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434話 手抜き


僕は昔から密輸入した車で公道を傍若無人に走り回った。


正規のルートで輸入され制限速度を守りトロトロノタノタ走る奴等の車を、フルスピードでブッチ切る。


パパの跡を継いで3代目独裁者になった僕は部下に、僕だけが気持ちよく走れる道の建設を命令した。


今僕は出来上がった道を、密輸入した東の島国のメーカー製の高級乗用車のハンドルを握り走る。


窓を開け叫ぶ


「気持ちイイーー!」


あれ? あれなんだ?


「ヒィ! 止まれェー!」


ブレーキを力一杯踏んだけど止まりきれず、僕を乗せた車は道路に開いた穴に落ちた。


ドカァーン!


独裁者が直接命令して建設された道路でも資材の横流しや手抜き工事が行われ、出来上がったばかりの道路の一部が大きく陥没していたのだった。




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