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475話 非常事態宣言


昔、お祖父様が建国した。


毎年建国を記念して軍事パレードが行われる。


今年は妹の演出で真夜中に行われた。


夜空に花火が打ち上げられ、電飾で飾り付けられた飛行機の編隊が次々と夜空を横切る。


僕は集まった首都の市民に向けて演説した。


自然災害で痛手を受けた地方に首都の市民で結成された部隊が派遣された事を感謝し、配給が滞った事を泣きながら謝罪する。


僕の演説に市民や軍事パレードに参加した兵士たちは、大声で僕の名前を叫び讃え涙した。


今、独裁国家の首都では非常事態が宣言され隔離されている。


首都に住む殆ど全ての市民が集められた会場で大勢の市民が一斉にマスクをせずに大声で叫んだせいで、新型肺炎に罹患する者が続出しているのだった。





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