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497話 崇拝の対象
昔、ある独裁国は海の向こうの大国の逆鱗に触れ滅ぼされた。
独裁国の後ろ楯になっていた西の大国と北の大国とは話がついていたらしく、海の向こうの大国は、独裁国と同じ民族の国隣国から駐留軍を引き揚げ独裁者の兄妹を捕まえて引き揚げた。
それにより独裁国は、国連の統治下とは名前だけの西の大国と北の大国に統治される。
独裁国で搾取されるだけだった一般市民は今までより暮らしが良くなり喜ぶ。
独裁者の親族達は逮捕されなかったが暮らしていく術を持たず乞食になり、働く事無く裕福に暮らせた天国から最下層の地獄に落とされた。
独裁者の下で一般市民を弾圧し搾取していた木っ端役人供は、ある動物を崇拝する新興宗教を作りその動物を拝んでいる。
その動物とは豚。




