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374話 貧富の差


昔、大金持ちで広い土地を所有していた隣の家の老夫婦に、「貧乏人共が家の周りを彷徨くな!」などと何時もうちの家族は罵声を浴びせられていた。


私が小学生高学年の頃その老夫婦の姿が見えなくなり、暫くすると老夫婦が暮らしていた大きな屋敷も取り壊され更地になる。


死んだのかな? と思い母に問うと、家と土地を処分して有名な保養地にある介護付きの有料老人ホームに夫婦で入所したと教えられた。


それから40年経った今、私たち兄弟は両親に言われる。


「あんた達に残してやれる金なんて無い。


寧ろ借金がある。


私たちは此れから山に山菜取りに出掛けるから、明日か明後日にでも警察に捜索願いを出しなさい」


そう言い残して両親は山に行き崖の下に転落死しているのを警察の捜索隊に発見される。


私たち兄弟は保険金を受け取りその金で両親の借金を返済した。




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