、その考えを家族や友人など周りの人たちにも押し付け、拒否する事を強制したり、ネットでワクチン接種やマスクを着用する事のデメリットを宣伝したりしたせいで、多数の人たちが新型肺炎に罹患して亡くなる。

新型肺炎が世界中に蔓延してから１０年以上経った今、ワクチン接種やマスクの着用を拒否する人たちはいない、何故ならワクチン接種やマスクの着用を拒否する人たちは皆淘汰されいなくなったからだ。