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373話 体重測定


今日は国民に義務づけられている体重測定の日。


昔、同居している曾曾婆ちゃんが子供の頃に地球統一政府ができ、地球上に住む350億人の人たち全員が平等に食事を摂る事が出来るようにする為に設定されたんだって。


私は朝学校に出掛ける前に家の体重計で計ったら、年齢毎に定められている体重を大きく下回っていたから安心している。


でも隣の家のミキちゃんの顔は真っ青。


彼女チョット見ただけで太っているって分かるもんね。


政府の人の監視の下体重測定が始まり定められた基準値を上回っていた人たちが、校庭に止められているトラックの荷台に押し込まれている。


皆口々に「助けてー!」「死にたくない!」「嫌だぁー!」と叫んでいた。


基準値を上回った人たちは貴重な食料を無駄に浪費したと見なされ、飼育する余裕が無くなった家畜の代わりに肉にされ、基準値を大きく下回った国民に支給されるの。


だから家に帰るのが今から楽しみなんだ。





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