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521話 そして誰もいなくなった。


私は独裁国から国連本部に派遣されている派遣団の一員。


昔から国交が無い海の向こうの大国にある国連本部に派遣される派遣団は、海の向こうの大国やその同盟国で同じように国交の無い国々の報道陣の取材対象になっている。


今も私は、食料を求めて隣国国境を越えた将兵や人民による侵略は計算された物なのか? と、質問する多数の報道陣に囲まれていた。


「質問されても私たち自身、寝耳に水で、何が何やら分からないのです」


プルルー、プルルー。


押し問答を繰り返していた私のスマホに着信があった。


スマホを耳に当て返事する。


「はい、私です。


え? エエー……………………あ、あの、本当ですか?


それはそうですが…………は、はい。


ありがとうございました」


電話を掛けてきた相手の言った事が理解できず、私はスマホを睨み続けていた。


「質問を続けて良いですか?」


取材者の1人が声をかけてくる。


その声で我に返った私は会話した内容を報道陣に話す。


「電話を掛けてきた相手は、我が独裁国に駐在する西の大国の大使です。


彼に告げられた内容は………………。


我が国の首都はゴーストタウン化していて、人民も、役人も、独裁者様の姿さえ見当たらないとの事。


何が起こっているのか私の方こそ知りたい…………、だ、誰か、教えてくれませんか?」











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