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438話 厄介払い
昔から垢やそれに類似する主義の国では主義に反対したり逆らう奴等を抹殺するため農業振興と言う名目の下、その作業に不慣れな都市部の住民を荒れ地に送り込んだ。
西の大国の毛沢山や、カボチャ国のポンポコリンがよい例だろう。
今ある国でも台風で甚大な被害を受けた農村部に、首都の住民で構成された部隊が応援として送り込まれた。
彼等は配給される物資が少ない事や遅配される事に文句をつけた者達やその家族。
厄介払いと送り込んだある国の独裁者の思惑は、配給の無い農村部で餓死してしまえだった。




