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人類絶滅。
昔未知の伝染病が全世界で蔓延した。
ワクチンが出来るまで世界の経済は麻痺し、石油や石炭の消費が減り地球温暖化が阻止されるかと思われたが、ワクチンが出来上がり世界中の人たちが接種すると麻痺ししていた経済が元に戻り、石油や石炭の消費も増える。
地球温暖化を警告する少数の人の声は、経済が麻痺した事により、生活苦になり自殺を考えるように成る程追い込まれていた大部分の人たちに無視された。
結果、南極大陸を覆っていた氷やロシア、アラスカ、カナダの永久凍土が消え、それらの氷に閉じ込められていた菌やウィルスが大気中に放たれる。
今人類は、沢山の凶悪な未知の伝染病に襲われ人類絶滅も時間の問題と言われるようになっていた。




