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400話 嘲笑う
昔高校生の頃私は同級生の不良共に虐められていた。
殴り蹴りされるだけで無く学校の食堂で無理矢理昼飯を奢らされる。
その不良達のボスだった奴が、高校2年の夏休みに無免許で運転していた車で事故を起こし、両手両足を切断しただけで無く脊髄を痛め自発呼吸ができず呼吸器をつけられて寝かされていると聞き、私は腹を抱えて笑い転げたものだ。
あれから30年経った今も、そいつが入院している病院に行く度にそいつが寝かされている病室を訪ね、そいつの耳元で「ザマミロ、ハハハハ」と嘲笑っている。




