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384話 響き渡る犬や猫の鳴き声


昔、私が住んでいる大きな屋敷では犬や猫の鳴き声が響き渡っていた。


屋敷の持ち主は広い土地を持つ大地主で大金持ちの祖父。


祖父は外国の珍しい犬や猫を買い求め、屋敷の庭で放し飼いにしていた。


放し飼いにされている犬や猫は勝手に番になり、子犬や子猫を産み落とす。


同じ種類の犬や猫同士で産んだ子犬や子猫なら良かったのだが、違ったときは「こんな雑種なんていらん」と祖父が言い保健所に連れて行かれる。


保健所に子犬や子猫を捨てに行った使用人が帰って来ると皆一様に、「頭が痛い、肩に何かが乗っかっているように重い」と訴えた。


捨ててきた子犬や子猫の代わりに何かの霊でも貰って来たのかと思った事を記憶している。


祖父が亡くなったあと飼われていた犬や猫は跡を継いだ父の命令で全て処分された。


それなのに何故か犬や猫の鳴き声が今も屋敷の中に響き渡っている。




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