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401話 狭間


昔、私の感覚では昔だが時計の針はここに来てから1秒も進んでいない。


私はある国の特殊部隊に所属していてあの日、祖国に楯突く過激派のアジトを奇襲する為に1万メートル以上の高空からフリーフォール降下を行っていた。


部隊の仲間たちと共に大空に飛び出し自由落下中、虹色に光る変な雲を突き抜けたら周りの風景が一変する。


それまで私の眼下には緑のジャングルが広がっていたのに、雲を突き抜けたら灰色の空間しか目に入らなくなった。


そして上下左右もおかしい事に気がつく。


5000万年以上前に地球上に生息していた大きな翼竜のような生物が逆さまの状態で右から左に横切って行き、プロペラが回転していない第二次世界大戦時の攻撃機数機が斜め上から斜め下に飛んで行く。


翼のある生物や航空機ならまだ理解できるが、古代のガレー船や国籍は確認出来なかったが潜水艦まで飛んでいた。


子供の頃読んだSF小説の次元の狭間に入り込んでしまったのかも知れない。


今も私は上に向けて落ち続けている。




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