表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
519/531

519話 弁当


昔、東の島国でオリンピックが開催された時、隣国の選手団は、放射能で汚染された農作物で作られた料理なんか食ってたまるかと弁当を持参する嫌がらせを行った。


今、独裁国の飢えた兵士に侵略されて多数の隣国人が東の島国が入国を拒否しているにも係わらず、何処からかゴキブリのように東の島国に潜り込む。


東の島国政府は仕方なくそいつ等を集め難民キャンプに収容する。


難民キャンプに収容され人心地着いた途端、隣国のクソ共は外国の報道陣に対し、「東の島国は我々隣国人に、放射能で汚染されたF県産の農作物を食わせている」と訴えた。


外国の報道陣にその事を問われた難民キャンプの係官が反論する。


「放射能で汚染された農作物を食わせるなんて事はしていません!


F県産の農作物はF県の農家の方々には申し訳無いですが、国内でも風評被害のため、品質は近隣県産の物と変わらないのに近隣県産の農作物より安い値段で流通しています。


ですから我々は招かざる客の難民にF県産の農作物を支給しているのです。


あなた方のお国の難民キャンプで、安い食材があるのに態々高い食材を難民に支給している国があるのなら私達も考えを改めますがね。


だいたいF県産の農作物を食べたく無いと言うのなら、オリンピックの時のように弁当を持参すれば良いのですよ」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ