527話 火薬庫
○0年程昔の第一次半島統一戦争は、海の向こうの大国が珍皮に上陸作戦を行った事で休戦となり、独裁国と隣国は長い間睨み合って来た。
今、第二次半島統一戦争、通称ゾンビ戦争後の半島をどうするかと言う話し合いが行われている。
話し合いに参加しているのは、海の向こうの大国、西の大国、北の大国、東の島国の4カ国。
海の向こうの大国と北の大国はこのまま統一させようと言う。
それに対し西の大国と東の島国は、「あの民族を統一させ1つに纏めたら大変な事になる、2つに分裂していても周りの国に喧嘩吹っ掛ける奴等なんだぞ! 統一させたらバルカン半島以上の火薬庫になるに違いない」と言い張り統一反対を強硬に主張。
この主張が通り半島はまた2分割された。
独裁国には、強盗団と共に国境を越えた妹ちゃんの後を追って国境を越え、豚と間違われて独裁国の人民に食われかけていた所を北の大国の特殊部隊に救われた独裁者様が据えられる。
隣国の大統領には、独裁国の将兵か人民に食われたのか、もしくは東の島国に入国を拒まれ海の藻屑になったのか不明だが、行方不明の蝿大統領に代わり選挙で選ばれた奴がなって、また睨み合いの日々が始まったのであった。




